成人の日に贈る言葉「もう一人の自分を持て」
1月12日、全国的に成人の日。
商業やホスピタリティビジネスにかかわる人の中にも、
成人の日を迎える人がいるに違いない。
成人の日を迎える息子、娘、部下を持つ人がいるに違いない。
成人、おめでとう。
いつも、こういったときに贈る言葉がある。
「自己の確立」
まず、自分を客観視する
いつ、どんなときにも、
客観的に自分をとらえる。
そのために、
もう一人の自分をつくる。
そのもう一人の自分が、
今、考え、行動している自分を、
チェックし、牽制し、激励する。
それが、自己の確立につながる。
不思議なことだ。
もう一人の自分を持つことで、
自分が他と違う人間であると分かり、
その差異を明確にすることに役立つ。
だからもう一人の自分を、
是非、つくってほしい。
もう一人の自分とは、
ジキルとハイドではなく、
あくまでも表に出ず、
指南役に徹する自分だ。
小売業の機能でいえば、
お店でお客様を迎えるのが、
[確立すべき自己」であるとすると、
もう一人の自分はスーパーバイザーのように、
お客様をお迎えする店舗のサポートをする。
そんな自分をもつこと。
もうひとつ、成人の日に贈る言葉。
「無茶をせず、無理をする」
そう、今年一年の私のスローガン。
そして、商人舎1月の標語。
無難な人生を選ぶ人もいるだろう。
それも良し。
波乱の人生を送る人もいるだろう。
それも良し。
しかし、自分に負荷をかけることなしには、
成長はないと思う。
どんな年齢になっても、
もうこれでいいや、と思った瞬間、
成長は止まる。
私は、そう思う。
だから、「無理をする」。
あえて。
しかし「無茶」はいけない。
「無茶はせず、無理をせよ」
その中から
「無私を見出せ」。
成人の日。
「心から、おめでとう」
<結城義晴>