結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年04月03日(火曜日)

再報!結城義晴facebookグランドオープン! 「賢い店に賢い客が来る」

まさに春の嵐。
20120403180242.jpg
今日4月3日は、
急速に発達した低気圧と前線の影響で、
西日本・東日本に最大風速25mの強風。

気象庁は外出を控えるよう呼びかけた。
企業は社員に帰宅を促し、
東京都は逆に「一斉帰宅の抑制」を要請。
一斉に帰宅が始まり、パニックが起こったり、
公共交通機関に混乱が生じるからだ。

商人舎も午後4時をもって、
帰宅指示を出した。

私自身は朝から千葉に出張中だが。

昨年の東日本大震災以後、
こういった異常事態に対して、
日本人全体、腰が据わってきた。

頼もしいかぎり。

自然の猛威に対しては、
もう、「畏れ入りました」という気分ではあるが、
「人事を尽くして天命を待つ」の心境。

しかしそれが、
人間が自然とともに生きていくということなのだと思う。

「自然に優しい」などと、
歯の浮くような言説が多いが、
私は自然に対して人間は、
いつも「畏れ入りました」なのだと思う。

東日本大震災のときも、
今日も。

さて昨日、
結城義晴のフェイスブック、
グランド・オープンを喧伝した。

「facebookで友達になろう!」

フェイスブックの本質は、
「リアルの人間関係を、
ソーシャルネットワークを活用して、
時空を超えて、補完するもの」

毎日のように、
結城義晴と交信し、
双方向でコミュニケーションしよう。

それが目的です。

1月にソフトオープンをして、
ごく親しい方々や立教大学大学院の人々と、
少しずつフェイスブック友達を増やしていました。

だから今でも、友達は100人弱。

一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人できるかな

「一年生になったら」<詩 まど・みちお 曲 山本直純>

この気分です。

これまで名刺交換した方々、
講演会やセミナーなどで私の話を聞いてくださった方々、
私の本を読んでくださった方々、
㈱商業界の時代から雑誌をご愛読くださった方々、
そして毎日のブログを読んでくださる方々、
友達になりましょう。

ご連絡ください。

私は毎日更新宣言のブログは、
毎日、欠かさず書いています。

facebookにも、
ほぼ毎日、書きます。

それよりもfacebookでは、
みなさんが書いたものを読んで、
それに「いいね」を打ったり、
コメントをさしはさんだりします。

それもコミュニケーション。

結城義晴のフェイスブック、
グランドオープン。

友達になりましょう。

昨日は、もう一つ。
「商人舎ミドルマネジメント研修会」 を、
お知らせしました。
早速、今朝からも、お申し込みをいただきました。
お礼申し上げます。

5月29・30・31日、
2泊3日の合宿制セミナー。
小売業・サービス業のミドルマネジメントに、
原理原則・基礎基本を徹底的に叩き込み、
そのうえで新しいマネジメントを植え付ける。

私も35年前、伝説の「中堅育成セミナー」に参加しました。
ペガサスクラブの故渥美俊一先生が主催された2泊3日。

鬼気迫る講演。

渥美先生は、まさに「鬼」でした。
「チェーンストア産業」を創生しようという執念の鬼。

結城義晴はその伝説に挑み、
「商業現代化」の鬼となりましょう。。

さて、日経新聞に、
「大手百貨店5社、3月軒並み好調」の記事。

三越伊勢丹の前年対比伸び率は38.2%、
そごう・西武は16.9%、
高島屋が16.8%、
大丸松坂屋百貨店が10.3%。

阪急阪神百貨店も2.7%増。
こちらは西日本に出店していて、
東日本大震災の反動がないのに。

ただし、2年前の2010年同月比は、
三越伊勢丹の約4%プラスと大丸松坂屋の0.4%プラス。
高島屋はマイナス2.9%だった。

それでも、2年前と比べても伸びたというのは、
意外に感じられもする。

百貨店は消費の水先案内人。
全体の売上げや購買が活発になることを期待させる。

日経の経済コラムから二つ。

梶原誠編集委員が書く『一目均衡』。
このコラムの最後に出てくる言葉。
「米国で学ぶ前に、
日本の文化の繊細さを学ぶべきだ」。

これは1990年代の韓国サムスングループ李健熙(イ・ゴンヒ)さんの言葉。
イさんは後継候補の長男を慶応義塾大学に留学させて、
その言葉を裏付けた。

「日本文化の繊細さ」

ヤマダ電機は中国進出に際して、
「日本流の接客」を前面に押し出す。
もちろん日本製家電製品は大人気。
ヤマダ電機・山田昇会長は、
「日本式徹底」に自信満々。

ユニクロもニューヨーク・マンハッタン五番街の店で、
アメリカ人店員が法被を着て、
日本流ホスピタリティを提供した。

店頭には「ジャパン・テクノロジー」の大きな文字。

「日本文化の繊細さ」
「日本技術の高さ・確かさ」

その貴重さ、ありがたさを、
日本の顧客たちに思い出させたい。

もうひとつのコラム『大機小機』。
コラムニスト一直氏が問題提起。
消費税増税関連法案の国会提出を評価したうえで、
「民意」ということを俎上に挙げる。

「民意は国会論戦を経て、これから形成されていく性質のものだ。
増税という苦い薬を国民が納得して飲めるように、
国会審議を通じて国民の理解を促し、
民意を喚起してゆくことが野田政権の使命なのである」

しかし「政府は、この点を国民に理解してもらう努力が
まだ足りない」。
コラムニストは政府に説教。

「民意は与えられるのではない。
できる限りの判断材料を国民に与え、
考えてもらう。

そうして初めて民意は喚起するのだと思う」

私はこの政府と民意の関係は、
店と顧客に通ずると思う。

できる限りの判断材料を顧客に与え、考えてもらう。
そうして初めて顧客の意志が喚起される。

放射性物質の新基準が4月1日から適用された。
新しい商材も国外から国内から、
どんどん入ってくる。

その時の店の姿勢は、
顧客の判断力を信じることだ。

店や企業が賢ければ、
顧客は賢くなる。

賢い店に、
賢い客が来る。

店や企業が愚かならば、
顧客も愚かになる。

愚かな店には、
愚かな客が集まる。

私は賢い客と賢い店を増やしたい。

そして彼らは「日本文化の繊細さ・日本技術の高さ」を、
十二分に理解しているに違いない。

私は賢いブログと賢いfacebookのネットワークをつくりたい。
賢い商人の舎(とねり)を組織したい。

<結城義晴>


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