12月商戦Enjoyしながら、Something Differenceを探せ!
Everybody! Good Monday!
この1カ月を楽しみましょう。
人生の喜び、これ以上のことなし。
12月商戦があるから、
商人をやっているんだ。年末商戦があるから、
商売、やめられぬ。
そう思えるくらい楽しんでみよう。
運動会の朝、
腕白小僧は、考えた。
「今日の日のために学校があるんだ」遠足の朝、
ネボスケもみんな、飛び起きた。
「とうとう、この日がやってきた」
なんだか、
わくわくして、
駆け出したくなるような気分。
心の底から、
力がわいて、
飛び上がりたくなるような気持ち。
それが、
商人にとっての、
12月商戦。
だって、黙っていても、
いつもよりたくさんのお客さんが、
来てくれる。
すべてのお店に、
普段より多くの来店が、
ある。
そのお客さんたちが、
買おう、買おうと、
やって来てくれる。
良いものないか、
安いものないか、
お客さんたちもやる気満々。
居ても立ってもいられず、
早起きして、
店に行き、店を開ける。
「商売、ショーバイ」
「仕事、しごと」
「繁盛、ハンジョー」「うふふ」
こんな感じでしょうか。
HEBプラスの12月向けカード&パーティグッズ売場
さて、話は変わって、
イオンは11月29日、「トップバリュ24品目の値下げ」を発表。
まさにコモディティグッズの「ロールバック」。
それを11月30日から展開する。
加工食品18品目、日用雑貨6品目。
500ミリペットボトル飲料など88円を78円に。
ウォルマートが展開するハイ&ローのロールバック方式。
プライベートブランドを強く訴求し、
ブランドの位置づけを明確にし、
ブランド価値を高める戦略。
「トップバリュ」はエコノミーブランドであることの表明。
ナンバー1コモディティグッズ・ブランドを目指すことの意思表示。
8月7日から年末12月31日までの、
「ナショナルブランド価格凍結宣言」と呼応して、
プロモーション効果は絶大。
イオンは、これに先駆けて、
27日、花王との共同キャンペーン、
28日、三洋電機との協働商品開発を発表。
このあたり、他のチェーンに比較して、抜きん出た素早さ。
私は、このイオンの出方。
イオンとしては、見事であると思う。
私が、イオンのコンサルティングをしている立場ならば、
お勧めする政策である。
ナンバー1小売業は、マス・マーケットを狙う。
マス・マーケットはコモディティ分野に広がる。
だからコモディティのエブリデー・ロープライスと、
コモディティのロールバックを、
12月商戦に向けて、仕掛ける。
これに対して疑問を呈する筋合いは、
誰にもない。
とりわけてプライベートブランドは、
メーカーとの専属契約みたいなもんだからである。
一方、仕掛けられた側はどうか。
その対応策が、問われている。
たとえば、北海道のアークスは、10月30日、
11月1日から1月31日まで、「食卓応援価宣言」第二弾を発表。
先手を打って、仕掛けた。
シジシージャパンと組んでの展開。
こちらも、コーペラティブ・チェーンとして、
コモディティ・リテイラーを標榜しての作戦行動。
かくして、コモディティ・ディスカウンターの面子はほぼ確定。
冷たいようだが、他は、
「それに引き離されない作戦」。
もしくは「そんなの関係ねぇ作戦」。
これも、決して悪くはないし、
市場が狭いわけでもない。
むしろノン・コモディティのマーケットこそ広がっている。
私の持論。
しかしここに、何が、必要か。
それは、イオンとの違いはこれですよ、という、
「これ」。
あなたの店に、
この「これ」はありますか。
英語で、
Something Difference
日本語で、
「差異性」
この「差異性」を、
画然と表現する。
水元均流に言えば「見える化」する。
12月は、大勢やってきてくださるお客さんの顔を見ながら、
Something Differenceと「差異性」を確認し、表現するとき。
皆さん、本当に充実した楽しい日々がやってきましたね。
おめでとう。
ウォルマート・プラノ店
運動会の朝、
腕白小僧は、考えた。
「今日の日のために学校があるんだ」遠足の朝、
ネボスケもみんな、飛び起きた。
「とうとう、この日がやってきた」
なんだか、
わくわくして、
駆け出したくなるような気分。
心の底から、
力がわいて、
飛び上がりたくなるような気持ち。
それが、
商人にとっての、
12月商戦。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>