True Data株主総会とカスミ「BLANDE」三郷店開業、そして。
株主総会の季節。
昨日はトヨタ自動車の定時株主総会。
豊田章男会長の再任案賛成比率が低下した。
約13ポイント減少の71.93%。
2023年は84.57%だったから、
ご本人は相当傷ついただろう。
佐藤恒治社長は95.44%で、
こちらも前年の96.80%からは下がった。
再任された取締役10人のうち、
豊田会長への賛成率が最低だった。
グループの日野自動車、豊田自動織機、
そしてダイハツ工業で不正が発覚した。
そのあと、トヨタ本体でも、
7車種での認証不正が公になった。
株主は手厳しい。
しかしそれはトヨタにとって、
いいことだと思う。
こちらはつつがなく終了した。
お陰様で増収増益の決算。
それも承認された。
ありがとうございます。
議長を務めた米倉裕之代表取締役社長。
True Dataの機能や社会的役割を、
「料理プロセス」に置き換えて説明した。
実にわかりやすくて、良かった。
私は取締役に再任された。
2008年11月に就任して、
16年になる。
お二人の取締役が退任。
取締役常勤監査等委員の川崎清さんと、
社外取締役監査等委員の壱岐浩一さん。
壱岐さんには取締役執行役員の島崎尚子さんから。
お二人とも嬉しそうだった。
川崎さんは㈱資生堂常務から、
True Dataに入って12年間、
次々に難問を解決してくださった。
壱岐さんは第一生命保険相互会社副社長、
東邦金属株式会社代表取締役などから、
2018年にTrue Dataに来られて、
いつも経営の本質を突いた発言をしてくださった。
私もずいぶん勉強になった。
ありがとうございました。
新役員体制はすぐに、
True Dataのホームページに掲載された。
よろしくお願いします。
商人舎流通スーパーニュース。
カスミnews|
6/20「BLANDE MISATO」オープン/新フォーマット3号店
出店したのは埼玉県三郷市。
JR武蔵野線三郷駅から徒歩1分の場所だ。
「BLANDE」(ブランデ)は、
カスミが提案する新たなフォーマット。
つまりスーパーマーケットの新しいカタチ。
「人・食・生活・文化」が、
商品やサービスを通じて交じり合う店。
それを目指す。
つくば並木店、研究学園店に次ぐ3店舗目。
3層の店舗でカスミの売場は2階にある。
隣接する敷地には、
フードマーケットカスミ三郷が出店していた。
その店を閉鎖して、
スクラップ&ビルドした。
朝9時から記者会見。
20人ほどが集まっただろうか。
商人舎からは亀谷しづえGMが取材に訪れた。
塚田英明代表取締役社長(中)、
唐紙裕昭取締役商品本部マネジャー(右)、
折本文孝執行役員店舗開発部マネジャー(左)。
塚田社長は記者の質問に
丁寧に、率直に答えてくれた。
詳細は月刊商人舎7月号で報告する。
最後にツーショット。
塚田社長はコーネル大学ジャパン「伝説の1期生」。
その事務局に入っていた亀谷GMとは、
旧知の間柄。
私も時間を見つけて訪れる予定。
楽しみな店だ。
さてさて今日は、
セブン&アイのニュース3本立て。
第1。
イトーヨーカ堂news|
イトーヨーカドー&ヨーク約220店舗で「清涼祭」開催
㈱イトーヨーカ堂のプロモーション。
「イトーヨーカドー清涼祭」
6月19日(水)から7月9日(火)まで、
イトーヨーカドーとヨークの約220店舗で開催。
“着るもの、食べるもの、使うもの”がテーマ。
夏を快適に過ごすための清涼アイテムを、
店全体で提案する。
それはいいだろう。
ただしこの清涼祭期間中、
大森店の塔屋を“青いヨーカドー”に変更する。
売場でも“青いヨーカドー”を羽ばたかせる。
ん~。
すでに商人舎特任研究員から報告があって、
facebookに掲載されている。
私は書き込んだ。
「コーポレートアイデンティや
コーポレートカラーは、
会社や店の象徴です。
もっと言えばイトーヨーカ堂にとっては
『伊藤雅俊』の象徴です。
それをプロモーションなどに応じて
変えるなどもってのほかだと、
私は思います」
いかがだろう。
第2はいい話。
イトーヨーカ堂news|
イトーヨーカドー・アリオ4店舗に期日前投票所設置
東京都知事選挙と東京都議会議員選挙がある。
イトーヨーカドーとアリオ4店舗の施設内に、
6月21日(金)から順次、期日前投票所を設置する。
・イトーヨーカドー四つ木店(東京都葛飾区)
・イトーヨーカドー昭島店(東京都昭島市)
・アリオ葛西(東京都江戸川区)
・アリオ西新井(東京都足立区)
有権者がよりアクセスしやすく、
買物にも便利な場所への投票所の設置。
投票率の向上に寄与する。
大型店やショッピングセンターの、
重要な社会的機能だ。
第3はセブン&アイの取締役報酬の話。
昨日の日経新聞に掲載された。
「セブン&アイの巨額役員報酬が波紋」
セブン&アイは5月13日の株主総会招集通知には、
常勤取締役6人の報酬合計は7億6300万円と報告した。
ところが総会後に開示した有価証券報告書では、
ジョセフ・マイケル・デピント取締役の報酬総額が、
77億3200万円となっている。
日本で歴代2番目の高額報酬。
個別に開示された取締役5人。
その総額は85億5700万円。
井阪隆一社長は3億4100万円。
デピント氏はセブン&アイの取締役であり、
米国セブン-イレブン・インクのCEO。
この会社は業績反映型の報酬の仕組みで、
北米事業の好調と円安が押し上げた。
報酬総額はほぼすべてが米国子会社から支給され、
セブン&アイ単体からの報酬は2200万円。
筋が通っているようでもあり、
納得しにくい感じもする。
それにしても井阪社長との差は開きすぎだ。
ちなみにイオン㈱の2024年2月期のトップ報酬。
IRバンクに掲載されている。
岡田元也会長が1億3700万円、
吉田昭夫社長が1億7100万円。
ん~。
デピントの貢献は大きいとは思うが、
上場企業なのだから、
公明正大であることは必要だ。
〈結城義晴〉
1 件のコメント
私は、日本企業の経営者の報酬はもっと高くてよいと思っています。経営者の責任はそのくらい大きいと思っています。イーロンマスクの8兆円にはさすがに度肝を抜かれますが(笑)