再報!結城義晴facebookグランドオープン! 「賢い店に賢い客が来る」
まさに春の嵐。
今日4月3日は、
急速に発達した低気圧と前線の影響で、
西日本・東日本に最大風速25mの強風。
気象庁は外出を控えるよう呼びかけた。
企業は社員に帰宅を促し、
東京都は逆に「一斉帰宅の抑制」を要請。
一斉に帰宅が始まり、パニックが起こったり、
公共交通機関に混乱が生じるからだ。
商人舎も午後4時をもって、
帰宅指示を出した。
私自身は朝から千葉に出張中だが。
昨年の東日本大震災以後、
こういった異常事態に対して、
日本人全体、腰が据わってきた。
頼もしいかぎり。
自然の猛威に対しては、
もう、「畏れ入りました」という気分ではあるが、
「人事を尽くして天命を待つ」の心境。
しかしそれが、
人間が自然とともに生きていくということなのだと思う。
「自然に優しい」などと、
歯の浮くような言説が多いが、
私は自然に対して人間は、
いつも「畏れ入りました」なのだと思う。
東日本大震災のときも、
今日も。
さて昨日、
結城義晴のフェイスブック、
グランド・オープンを喧伝した。
「facebookで友達になろう!」
フェイスブックの本質は、
「リアルの人間関係を、
ソーシャルネットワークを活用して、
時空を超えて、補完するもの」
毎日のように、
結城義晴と交信し、
双方向でコミュニケーションしよう。
それが目的です。
1月にソフトオープンをして、
ごく親しい方々や立教大学大学院の人々と、
少しずつフェイスブック友達を増やしていました。
だから今でも、友達は100人弱。
一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人できるかな♪
「一年生になったら」<詩 まど・みちお 曲 山本直純>
この気分です。
これまで名刺交換した方々、
講演会やセミナーなどで私の話を聞いてくださった方々、
私の本を読んでくださった方々、
㈱商業界の時代から雑誌をご愛読くださった方々、
そして毎日のブログを読んでくださる方々、
友達になりましょう。
ご連絡ください。
私は毎日更新宣言のブログは、
毎日、欠かさず書いています。
facebookにも、
ほぼ毎日、書きます。
それよりもfacebookでは、
みなさんが書いたものを読んで、
それに「いいね」を打ったり、
コメントをさしはさんだりします。
それもコミュニケーション。
友達になりましょう。
昨日は、もう一つ。
「商人舎ミドルマネジメント研修会」 を、
お知らせしました。
早速、今朝からも、お申し込みをいただきました。
お礼申し上げます。
5月29・30・31日、
2泊3日の合宿制セミナー。
小売業・サービス業のミドルマネジメントに、
原理原則・基礎基本を徹底的に叩き込み、
そのうえで新しいマネジメントを植え付ける。
私も35年前、伝説の「中堅育成セミナー」に参加しました。
ペガサスクラブの故渥美俊一先生が主催された2泊3日。
鬼気迫る講演。
渥美先生は、まさに「鬼」でした。
「チェーンストア産業」を創生しようという執念の鬼。
結城義晴はその伝説に挑み、
「商業現代化」の鬼となりましょう。。
さて、日経新聞に、
「大手百貨店5社、3月軒並み好調」の記事。
三越伊勢丹の前年対比伸び率は38.2%、
そごう・西武は16.9%、
高島屋が16.8%、
大丸松坂屋百貨店が10.3%。
阪急阪神百貨店も2.7%増。
こちらは西日本に出店していて、
東日本大震災の反動がないのに。
ただし、2年前の2010年同月比は、
三越伊勢丹の約4%プラスと大丸松坂屋の0.4%プラス。
高島屋はマイナス2.9%だった。
それでも、2年前と比べても伸びたというのは、
意外に感じられもする。
百貨店は消費の水先案内人。
全体の売上げや購買が活発になることを期待させる。
日経の経済コラムから二つ。
梶原誠編集委員が書く『一目均衡』。
このコラムの最後に出てくる言葉。
「米国で学ぶ前に、
日本の文化の繊細さを学ぶべきだ」。
これは1990年代の韓国サムスングループ李健熙(イ・ゴンヒ)さんの言葉。
イさんは後継候補の長男を慶応義塾大学に留学させて、
その言葉を裏付けた。
「日本文化の繊細さ」
ヤマダ電機は中国進出に際して、
「日本流の接客」を前面に押し出す。
もちろん日本製家電製品は大人気。
ヤマダ電機・山田昇会長は、
「日本式徹底」に自信満々。
ユニクロもニューヨーク・マンハッタン五番街の店で、
アメリカ人店員が法被を着て、
日本流ホスピタリティを提供した。
店頭には「ジャパン・テクノロジー」の大きな文字。
「日本文化の繊細さ」
「日本技術の高さ・確かさ」
その貴重さ、ありがたさを、
日本の顧客たちに思い出させたい。
もうひとつのコラム『大機小機』。
コラムニスト一直氏が問題提起。
消費税増税関連法案の国会提出を評価したうえで、
「民意」ということを俎上に挙げる。
「民意は国会論戦を経て、これから形成されていく性質のものだ。
増税という苦い薬を国民が納得して飲めるように、
国会審議を通じて国民の理解を促し、
民意を喚起してゆくことが野田政権の使命なのである」
しかし「政府は、この点を国民に理解してもらう努力が
まだ足りない」。
コラムニストは政府に説教。
「民意は与えられるのではない。
できる限りの判断材料を国民に与え、
考えてもらう。
そうして初めて民意は喚起するのだと思う」
私はこの政府と民意の関係は、
店と顧客に通ずると思う。
できる限りの判断材料を顧客に与え、考えてもらう。
そうして初めて顧客の意志が喚起される。
放射性物質の新基準が4月1日から適用された。
新しい商材も国外から国内から、
どんどん入ってくる。
その時の店の姿勢は、
顧客の判断力を信じることだ。
店や企業が賢ければ、
顧客は賢くなる。
賢い店に、
賢い客が来る。
店や企業が愚かならば、
顧客も愚かになる。
愚かな店には、
愚かな客が集まる。
私は賢い客と賢い店を増やしたい。
そして彼らは「日本文化の繊細さ・日本技術の高さ」を、
十二分に理解しているに違いない。
私は賢いブログと賢いfacebookのネットワークをつくりたい。
賢い商人の舎(とねり)を組織したい。
<結城義晴>