「阪神忌」の「because」とヤオコー加須店のオープン
今日は「阪神忌」
1995年1月17日午前5時46分、
阪神淡路大震災が起こった。
6434人の方々が亡くなられた。
それから28年が過ぎた。
忘れがたい。
ほぼ2カ月後の3月11日は、
「東北忌」
こちらは1万3135人の人々が亡くなった。
日経新聞「春秋」
「”忌”の字を上と下に分けると、
“己の心”と読める」
「それぞれが自身の胸のうちに抱えている
悲しみや追慕の念、悔悟と向き合い、
未来への誓いをあらたにする。
忌日とはそんな時間ではないだろうか」
私たちも未来への誓いを新たにしたい。
ビートルズの「ビコーズ」
アルバム「アビーロード」の一曲。
ジョンとポール、ジョージ。
三声のハーモニーがポップス史上最高の美しさ。
ジョン・レノンが自宅で、
オノ・ヨーコの弾く「月光」を聴いていた。
ベートーベンのピアノ・ソナタ。
ジョンは言った。
「コード進行を逆にして、
弾いてみてくれない?」
ヨーコが考えつつゆっくりとピアノを弾いた。
ジョンも静かに聴いていた。
閃くものがあって、
ジョンはピアノに向かった。
そうして「because」という曲が生まれた。
Because the world is round,
It turns me on
Because the world is round
Aaaaaahhhhhh
世界はまあるい。
だから僕はうっとりしてしまう。
世界がまあるいのだから。
Because the wind is high,
It blows my mind
Because the wind is high
Aaaaaahhhhhh
あの風は強い。
だから心は風に吹かれていく。
風がすごく強いから。
Love is old, love is new
Love is all, love is you
愛は古くて、愛は新しい。
愛はすべて、愛は君。
Because the sky is blue,
It makes me cry
Because the sky is blue
Aaaaaahhhhhh
ほーら、空は青い。
だから涙が出てしまう。
空が青いから。
Aaaaaahhhhhh
人々のご冥福を祈りたい。
ヤオコー加須店。
今日、オープン。
商人舎流通SuperNews。
ヤオコーnews|
1/17「ヤオコー加須店」ヤング層増加地域へ出店
場所は埼玉県加須市大門町。
32年前の1991年1月に、
イトーヨーカドー加須店が開業した。
旧市街地の外側に立地し、
地上2階建ての約7000㎡の箱形総合スーパー。
私と山本恭広編集長は、
食品商業1991年5月号でその店を特集した。
30年が経過して、
イトーヨーカドーは、
2021年1月11日に閉店した。
その跡地を更地にして、
スクラップ&ビルドした。
箱形の総合スーパーが、
ネイバーフッドショッピングセンターに変わった。
朝の行列の顧客に対して、
ヤオコーは使い捨てカイロを配った。
やさしい、あたたかい。
ヤオコーの郊外型店舗。
定評のあるマーチャンダイジング。
黒毛和牛はレジで半額になる。
店舗真ん中に冷凍食品売場。
両サイドにリーチインケース、
中央に平ケースは蓋付き。
いつものように川野幸夫ヤオコー会長も、
新店オープンに顔を見せて、
上機嫌で開店状況を確認していた。
お会いしたかったが、
私は取材に訪れることができなかった。
2022年度年商。
1兆675億円、店舗数128のイトーヨーカ堂。
5360億円、192店舗のヤオコー。
この物件。
イトーヨーカ堂は、
何とかできなかったのか。
私は午前10時に、
横浜駅西口そばの横浜天理ビルへ。
1972年12月竣工、翌1973年開業。
横浜市内で初の100mを超えるビル。
当時は神奈川県で一番の高さを誇った。
その14階へ。
エレベーターは超高速。
横浜市のワクチン集団接種会場。
私にとっては5回目の接種。
今回はファイザー製のオミクロン株対応。
高齢者ばかりだが、
そのなかでは若いほうかな。
すぐに終わって15分の経過観察。
10日後にはサンフランシスコに出かける。
その前にギリギリの五度目のワクチン接種。
ありがとうございます。
天理ビルから商人舎オフィスまでは、
歩いて5分。
その間に彫刻が並ぶ。
横浜彫刻通りと呼ばれる。
城田孝一郎作「魁の舞」
1984年の作品。
相鉄本社前の「飛翔」。
クレメント・ミドモア、1992年の作品。
堀内正和作「動き出す球」
1988年の作品。
商人舎に戻るとほっとする。
なぜならば、
とてもあたたかいから。
ありがとう。
〈結城義晴〉