「#わきまえない女」とツルヤの全員PCR検査
梅は咲いたか
桜はまだかいな♫
歩きながら梅の花を見ると、
この小唄のフレーズが、
口をついて出てくる。
私のイメージは高田浩吉の声だ。
明治44年生まれ、平成10年没。
古すぎるけれど、
女優の高田美和さんの父親。
その美和さんもいまや74歳。
今日の関東地方は、
キリリと晴れたものの寒気に覆われ、
しかも乾燥していて、
湿度指数がひどく低い。
千葉県館山市では、
最小湿度がなんと6%。
東京も横浜も17%。
しかしその乾燥した空気の中で、
発言が発言を呼ぶ。
森喜朗元首相に加えて、
二階俊博自民党幹事長も。
「#わきまえない女」
このハッシュタグが付いた発言が、
日本中を飛び回る。
Twitterのトレンド1位となった。
コロナ禍以来、何度も引用しているが、
イタリアの人気作家パオロ・ジョルダーノ。
「コロナは今、
僕らの文明を
レントゲンにかけている」
我らの文明のレベルが、
レントゲンにかけられている。
ジョルダーノは続ける。
「恐怖にも浸され、
頭がいっぱいだけど、
それでも
今までとは違った
思考をしてみるための
空間を確保しておこう」
そう、コロナ禍前とは違った思考が必要だ。
そのための空間、そのための時間を、
確保しておきたい。
それがないから、変な発言が飛び出す。
「川崎洋詩集」より。
木
木は遠足に行かない
木はしっこもうんこもしない
木は眠るのも立ったまま
木はくしゃみをしない
木はソフトクリームを食べない
ほんとうは
木は
口笛を吹くのかもしれない
泣くことだってあるかもしれない
一人ごとを言うのかもしれない
でも
木は木を切らない
そして
百年も千年も生きる
〈「こどもの詩」より〉
川崎洋さんは1930年、
東京都生まれの詩人。
2004年、74歳で逝去。
絵本作家、童話作家、放送作家.
今日の商人舎流通スーパーニュースから。
ツルヤnews|
全店・全従業員に月1回「定期PCR自主検査」
(株)ツルヤは、
全従業員の定期PCR自主検査を実施する。
検査開始日は2月10日(水)で、
月に1回の頻度で検査を行っていく。
対象はツルヤ全店に従事する5010名。
正社員、嘱託社員、
パートタイマー、アルバイト、
シルバー採用者。
店舗内テナントの勤務者・派遣者も、
そのテナント企業の判断になるけれど、
対象とする。
会長の掛川興太郎さん、
社長の掛川健三さん。
ツルヤらしい判断だ。
もちろんPCR検査をしても、
100%の確度はない。
しかし安心して働くことができる。
顧客も安心して店にやってくることができる。
相手がコロナウイルスだからこそ、
店で働く人たち全員が、
例外なく対象となる。
今、例外なしの全員で、
ウイルスに対応しなければならない。
国民が割れていてはならないし、
割れる発言は厳に慎まねばならない。
最後に私の著書『Message』から。
私の好きな人
笑顔の人。
はっきりとした人。
晴れやかな人。
機敏な人。
元気な人。
清潔な人。
素直な人。
明るい人。
意欲ある人。
勇気ある人。
正義の人。
まっ正直な人。
優しい人。
耐える人。
辛抱強い人。
太っていても、やせていても。
大きくても、小さくても。
若くても、老いていても。
女でも、男でも。
外国人でも、日本人でも。
貧しくても、豊かでも。
心の力を持つ人。
頭の力のある人。
言葉の力を有する人。
私の好きな人。
ほんものの商人。
素晴らしい人間。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
結城様。お世話になります。
著書「メッセージ」第2版を愛読しています。『使うメッセージ』として。
2004年、3月1日発刊ですね。
再出版をお願い致します。Amazonで検索すると、在庫は古本しか在庫がありません。
発行者が商業界なんで、難しいのかともおもいますが、よろしくお願いいたします。
田中文夫さま
ご愛読ありがとうございます。
㈱商業界があんなことになってしまって、
単行本は絶版です。
商人舎から「Message」の出版を考えています。
ご期待ください。