結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年03月15日(月曜日)

参院予算委員会の「大臣規範」と矢沢永吉の「本気で生きる」

Everybody! Good Monday!
[2021vol⑪]

2021年第11週。
そして3月第3週。

毎年、何度も繰り返す。

一月、往ぬる。
二月、逃げる。
三月、去る。

五木ひろしではないが、
三月は行って行ってしまう。

もう半月が経過した。

私のオフィスの窓から見える桜。
もう満開だ。
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商人舎事務所の裏の遊歩道。
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ランチのついでにスナップ写真。IMG_21671

マスクを外してスマイル。
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通常国会では、参議院予算委員会。

集中審議には、参考人が出席。
日本電信電話㈱の澤田純社長、
㈱東北新社の中島信也社長。

澤田社長は、
菅義偉首相や武田良太総務相との
会食の有無について、
「控えさせていただく」

首相や武田総務相は、
「国民から疑念を招くような
会食に応じることはない」

こういう場合、通常は、
「会食はあった」

別に会食が悪いわけではない。
ただし、大臣規範がある。

「大臣規範」は2001年、
小泉純一郎首相のときに閣議決定された。

やっぱり小泉さんですな。

その中に、
「倫理の保持に万全を期するため」とある。

「関係業者との接触に当たっては、
供応接待を受けること、
職務に関連して
贈物や便宜供与を受けること等であって
国民の疑惑を招くような
行為をしてはならない」

大臣として、
これに違反してはならない。

この件に関して、
加藤勝信官房長官の発言は、
明らかにまやかしだ。

春うらら。

こんなやり取りを続けていては、
いけないと思う。

さて、商人舎流通スーパーニュース。
U.S.M.Hnews|
2月既存店1.2%減/カスミ3.2%増もマルエツ・MV関東減収

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱。
2月の既存店の成績が怪しくなってきた。
客数8.0%減、客単価7.4%増。
売上高は1.2%減。
今期初めてのマイナスとなった。

昨年はコロナ特需があった。
その反動が出た。

それにユナイテッドの商勢圏は、
1都3県に完全にかぶっている。
緊急事態宣言のために、
客足は伸びなかった。

総売上高も前年比1.4%減。

U.S.M.Hは、
㈱マルエツ、㈱カスミ、マックスバリュ関東㈱、
3社で構成される。

マルエツの既存店売上高は4.2%減。
客数11.1%減、客単価7.8%増。

カスミの既存店売上高は3.2%増。
客数3.8%増、客単価は7.2%増。

マックスバリュ関東の既存店売上高は3.4%減。
客数8.8%減、客単価は5.9%増。

カスミだけよかった。
茨城県は緊急事態宣言の枠外だからか、
カスミの頑張りか。

両方だろう。

しかし風向きが少し変わってきた。
心せねばならない。

さて久しぶりに、
ほぼ日の糸井重里さん。
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「ま、だいたいなにかの
トップに立っている人というのは、
まちがいなく”頭のいい人だなぁ”と
思わせてくれる」

糸井さん、こういう話題のときは、
いつもちょっと照れる。

頭がいいということの定義は、
あいまいなのだけれど、
“考えに非凡さとキレがある”
という感じだろうか」

「そして、
“なにも考えてない”ということが
絶対にない」

「ご本人は”なにも考えてない”と
言ったりもするが、
考えてなかったつもりで、
実は考え終えてもいそうだ」

「人と同じような道筋で
考えてないだけなのだろうと思う」

「そういう人の代表みたいな
矢沢永吉というスターがいて、
ずっと長い間、
“すげぇなぁ”と思わせてもらってる」

言いたかったのは、
矢沢のことだ。
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「どういう時代になっても、
どういう状況になっても、
“頭のいい人だなぁ”と
感心してしまうのだが、
ほんとうは”頭のいい人”である部分は、
おまけである」

言いたかったのは、
この「おまけ」のことだ。

「本筋のところでもっとも大事なのは、
“本気になれる”という
こころのありようだろう」

堺屋太一さんも、
震災の時に言っていた。
「必要なのは、
本気のプロデューサー」

「若い時分のことを、
“そのときどう考えていたの?”と
質問すると、よく、
“なにも考えてなかったんじゃない?”
と、じぶんのことなのに、
本人が笑ったりする」

矢沢。
「考えるもなにも、とにかく必死だったのよ」

糸井。
「”とにかく必死”な人には、
“現在”が見えているのだ」

「いま、ここで、すぐに、
なにをするべきなのか?
それを、若いときばかりでなく
続けられた人が、
長いことトップにいる人に
なるのではないだろうか」

これ、矢沢のことだけれど、
糸井自身に言い聞かせている。

このあと糸井はYouTubeで、
CAROL時代の矢沢の映像を観る。
「とにかく必死」だった若い矢沢。

「どんな動きで、どんな声で、どんな表情で、
どんなことばで、彼が生きていたのかが、
鮮明でない録画からくっきり見えてくるのだ」

「過酷なジャングルを突っ走る
猛獣のようだった」
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「これだけ本気で”現在”を生きていたら、
頭の回転も速くなるし、
判断力も研ぎ澄まされてくるよ」

本気で、現在を生きる。

糸井はそれが言いたい。
私もそれは言いたい。

しかし残念だが、
今の国会の菅さんには、
それが感じられない。

2001年の小泉には、
それがあったと記憶している。

コロナ禍の今、
私たちにも必要なのは、
本気で生きることだ。

では、みなさん、今週も、
「本気で生きる」

Good Monday!

〈結城義晴〉


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