成人の日の「王将戦」と「ヘッドアップの定義」と良寛「手まり」
Everybody! Good Monday!
[2023vol②]
毎週月曜日の”Good Monday!”
もう2回目となりました。
2023年の第2週。
そして今日は成人の日。
今年成人の人。
将棋の藤井聡太竜王。
現在、五冠。
今日はその藤井竜王の、
王将位防衛戦第一局2日目。
相手はレジェンド羽生善治。
注目が集まった対局だが、
91手で藤井王将が快勝した。
私は羽生九段も応援していたが、
残念ながら及ばなかった。
対局後の感想戦では、
52歳の羽生が藤井から真摯に学んでいた。
この態度は見習いたい。
羽生はまだまだ自分を、
成長させたいと考えている。
いくつになっても、
将棋を極めたい。
だから32歳も年下の藤井から学ぶ。
羽生善治は1996年に七冠を独占し、
2018年には永世七冠を達成。
国民栄誉賞を受賞した。
その羽生が学び続ける。
成長を志す。
素晴らしい。
商売や仕事や経営。
若い人たちからも、
学びたい。
それを忘れてはいけない。
私はこの成人の日に、
ゴルフラウンド。
令和名人会のつもりだったが、
オリジナルメンバーの鈴木國朗さんが、
急用で欠席。
代役は平野一郎さん。
ブルーチップ㈱フード事業部事業部長(左)。
それから、
ブルーチップ社長の宮本洋一さんと、
商人舎GMの亀谷しづえさん。
今日はバックティーからプレーして、
私は宮本プロに学んだ。
最終18番ホールのティーショット。
ヘッドアップして、
左に引っ掛けた。
荒井伸也さんは、
何でもゴルフに喩える名人だが、
ゴルフスイングにおける「ヘッドアップ」を、
「利益を追い求めすぎること」と定義した。
秀逸。
私のこのスイングは、
目の前の利益を求め過ぎた。
そしていいショットにはならなかった。
まだまだ修行が足りない。
しかし、いい1日だった。
夕日は美しかった。
ありがとうございました。
マルクス・トゥッリウス・キケロ。
紀元前106年生まれ、紀元前43年没。
共和政ローマ末期の政治家、哲学者。
「老年について」においても、
ラテン語の模範文章を残している。
「仮りに、われわれは
不死なるものになれそうにないとしても、
やはり人間はそれぞれふさわしい時に
消え去るのが望ましい」
「自然は他のあらゆるものと同様、
生きるということについても
限度を持っているのだから」
それでも精いっぱい、
私たちは生きる。
「因みに、人生における老年は
芝居における終幕のようなもの。
そこでへとへとになることは
避けなければならない、
とりわけ十分に味わい尽くした後ではな」
へとへとになることは、
避けましょう。
そして良寛の「手まり」。
冬ごもり 春さりくれば 飯(いい)乞ふと
草のいほりを 立ち出でて
里にい行けば たまほこの
道のちまたに 子どもらが
今を春べと 手まりつく
ひふみよいむな
汝(な)がつけば 吾(あ)はうたひ
あがつけば なはうたひ
つきてうたひて 霞立つ
長き春日(はるひ)を 暮らしつるかも
(唐木順三『良寛』より)
あなたがつけば、
わたしがうたい、
わたしがつけば、
あなたはうたう。
ついて、うたって、
ながい春の日、
くらしていましたとさ。
そんな日々、とてもよろしい。
では、みなさん、今週も、
仲良く。
Good Monday!
〈結城義晴〉