厚生労働省からの都道府県労働局長への通達で「管理監督者」基準が明らかになる
最初にお知らせ。
コーネル大学RMPジャパンの公式サイトが開設されました。
私は、週に2、3回、「副学長Message」を発信しています。
こちらも、ご愛読のほど。
さて昨日は、重要な通達があった。
厚生労働省の都道府県労働局長あての通達。
日本マクドナルドなどの裁判が発火点になった問題。
いわゆる「名ばかり管理職」問題。
この通達は、一応、
労働基準法に基づく管理監督者の判断基準を明らかにした。
この通達は、三つに分かれている。
①職務内容、責任と権限
アルバイト・パートタイマーに関する採用、解雇、
部下の人事考課、
労働時間管理の権限が与えられているか否か
②勤務態様
遅刻・早退、労働時間に対する裁量、部下の勤務態様との違い
③賃金等の待遇
基本給・役職手当等の優遇措置、支払われた賃金の総額、時間単価
これらが、パートタイマー・アルバイトおよび部下を、
上回っていなければならない。
都道府県労働局長はこれらの条件をもとに、
管理監督者性を判断することになった。
ごく当たり前の基準だが、
主に、チェーン展開する小売業や飲食業などが対象となっている点が、
私としては悲しい。
法令遵守やコンプライアンスの問題と同様、
管理監督者問題は、防御的であってはならない。
守ればいい、というところに人は集まらない。
知識商人は、登場しない。
店長や管理監督者が、憧れの職業となり、
誇りを持てるポジションとなるためにも、
攻撃的にこの問題の解決に当たりたい。
さて、つれづれ日記。
朝から、横浜市立白幡小学校へ。
9月20日の運動会に向けて、
校庭で組み体操の練習が行われていた。
秋の小学校のグランド。
懐かしいものが蘇ってきて、
気分が晴れる。
私、この白幡小学校の学校開放委員会会長を務めている。
10年前にPTA会長を務め、
このグランドを使って練習するソフトボールチームの監督から代表へ。
私は、地域との係わり合い、
ボランティアの仕事はずっと続けていきたいと考えている。
しかし、ご承知のような多忙の毎日。
このたび、会長職を辞することにした。
コーネル大学ジャパンの副学長に就任したら、
何かを辞める。
そうしなければ周りに迷惑がかかる。
会長を辞任したが、会計監査で残り、
ソフトボールチームの代表は当然、続ける。
何としても、自分の住む地域には、
かかわらねばならないと考えている。
その後、商人舎オフィスに出社して、
原稿書きや執務。
そして、夕方、銀座の「ダズル」へ。
(株)ニラク社長の谷口晶貴さん(向かって私の左)、
副社長・営業本部長の谷口久徳さん(私の右)、
そして人資部統括マネジャー末次秀行さんと会食。
福島県郡山に本部を置くパチンコホール企業ニラクは、
年商1875億円、東北・関東にチェーン展開をしている。
郡山は、東北一の商都。
スーパーマーケットのヨークベニマルの本拠地であることでも知られる。
「明るく 楽しく 面白く」
ニラクは、これを経営理念にしていて、
谷口社長をはじめとして、
みな、「熱い」。
そこが、とてもよい。
ニラクでは7年前から「業務改革プロジェクト」に取り組んでいる。
その成果物のひとつとして、
昨年4月、「ニラク大学」が創設された。
社員、従業員を大切にする会社なのだ。
谷口副社長は、この企業内大学の学長。
私のコーネル大学ジャパン副学長より、偉い。
おいしい料理、うまいワイン。
話は弾んで、あっという間に200分を超えた。
小学校の校庭から銀座のレストランまで。
そして良い人々。
私、幸せです。
感謝。
<結城義晴>