「要」「急」の小売業DXとセブン&アイ決算のコンビニ9割
今日は午前中、
ブルーチップ㈱の皆さんが来社。
4月21日に緊急Web講演会を開催する。
主催はブルーチップ。
㈱商人舎と㈱True Dataが共催。
無料セミナーです。
その打ち合わせ。
テーマは、
「要」「急」の小売業DX
「要」「急」は、不要不急ではないという意味だ。
セミナーに登壇するのは、
宮本洋一ブルーチップ社長、
米倉裕之True Data社長、
越尾由紀同執行役員。
そして結城義晴。
私の隣から常務取締役の中野茂さん、
今回のプロジェクト担当の遠藤啓史さん、
そして執行役員の大島一太さん。
みんなが持っているのは、
セミナー概要と特別招待券。
4月21日水曜日、14時から15時30分。
メニューは、
[第1部]誰でもわかるリテールDX
〈結城義晴〉
[第2部]顧客理解に活かす「攻めのDX」
〈米倉裕之・越尾由紀〉
Web講演会だから、
まだまだ枠はある。
ブルーチップと取引のある会社は、
営業担当に聞いてください。
それ以外の皆さんも、
ブルーチップまたはTrue Data、
あるいは商人舎に、
問い合わせてください。
商人舎の場合はinfo@shoninsha.co.jp
午後には、大越鉄夫さん。
そう、有名な「てっちゃん店長」
5月末まで、㈱かましんの所属。
円満に定年退職して、
そのあとコンサルタントに転身する。
スーパーマーケット店長の教育や訓練、
さらに副店長、チーフから、
パートタイマーまで、
教育・訓練を中心に活動する。
その店長を中心にした、
ストアマネジメントが専門。
もちろん製造業、卸売業にも、
多様な指導やコンサルティングをする。
いいコンサルタントになることは、
結城義晴が保証しよう。
私と同じように、
毎日更新ブログを書き続ける。
その意味で結城義晴の同志だ。
「てっちゃんの店長日記」
そしてこの「てっちゃん」ブログのファンが、
「てっちゃん会」という組織をつくった。
非公式の、個人参加の、
商人ネットワークだ。
このてっちゃん会こそ、
大越さんのリーダーシップを物語る。
商人舎の活動にも、
さまざまな局面で協力してもらうつもりだ。
さて2021年2月期決算の結果が発表されている。
商人舎流通スーパーニュース。
セブン&アイnews|
年商5兆7667億円13.2%減・経常利益14.5%減
コロナ禍の「キャズム」決算。
営業収益5兆7667億円で、
前年同期比13.2%減。
年商は6兆円を割ってしまった。
しかしコンビニの加盟店を含めた、
「グループ売上げ」は、
11兆円449億円で前年比7.9%減。
コンビニ事業は、
セブン‐イレブン・ジャパンと、
セブン‐イレブン・沖縄、
米国7-Eleven,Inc.。
セブン&アイ全体の営業利益は、
3663億円で13.7%減、
経常利益は3574億円で14.5%減、
純利益は1793億円で17.8%減。
それでも営業利益率は6.4%、
経常利益率は6.2%。
国内コンビニ事業は、
(株)セブン‐イレブン・ジャパンと、
セブン‐イレブン・沖縄。
その営業収益は9208億円(5.2%減)、
営業利益は2342億5800万円(8.7%減)。
減収減益ながら25.4%の高営業利益率。
国内全店売上高は4兆8706億円で2.8%減。
一方、海外コンビニエンスストア事業は、
営業収益2兆1914億円(20.0%減)、
営業利益は981億円(3.8%減)。
海外でもCOVID-19野影響で、
減収減益となった。
しかし米国内既存店の商品売上高は、
ドルベースでは前年を上回った。
営業利益もドルベースでは前年増。
セブン&アイ全体の営業利益に占める、
日米コンビニ事業の営業利益は、
90.7%となって昨年の84.5%を、
6.2ポイント上回った。
スーパーストア事業は、
㈱イトーヨーカ堂、㈱ヨークベニマル、
そして㈱ヨークなど。
トータルの営業収益1兆8109億円(2.1%減)、
営業利益296億8300万円(39.3%増)。
収益性は少し戻ってきた。
㈱イトーヨーカ堂の営業利益は、
77億8100万円(19.3%増)。
㈱ヨークベニマルは、
165億4800万円(26.3%増)。
㈱ヨークは、53億5400万円。
昨2020年6月1日付で、
ヨークマートから商号変更し、
首都圏食品スーパーマーケット事業を再編。
㈱セブン銀行の営業収益は1989億円(8.5%減)、
営業利益は480億7700万円(10.3%減)。
減収減益だった。
期末国内ATM設置台数は2万5686台で、
前期末より492台増加。
1日1台当たりの平均利用件数は89.7件。
前年同期差2.3件減。
スーパーマーケット、
とくにヨークベニマルは、
コロナ禍の巣ごもり特需などもあって、
増収増益の絶好調である。
それでもコンビニエンスストア事業が、
全体の営業利益の9割を占める。
そのうえ米国スピードウェイを買収して、
営業利益1000億円にとどきそうだ。
セブン&アイ・ホールディングスは、
コンビニのチェーンストアとして、
世界戦略を展開する。
私は今度の単行本に、
そのように書いている。
コロナは企業の将来の在り方を、
くっきりと見せてしまった。
企業だけではない。
商人一人ひとりの将来も、
少し早めて見せてくれる。
それを真摯に受け止めたいものだ。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
結城先生、昨日はお忙しい中お時間を頂きありがとうございました。
先生とのお話の中で「変化の時代に選びうるのは、確実な損失か、不確実な利益かのいずれかである」のフレーズに新たな覚悟持って出航する決意を頂きました。
しかしそんな荒波に敢えて出航することで大きなチャンスを見出していきたいと思っております。
今後とも宜しくお願い致します。
大越鉄夫さま
私の著書『Message』にあります。
「勇気とは、
未知なる世界に一歩、
目隠しで踏み込む
心のあり方だ」
それはいま、
日本中、世界中の人々の気分でしょう。
大越さんは、
そのなかでとくに大きな変化への旅立ちです。
おめでとう。