ロピア米国研修第3班を送り出して第4班の初日が始まった。
チェックインの手続きを終えて、
㈱ロピア米国研修第3班は、
全員で記念撮影。
この研修で学んだことや見分したことを、
咀嚼し、整理して、
是非とも実行に移してほしい。
すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる。
橋下武元灘高校教頭の言葉。
実に意義深い。
講師陣と事務局はそのまま空港で待機。
このあと1時間ほどで第4班がやってくる。
一人、真っ先に現れた。
出発の日は成田空港に、
広域強盗犯2人が、
フィリピンから強制送還された日。
マスコミが押しかけていて、
騒然としていた。
その時の模様をスマホで撮影してきた。
素早い。
商人にとってこの素早さは、
長所である。
そんな話をしていると、
やっと第4班のメンバーが、
団体で出てきた。
入国するのにずいぶん時間がかかった。
急いで 専用バスへ移動する。
バスに乗り込むと、
早速、福島さんが移動の労をねぎらい、
研修中の注意事項を確認する。
ロピアのキャラクター「ロピタ」君。
入国の遅れの理由は、
ロピタが迷子になったためらしい。
第4班も最初はこれまで同様、
シリコンバレーへ。
ウォルマート・スーパーセンター。
青果からミート、
長い陳列線のデアリー(乳製品)、
そしてグロサリー。
団長の福島道夫さんが例によって、
ナショナルブランドと
ウォルマートのプライベートブランドの、
「グレートバリュー」アイテムの試食をさせる。
陽気なスタッフが声をかけてきた。
「ホールフーズはアメージングな売場。
楽しんで!」
そのホールフーズの鮮魚売場で、
福島さんがホワイトフィッシュの燻製を見つけた。
「肉のロピア」だけにどの店でも、
ミート部門が気になる。
昼食用にピザをオーダーするメンバー。
焼き立てピザは毎回、人気だ。
ホットデリやスープを各自選んで、
セルフレジや有人レジで支払う。
寿司コーナー。
まぐろやサーモンのにぎり寿司、
カリフォルニアロールなどの巻寿司が並んでいる。
すでに品薄状態。
ホットデリコーナー。
そしてサラダバー。
これらのデリはすべて、
オーガニックの野菜や果物でつくられている。
屋内と屋外のイートインスペースで、
オーガニックメニューを味わう。
それを引率するのが、
私とともに1班から滞在している福島さん、
それから取締役の相川博史さん(右)。
そのロピタは、
クルーメンバーのアレックスさんに、
プレゼントされた。
ベイビーロピタもプレゼント。
アレックスさんは嬉しそうだ。
アレックスさんには子どもが2人いる。
ロピタはその家族のメンバーになる。
女性陣3人と記念のショット。
そしてアレックスさんのインタビュー。
通訳は現地コーディネーターの浅野秀二さん。
トレーダー・ジョーのポリシー、
顧客とのコネクションの重要性を、
ゆっくりと話してくれた。
次に向かったのは、
ダウンタウンのデーリーシティ地区。
スプラウツ・ファーマーズ・マーケット。
オーガニック&ナチュラル・スーパーマーケット。
ホールフーズ、トレーダー・ジョーに次ぐ
オーガニックの三番手チェーン。
店舗の奥中央に、
青果売場を設ける変則的なゾーニング。
私は「大型の八百屋」と位置づけている。
ゲートのカードリーダーに、
クレジットカードを差し込むと、
ゲートが開く。
入店したら欲しい商品を手に、
取ってゲートから出る。
其れだけで買物が完了する。
このウォークアウトシステムは、
すでにイギリスのセインズベリーなどに、
提供されている。
つまりこの店は、
レジレスのデモ店舗ということができる。
初日の視察を完了して、
高級ステークレストラン
モートンズへ。
福島さんが、
初日の苦労をねぎらいながら、
この後の予定を説明する。
乾杯の発声。
真っ先に手を挙げ、
志願した者がその栄誉を担う。
2時間ほどの食事。
トマホークとニューヨークカット、
2種類のステーキを堪能した。
各エリア、各グループ会社から
派遣されてきて、
互いに顔を知らない者もいる。
そこで続き部屋の2室を借り切って、
懇親会場を設けた。
福島団長のアイデア。
その福島さんが購入した、
さまざまな食材が調理されて提供される。
ビールやワイン、リキュールなど、
種類も豊富に用意されている。
浅野さんも、私も、
出来る限り参加して、
交流して、情報交換をする。
長い長い初日の夜はそうして、
更けていったのだった。
(つづきます)
〈結城義晴〉