「’24紀文正月フォーラム」と尾﨑英雄チェーンストア協会長登場
Everyone, Good Monday!
[2024vol㉑]
2024年第21週。
5月の第4週。
今日は雨。
出社するときに道端の木の葉に、
雨粒が残っていた。
「天気の悪い時にはいい顔をせよ」
アランは教えてくれている。
しかしそんなことも考える必要はない。
観察する気があれば悪い天気の中でも、
美しいものを見ることができる。
今日は講義のテキストづくり。
夕方、㈱紀文食品の面々が来社。
高柳謙一郎さんと堀内慎也さん、
そして、丸山綾奈さん。
恒例の紀文正月フォーラム。
「業界の風物詩」
今年の開催は8月28日と29日。
必ず水曜日と木曜日。
場所はいつも東京・東銀座の時事通信ホール。
その打ち合わせ。
高柳さん(中)は営業企画部部長、
丸山さん(右)は営業企画部員で管理栄養士。
堀内さん(左)は事業企画室正月ユニット部部長だった。
「一年を二十日で暮らすよい男」
江戸時代の相撲取りを皮肉った川柳。
江戸の定場所は春と秋の二場所だった。
しかも場所は10日興行だった。
だから「二十日で暮らす」
堀内さんは正月専任部長だった。
いわば1年を正月で暮らすよい男。
それだけ紀文は年末年始に力を入れていた。
しかしこのたび、
マーケティング本部マーケティング部長に就任。
もちろん正月担当でもあって、
営業企画部長の高柳さんと二人三脚。
紀文のマーケティング本部長は、
堤裕代表取締役社長。
堤さんは慶応義塾大学の村田昭二ゼミ出身で、
村田先生から直々にマーケティングの神髄を学んだ。
紀文食品全体が歴史的に、
マーケティングカンパニーである。
高柳さんから、
今年度の方針が出され、
堀内さんからは、
提案の骨子が説明された。
私が講演で語ろうと思っていたことと、
見事に一致した。
今年の年末年始商戦は、
完全なコロナ明け後で、
しかも円安不況の中の一大商戦だ。
豊富な情報と的確な分析を提示し、
そのうえで決定的な方針を出す。
ご期待ください。
今から予定を入れておいてください。
さて商人舎流通SuperNews。
日本チェーンストア協会news|
5/17尾﨑英雄フジ会長が新会長に正式就任
第25代日本チェーンストア協会会長に、
尾﨑英雄さんが就任した。
㈱フジ代表取締役会長。
尾﨑さんは1951年8月27日生まれ。
私の一つ先輩。
1976年3月にフジに入社したプロパー。
順調にチェーンストアを学び、実績を積んで、
2001年5月、取締役、
2005年4月、取締役常務執行役員、
2006年5月、代表取締役専務執行役員。
そして2006年7月、代表取締役社長、
2018年5月、代表取締役会長兼CEO。
2021年12月にはイオン㈱のもと、
フジとマックスバリュ西日本が経営統合に合意し、
今年2024年3月1日に、
フジを存続会社として、
マックスバリュ西日本を吸収合併した。
大仕事を終えて休む間もなく、
日本チェーンストア協会会長に就任。
実にエネルギッシュな仕事ぶりだ。
そのチェーンストア協会は、
初代会長がダイエーの故中内㓛さん。
二代目会長は当時のジャスコの岡田卓也さん、
三代目はイトーヨーカ堂の故伊藤雅俊さん。
その後、イトーヨーカ堂からは、
鈴木敏文さん、亀井淳さん、三枝富博さん。
ジャスコからは二木英徳さんと岡田元也さん、
ユニーからは西川俊男さんと佐々木孝治さん、
西友からは高丘季昭さんと渡辺紀征さん、
ニチイ時代とマイカル時代の小林敏峯さん。
東急ストアからは中原功さんと川島宏さん、
さらに小川信行さん。
ライフコーポレーションの清水信次さん、
イズミヤの林紀男さん。
関東・関西・中京のビッグチェーンのトップが、
日本チェーンストア協会の会長を務めてきた。
例外はカスミの小濵裕正さんと、
今回のフジの尾﨑さん。
小濵さんは「らしい」会長であったし、
堂々たる協会運営だった。
尾﨑さんは初めての、
地方からの会長就任だ。
地方創生をはじめとして、
円安不況の中のチェーンストアの在り方など、
課題は多い。
そしてチェーンストアの責務は重い。
日本チェーンストア協会の目的は、
「チェーンストアの
健全な発展と普及を図ることにより、
小売業の経営の改善を通じて、
わが国流通機構の合理化、
近代化を促進するとともに、
国民生活の向上に寄与する」
先輩に向かってまことに僭越ながら、
尾﨑英雄でなければできないことを、
やっていただきたいと思う。
いい時期の、いい会長の登場である。
みんなで応援していきたいものだ。
では、みなさん、今週も、
エネルギッシュな仕事を。
Good Monday!
〈結城義晴〉
2 件のコメント
紀文さんは正月テーマだけで、一冊、本を書けそうですね。神は細部に宿る!
吉本さん、その通りです。