とりせん創立60周年記念宮崎大会と製配販の協働の本質
イオンがみたび、円高値下げを発表。
新たに700品目を追加。
12月1日から。
10月から衣食住の1000品目を値下げし、
11月に300品目を追加。
トータル値下げ対象品は合計2000品目になる。
2月末まで続ける。
今回は、仏産ワインや手袋、帽子などに加え、
石油ストーブや調理器具、掃除機など耐久消費財も。
値下げ幅は1030%。
対象店舗は全国の総合スーパー「ジャスコ」254店舗。
私の提唱する「ホップ・ステップ・ジャンプ」の三段階方式。
ここがミソ。
ウォルマートの「ロール・バック」に似ている。
さて昨26日は、朝、羽田から宮崎へ。
(株)とりせんの創立60周年記念の共栄会大会。
会場は、宮崎シーガイアリゾート。
群馬県館林に本部をおくスーパーマーケット「とりせん」。
(株)鳥仙本店としてスタートしたのが1948年。
そこから数えて60周年。
企業寿命の30年を2回経て、次のステップに進む。
鳥仙商店としての発足は1912年。
伝統のある会社だ。
私は、前原章宏社長をはじめ、
幹部、ミドルマネジメントの多くの皆さんと、
親しくしてきた。
その縁もあって、
この記念大会で「記念講演」。
まず、記念大会のご挨拶は、前原社長。
それから、とりせん共栄会会長の今村忠如さん。
明治屋商事代表取締役社長。
その後、感謝状贈呈などのあと、記念講演へ。
私は、この2010年までの間に、
製・配・販の三層は、
それぞれに協働しなければならないと考えている。
とりせんの60周年記念講演として、
このWorking Togetherをテーマにした。
会場には、お取引先から約300名の参加があった。
企業は、60年を経験すると、
脱皮し、新たな成長を模索しなければならなくなる。
蝉が自然環境の下で、
本能的に生態変化するように、
企業は社会環境の中で、
意図的に体質変化しなければならない。
それが、私は、今だと思う。
しかも、現在の変化は、
お取引先とともに行われなければならない。
なぜならば、製・配・販の再編成が、行われつつあるからだ。
サプライチェーン、あるいはディマンドチェーンの、
再構築が進みつつあるからだ。
そのためには、どうするべきか。
五つの共通項を持つこと。
1.共通のゴール
2.共通のタゲットカスタマー
3.共通の言語
4.共通の指標
5.共通のスコア・カード
その上で、
6.一つの会社・一つのチームの如く
7.ルーチンの仕事を繰り返し
8.人を養成し
9.ゼネラルマネジャー以上が参画する
そして、
10.戦略的パートナーの選定をする
これが、協働化の本質である。
そんな講演。
熱心に聞いていただいて、心から感謝。
私自身、なぜかいつも以上に熱が入った。
記念講演のあとは、カクテルパーティと記念パーティ。
金屏風の前に、とりせんの幹部が並んでご挨拶。
私は、前原さんと固い握手。
私は、日本のスーパーマーケット応援団長として、
前原さんのような経営者は、欠かせないと考えている。
食べ物と食べることをこよなく愛している。
人に食べてもらうことに無類の喜びを感じる。
そして食に対する造詣が深い。
その典型が、前原章宏。
この前原さんに体現されたものを、
とりせんというスーパーマーケット企業は、
変えてはならない。
それがとりせんの真の顧客が望むものだからである。
私は、心底、そう思う。
<結城義晴>
2 件のコメント
こんにちは(*^_^*)
「ワーキングツゲザー」の考え方に共鳴します。
小生は、現在、「DYのCSRとは」というコンセプトを作っていますが、是非、この考え方を使ってみたいと思います。
良いお言葉、ありがとうございました。
ultraman1959
ultraman1959さま、ありがとう。
DYのCSR、頑張ってください。
良いものができるよう、祈念します。
ゆっくりお話したいですね。