渥美俊一「チェーンストア産業づくり」と結城義晴「商業の現代化」
今日から、アメリカ出張です。
ラスベガス、
ロスアンゼルス、
フェニックス、
オースティン、
ダラス、
そしてニューヨーク。
17日間になります。
アメリカ最新レポート。
ご期待ください。
臨場感のある映像と視点。
結城義晴なりの観点。
お届けします。
今夜は、この出張のために、
たまった原稿書きで徹夜に近い状態でしょうか。
しかし、向こうでの時差を飛び越えるのに、
この方法、悪くはありません。
いつものことです。
このブログは、その名称のごとく[毎日更新]する所存です。
しかし、時間は少しぶれるかもしれません。
携帯電話からのブログアップになるかもしれません。
お許しください。あらかじめのお断り。
さて、2日、金曜日。
東京青山のペガサスビル訪問。
ご存知、渥美俊一先生と面談。
日本リテイリングセンターチーフコンサルタント。
「日本におけるチェーンストア産業づくり」を
ライフワークに掲げた現在の商業指導家第一人者。
私は、30年前の㈱商業界入社時点から、
渥美先生にはずっと、薫陶を受け続けた。
入社後、『販売革新』編集部に配属され、
それ以来、2002年に編集長を退き、
「編集人」として専務取締役の業務に専念するようになるときまで、
ほぼ毎月のインタビューを欠かさなかった。
編集長になるときにも、
取締役や専務に昇格するときも、
そして社長に就任したときも、
その社長を退任したときも、
必ず相談に応じてもらった。
商業界40周年記念の単行本『商業経営の精神と技術』は、
渥美俊一が語り、結城義晴が綴り、編んだ本であった。
60年間の商業界の歴史の中で、
3本の指に入るベストセラー・ロングセラーとなった。
その渥美先生に、退任以来、初めての報告。
まったくの偶然にも、
先生からのアドバイスの第一は、
「時間の使い方」と「自己育成」の方法。
私が昨日のブログで書いた
上野光平先生の「戦略的時間管理」に通ずるもの。
要点は、以下の2点。
時間の3分の1はフィールドワークに使え。
情報収集と情報処理が決め手である。
詳しくは、明かせない。
私の財産だから。
アメリカチェーンストアに関しても、
アドバイスを受けた。
私は、気分爽快、青山を後にした。
渥美俊一は「日本のチェーンストア産業づくり」
結城義晴は「日本商業の現代化」
テーマ実現への貢献度では、足元にも及ばないかもしれないけれど、
テーマ自体の大きさでは、負けません。
当然ながら、共有できるところはたくさんある。
しかし、やはり私は商業界育ちなのだと、つくづく思う。
「現代化」というテーマ資源の中には、
チェーンストアもある。
インディペンデントもある。
国際級で超巨大なコングロマリットの誕生も必要。
「小さな店であることを恥じることはないよ」の店の存続も不可欠。
コモディティリテーラーもノンコモディティストアも。
中央集権的企業も、地域商業も。
両者の真の競争が、商業の現代化を実現させる。
私は、どちらも、正しい経営とイノベーションがあれば、
必ず生き残り、成長することができると思う。
正しさから外れて修正が効かず、
自己変革力を失った企業や店が、
大きくても、小さくても、
中くらいでも、
潰れる、滅びる。
あのアメリカでも、巨大にして倒産する企業が後を絶たない。
小規模にして、強い店が隆々と息づいている。
それを、私は、確かめに行く。
行ってきます。あとはよろしく。
<結城義晴>
2 件のコメント
アメリカのレポート楽しみにしています。
今の日本のSMに欠けているのは「エンターテイメント」「何か楽しいよね」「買いたいものがたくさんあるね」「この店には感心するね」などのことだと思います。アメリカのSMでこのようなことが感じる店があったら是非紹介して下さい。
長期の出張ですので体調には気をつけて行ってきて下さい。
浅香先生、ありがとうございます。
今、こちらの時間で11月3日午後、6時41分。
日本時間4日の午前10時41分。
ラスベガスのホテルに到着。
空港から店に直行で、もう10店見ました。
一人旅のため緊張する上、寝てないし、
へとへとです。
でもこれから ブログつくります。
まずは前口上から。