オバマ政権の3S政策「Speedy Substantial Several Years スピーディに、本質的・実質的に、数年の間に」に学べ
横浜・商人舎オフィスの私のデスクから見える木々も、
色づいて、美しい。
バラク・オバマ氏は、来年1月20日に就任式を行って、
第44代アメリカ合衆国大統領に就任する。
そのオバマ政権の経済チームの名簿が公表され、
スローガンが発表された。
顔ぶれは、クリントン大統領時代のルービン財務長官の系譜。
若い。
財務長官のガイトナー氏47歳、
国家経済会議委員長のサマーズ氏53歳。
スローガンの「3S」は、現在の状況を反映している。
Speedy
Substantial
Several Years
スピーディに、本質的・実質的に、数年の間に。
これまでのスローガンを「3T」と批判。
Timely
Targeted
Temporary
タイムリーに、的を絞って、一時的に。
とても対照的で、的確な時代把握。
現在は、2010年を節目にした数年間の中期的な視野に基づいて、
全体最適を求めつつ本質的、実質的に、
一つひとつの施策は迅速に展開されなければならない。
それがよく出ている。
これまでのブッシュ政権の、
やや場当たり的な政策を思い浮かべてほしい。
そして、アメリカは「強いドル」政策をとる。
これも、世界経済にとっては歓迎すべきことだろう。
いかに、実行するか。
ここにかかっているが、
これらはすべて、現在の日本の企業経営に当てはまる。
3S政策。
Speedy
Substantial
Several Years
スピーディに、本質的・実質的に、数年の間に。
覚えておいてほしい。
さて、10月の日本チェーンストア協会の数値が出た。
全体では前年対比、1.6%のマイナス。
衣料品が10.8%減。
住関連品が、3.7%減、
食品は健闘して、1.1%増。
サービスが4.6%増。
日本フードサービス協会の外食売上高は、
前年対比で0.6%減。
12月もこの傾向は続き、もっと顕著になる。
食品コモディティをしっかり売ること。
これに尽きる。
しかも、10月の企業向けサービス価格指数は、
前年同月比で1.4%ダウン。
コモディティの重要性が、ここでも明確になった。
さて、昨日は、商人舎オフィスを、
3人の方々が訪れてくれた。
(株)万代執行役・磯田雅人さん。
今津(株)社長の今津龍三さん、
(株)エグゼの前田仁さん。
12月に万代のお取引先の会合「ドライデイリー会」で講演する。
その打ち合わせ。
来年のスケジュールなども、打ち合わせ。
万代の加藤徹社長は、熱心な商人舎ファミリー。
ありがたいことです。
しかも、業績は、すこぶるいい。
それもうれしいこと。
ダイエーの故中内功さんのこと、
イオンの岡田元也さんのこと、
ユニクロ柳井正さんのこと。
さまざまな人物の生き方の話が出た。
流通業界の最新の展開なども話題に上った。
加藤社長の「Retail is Detail」ぶりも報告された。
楽しいひと時。
いま、本物の商人であることが、
ほんとうに望まれている。
午後いっぱい、商人舎ホームページのリニューアルの打ち合わせ。
今年中には、なんとか、全面改装ができそうです。
お待たせいたしました。
昨年9月9日に、まだ会社が出来上がっていない時に、
手づくりでリニューアル・スタートして以来の、大改装。
これで2009年、皆さんに、有益な情報を提供します。
イメージは、明確。
昨年から。
それがなかなか実現できない。
ここは、私たちも3S政策。
Speedy
Substantial
Several Years
スピーディに、本質的・実質的に、数年の間。
夜は、東京のカレッタ汐留。
カスタマー・コミュニケーションズ(株)の歓送迎会に出席。
若々しくて、オープンで、可能性のある集団。
皆さん、よろしく。
<結城義晴>