サミットの「おいしさ研究会」と消費者室・浅岡健一さんのこと
アメリカから帰って、
どうも体調がよろしくない。
12月中旬には、血糖値の検査が待っているし。
そこで、俄か健康促進策。
効果は、ジワリとしたものに違いない。
しかし、精神的には、効用あり。
さて、12月3日、13時過ぎ、東京。
井の頭線に乗って、西永福へ。
サミット本部訪問。
駅から歩いていくと、
次々に、顔見知りの面々に出会う。
つい、今しがたまで、
月曜日の経営幹部会議が行われていたとのこと。
人事部マネジャーの藤谷佳且さんとミーティング。
今週、金曜日に同社店長連絡会で講演。
本部管理職、商品部の皆さんも聴講してくださって、
200数十名になる。
藤谷さんは、
10月のアメリカ視察セミナーに参加してくださった。
丁寧な打ち合わせが出来た。
感謝。
その後、石井正明さんも加わってくださって、
楽しい懇談。
石井さんは、営業企画担当常務執行役員。
この11月に私がコーディネートした米国視察に参加してくださった。
いわば、「同じ釜の飯を食った仲」。
いいもんです。
こういうのは。
コミュニケーションは、
同じ目的で、
統一された意識のもと、
ある一定期間、
共同の行動をとることによって、
生まれる。
それを、確認することは、
いい気分のものです。
藤谷さんも、石井さんも、日本でも、アメリカでも、
私の考え方や行動を知り、理解してくださっている。
私も、彼らの考え方や行動を、了解している。
だから、良いコミュニケーションが出来る。
サミットは、「おいしさ研究会」なるものを開いている。
毎週3回、お昼時、本部で。
自社の店舗と有力競合店から、商品を購入してくる。
生鮮食品、日配品、惣菜、パンなど。
それを本部のパートタイマーさんに調理してもらう。
家庭とまったく変わらぬ条件、変わらぬ味で。
それを、そのときに本部に居る幹部、社員で試食する。
田尻一社長も、もちろん営業企画責任者の石井さんも。
そこで客観的に評価する。
客観的とは、自社商品を贔屓目に見ない、ということ。
その上で、個人的な味や鮮度に関する意見、感想は、
どんどんぶつける。
こうして評価し、検討し、改善策を出す。
これが、「おいしさ研究会」。
ペガサスクラブの渥美俊一先生の項で論じた「現場主義」そのもの。
サミットは、こういった統一行動を徹底する企業である。
徹底とは、
①厳密に、
②詳細に、
③継続すること。
①厳しく
②細かく
③続けること。
帰り際に、浅岡健一さんにお会いした。
15年から20年位前に経営計画室長で、お世話になった。
その後、消費者室長として力を発揮された。
現在、定年され、
パートタイマーとして、消費者室勤務。
消費者対応の超ベテラン。
懐かしさがこみ上げて、思わず、固い、握手。
互いに頭も薄くなったけれど。
㈱商業界時代から、私が、立場もわきまえず、
「サミットファン」を公言していたのは、
同社のこういった社風に惹かれるからである。
浅岡さんが、元気に働いていらっしゃることを知って、
今日一日、幸せな気分だった。
ありがとうございます。
<結城義晴>