新店続々オープンでポジショニング競争時代到来!!

あらゆるコストが高騰しているのに、
店舗に対するチェーンストアの投資意欲は旺盛だ。
イオン相模原店。
懐かしい。
店はJR横浜線の古淵駅から、
徒歩5分の距離にある。
イオン相模原店の隣には、
イトーヨーカドー古淵店が並ぶ。
1993年8月11日に同時オープン。
「イイ戦争・古淵の闘い」
私はそう呼んだ。
そのイオン相模原店が、
3月20日にリニューアルオープン。
そして意欲的に、
「ホーム&エンターテインメント」を改革。
相模原店はその最新モデルだ。
その説明会が開催され、
山本恭広編集長が取材に行った。
今回のリニューアルは2階フロアだ。
イオンのプライベートブランドを軸にする。
それは「ホームコーディ」。
その一方で、文具、モバイル、ホビーを、
それぞれ専門店化した。
全体にMZ世代を意識したコーナーづくりを展開。
リニューアルを告知するチラシのイメージも変えた。
昨2024年9月、
イオン大日店のリニューアルから、
ホーム&エンターテインメントを導入。
その成果を受けて、相模原店に展開。
服部将允執行役員住居余暇本部長が、
店舗事務所で概要を説明してくれた。
服部さんは2023年4月、
㈱ジョイフル本田の営業本部長として、
新バナー「ジョイホンパーク」を手掛けた。
その後、2024年3月に、
イオンリテールに転職して、
執行役員住居余暇担当に就任。
相模原店では、
エンターテインメント売場を増やす一方で、
ホームコーディの売場面積を40%縮小した。
しかしアイテム数はほとんど減らさなかった。
結果、リニューアルしたフロアの売上げが5%伸びた。
何よりも若い客層が目に見えて増えた。
専門店化された文房具売場は、
「Stagraphy」と名付けられた。
大人のホビー・クラフトは「ZACCARA」。
それぞれにバナーが付けられた。
売場を案内してくれたのは松木一朗店長。
「小学生が売場で、
友達の誕生日プレゼントを選んでいる姿を見て、
涙が出ました」
手ごたえを語る。
全世代に対応しつつ、若い客層もとらえる。
易しいことではない。
イオンスタイルは食品、衣料を変え続けている。
そしていま、住居余暇分野を変えようとしている。
新しい「総合の強み」を出そうとしている。
詳細は月刊商人舎5月号誌面で展開の予定。
さて商人舎流通SuperNews。
新店開発の情報が次々に発せられる。
その勢いが凄い。
今日4月18日の開業。
ロピアnews|
4/18「ロピアビバホーム清田店」/スーパービバホーム内に出店
札幌市郊外に、
「ロピアビバホーム清田店」オープン。
スーパービバホーム清田羊ヶ丘通店内に出店。
ホームセンターは2013年12月に開業。
ロピとホームセンターは親和性が高い。
北海道3店目だ。
札幌市中心部から15~20分。
半径1km圏内にはアークス傘下の東光ストア、
イオン札幌平岡店が出店している。
3km圏内にはコストコホールセール、
2月にオープンしたロピア福住店とは約4km。
サッポロのロピア旋風、
止まらない。
西友news|
三井ショッピングパークららぽーと安城に「安城店」4/18開店
トライアルホールディングス傘下に決まった西友。
愛知県安城市に新たに開業した、
「三井ショッピングパークららぽーと安城」
その1階に出店
西友は1996年に「THE MALL 安城」を出店している。
しかし契約満了に伴って2020年5月に営業を終了。
その跡地に三井不動産が「ららぽーと安城」を開発。
西友は核テナントとして、
スーパーマーケットを出した。
愛知県内で14店舗、
西友全体では243店舗となる。
売場面積は706坪。
平和堂news|
東近江市にフレンドマート八日市妙法寺店4/18開店
平和堂は地元の滋賀県東近江市に、
フレンドマート八日市妙法寺店をオープン。
周辺4km以内にはアル・プラザ八日市、
フレンドマート湖東店がある。
八日市エリアでは初のスーパーマーケットで、
平和堂の最新MDを搭載する面積428坪の店。
ドミナントエリアを厚くする作戦。
大和ハウスnews|
大阪屋ショップ核店舗「アクロスプラザ関」4/18順次開業
大和ハウスグループの「アクロスプラザ関」。
核店舗が大阪屋ショップ。
外山に本部を置くチェーンの岐阜県への進出。
敷地面積5517坪、総延床面積1999坪のNSC。
無印良品がもう一つの核店で、
テナントは全部で7店。
大阪屋ショップの生鮮、惣菜が集客力の中核を担う。
4月24日開業。
マルエツnews|
4/24「マルエツ クロス大山店」オープン
こちらは東京都板橋区。
マルエツクロス大山店が開業。
東武東上線大山駅南口から西側約300mの立地。
全国的な知名度のハッピーロード大山商店街に面する。
売場面積は271坪の小型店で、
年間売上高目標は14億4000万円。
坪効率531万円。
4月25日。
紅谷商事news|
岩手県紫波郡矢巾町に959坪カブセンター矢巾店4/25新設
紅屋商事のカブセンター矢巾店。
話題の店だ。
岩手県紫波郡矢巾町のオアシスタウンやはば。
紅屋はフード&ドラッグで売場面積959坪。
初年度目標は25億円。
岩手医科大学附属病院の向いの立地。
盛岡市南部に隣接するベットタウン。
この地区の人口増加率は1.74%と岩手県内で2位。
年齢別人口は54歳以下の人口比率が約60%。
矢巾町の世帯所得は298.6万円。
イオンタウンnews|
4/25「イオンタウン松阪船江」/コミュニティ機能強化
三重県松阪市船江町。
イオンタウン松阪船江がグランドオープン。
主に核店舗のイオンスタイルが入るA棟と、
テナントや公民館が入るB棟からなる。
A棟には無印良品、サイクルハウスミヤタ。
B棟にはユニクロとジーユーが並んで出店。
総賃貸面積約1万坪、
駐車台数1037台。
イオンタウンはNSC中心だが、
最近はCSCも多く展開している。
バローnews|
バロー稲沢平和店4/25開設、生鮮を中心に対面販売を強化
愛知県稲沢市に、
スーパーマーケットバロー稲沢平和店が開業。
売場面積は441坪、バックヤード面積が406坪。
合計すると847坪。
バックヤードが異常に広い。
生鮮、とくに鮮魚を中心に、
対面販売売場を強調した店だ。
出店意欲旺盛なスーパーマーケット。
それぞれに個性的な店舗ばかりだ。
いよいよポジショニング競争が、
本格化してきた。
持論が現実になってきて、
私としては嬉しい限りだ。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
渥美さんの理論が呪縛になっていた面もあるかと思います。
その意味で、これからは結城さんの理論が、ポジションニング競争を加速させていくのだと思います。
吉本さん、ありがとうございます。
みんなが同じことを目指してレース型競争をしていたのが、
自分らしさを競うコンテスト型競争に変わってきました。
それがポジショニング競争です。