「ネットスーパーと惣菜」の発達普及はデジャヴだ!
Everybody! Good Monday!
[2023vol52]
2023年最後の第52週。
12月第5週。
この1週間で今年が終わる。
先週の金曜日22日は、
冬至だった。
忙しく編集の仕事をして、
夕方、千葉県の君津に出かけた。
拡大令和名人会の前夜祭が開催された。
だからすっかり冬至を忘れた。
このブログを書き始めてから16年。
珍しいことだった。
やはり暖冬が冬至を忘れさせたとしか、
考えられない。
日本海側では大雪が降っているのに、
太平洋岸では暖かい。
これは間違いなく、
地球温暖化の影響だと思う。
温度計による気温の観察と記録は、
1850年頃から始まった。
国連の気候変動に関する政府間パネル、
IPCCと略される。
その第6次評価報告書に示された。
「温室効果ガスを多く排出し続けると
世界の平均気温は産業革命前と比べて
2021~40年の間に1.5度以上
上昇する可能性が非常に高く、
排出量を低く抑えても
1.5度を超える可能性がある」
この「産業革命以前」とは、
温度計による正確な記録をもとにしている。
産業革命以降でも実は、
大規模な地球温暖化は起こっている。
第1回は1910年から1945年。
第1次世界大戦も第2次大戦も、
この温暖化のときに勃発している。
第2回は1976年から2000年の間だ。
1978年、イラン・イスラム革命
1986年、チェルノブイリ原子力発電所爆発事故
1989年6月、中国の天安門事件
1989年11月、ベルリンの壁崩壊
1990年、イラクでの湾岸戦争
1991年、ゴルバチョフ-エリツィン革命とソ連崩壊
1993年、ヨーロッパ連合(EU)発足
この温暖化のときにも、
次々に世界的な事件が起こった。
そして2001年9月11日、
アメリカ同時多発テロ事件。
それから23年、現在の温暖化の中に、
ウクライナ戦争とパレスチナ紛争がある。
そしてそれら自体が、
さらに温暖化を進める。
来年は少しでいいから、
静まってほしいものだ。
今週は月刊商人舎1月号の最後の編集。
12月27日の水曜日にすべてを責了する。
師走の忙しさはいつものこと。
商人舎は12月28日から、
冬季休業に入る。
私はそのあとも年末商戦をウォッチする。
さて商人舎流通SuperNews。
イオンモールnews|
「イオン超!初売り」1/1から全国のイオンモールで開催
イオンモールは元日に「超! 初売り」をする。
全国のイオンモールで800以上のイベントを開催。
三が日を休業にするチェーンも増えている。
2日まで休業も、元日休業もある。
4日まで休業のロピアやエイビイのような例もある。
365日24時間営業貫徹のハローズも健闘している。
それぞれの考え方でいいと思う。
もう一つのニュース。
「ネットスーパー」と検索すると、
ズラッと出てくる。
平和堂news|
ネットスーパー導入1年/販促施策で注文・売上げ増加
いなげやnews|
狛江東野川店・江戸川船堀店で「いなげやネットスーパー」開始
ベイシアnews|
「Foods Park 太田丸山店」ネットスーパー開始12/26
楽天news|
楽天ネットスーパーを完全子会社化、西友は店舗出荷型スーパーに
サミットnews|
氷川台駅前店で「ネットスーパー」開始/先行募集開始
MrMax news|
ネットスーパーとアプリを統合/「即配サービス」12/6開始
アークスnews|
Amazonネットスーパーアークス12/7/札幌と北広島の一部
トライアルカンパニーnews|
DSTE社と事業契約締結ネットスーパー開始
利益は出ないけれど、
顧客の要望は増えている。
アメリカを見るとわかるが、
必須の機能となる。
この状況は1980年代と似ている。
温暖化のときだ。
惣菜部門を設けるか否か。
惣菜は赤字だから、
直営ではやらないほうがいい。
当時はそんな考え方が主流だった。
しかし現在は、
惣菜で利益は十分に出ているし、
「18%の構成比」などの例もある。
ネットスーパーも、
10年、20年が経過すれば、
当たり前に利益が出るようになるだろう。
ネットスーパーと惣菜マーチャンダイジング。
私にとってはデジャヴだ。
目の前の利益に固執して、
機会を逃す。
それは会社の衰退を意味する。
もちろんウォルマートはネットで伸びているが、
トレーダー・ジョーはまだリアルしかやらない。
それぞれでいい。
では、皆さん、最後の週も、
それぞれの強みを活かすのがいいのだ。
Good Monday!
〈結城義晴〉