ジジの追憶[日曜版]
ボクが生まれたのは、
2005年、3月。
横浜・保土ヶ谷のヤマダ家。
みつごでした。
ボクたちのばあい、
あたりまえ。
みぎが、ミルキー。
まんなかが、ヘーゼル。
そして、
ひだりがボク。
ジジ。ミルキーとヘーゼルは、
おんなのこ。ボクだけ、
おとこのこ。母さんのなまえはミント。
父さんは、
ジンジャー。
母さんはぼくを
とても
かわいがってくれました。
ボクを、
だっこして、
ボクのかおや
ボクのからだを
なんどもなんども、
なめてくれました。
きれいな母さんです。
母さんの右下に、
くっついて寝てるのがボクでした。
ミルキーやヘーゼルと
いつも一緒でした。
生まれてから2カ月して、
母さんや姉妹たちとはなれ、
ボクは、
おなじ横浜の北の方にある
ユウキ家にいきました。
そこに、ユウキヨシハルさんが、
いました。
いまやボク、
母さんやミルキーやヘーゼルと
ユウキヨシハルさんの
みわけ、つきません。
にんげんも、
ねこも、
みんなおんなじに見えるんです。
にんげんも、
ねこも、
みんなすきです。
そして、
ボク、
いまも、
とてもげんきです。
でもこのころは、
ぼくだけもらわれていくこと、
しりませんでした。
<『ジジの気分』(未刊)より>
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ジジへ
私もユウキヨシハルさんのこと大好きです。
私のことを仲間と認めてくれました。
どこの誰ともわからない私のことを。
うれしかったです。
本当にうれしかったです。
ありがとうございます。
ボクも、うれしいです。