本当の地方の時代はこれから始まる
昨夜、最終便で、鹿児島から戻る。
疲れたけれど、それは心地よい疲労。
しかしここで無茶はいけない。
疲労には、休養。
この繰り返し。
考えてみると、トレーニングは、必ず疲労を伴う。
体や精神を疲労させる。
従って必ず、鍛錬のあとには休養が必要となる。
とはいっても、私、今日は、福島県郡山へ。
これは無茶ではなく、無理。
想定内の、鍛錬でもある。
無理の範囲をどれだけ広げることができるか。
それがその人間の器であり、力だと思う。
さて1月9日に、商人舎ホームページをリニューアル移転して、
2週間ほどが経過しようとしています。
このリニューアルの目的は、
ユニークなスペシャルティ・サイトに蛻変すること。
ユニークとは、「他にない」という意味。
「ここだけの」という意味。
スペシャルティとは、「専門的な」という意味。
小売業・流通業・サービス業・ホスピタリティの、
ビジネスを専門的に取り上げる。
そのインターネット情報提供。
それが商人舎ホームページ。
この構想は、結城義晴の[毎日宣言]だけでは完成しない。
そこで、さまざまなスペシャリストの方々のブログを、
集積して、ホームページとすることにした。
ブログのショッピングセンター。
それが商人舎サイト。
このサイトのブログが少しずつ開店し始めた。
コーネル大学RMPジャパンのページは、
事務局長の大高愛一郎さんが、随時、更新。
私も時々書く。
待望の杉山昭次郎先生のエッセイも始まった。
「競争力」について考察してくださっている。
それも商品開発の競争力。
じっくり味わって読んでほしい。
さらに山崎香織税理士のブログもアップした。
「年末調整」について。
確定申告が、次にやってくる。
浅野秀二さんは、アメリカから[ほぼ毎日更新]で、
情報や行動記録をおくってくださる。
ありがたいことです。
皆さん、いろいろなメッセージを受け止めてください。
さて、バラク・オバマ新大統領の船出。
しかし株価は暴落。
円はまた高くなった。
小売業の中でも、スーパーマーケットやコンビニは、
比較的に、好調が続いている。
この2月、3月の決算で、最高益を出す企業も少なくはない。
内食提供のビジネスは、外食離れによって、
潤っている。
しかし、これだけ輸入産業をはじめとする従来の基幹産業が痛手を受けると、
そこに働く人々の生活費が、どんどん切り詰められる。
それが現在、やや好調の業種・業態にも、
確実に影響を及ぼしてくる。
春から夏にかけて、厳しい消費不況がやってくることを、
想定に入れておかねばならない。
想定に入れておけば、いざそうなったときには、
慌てふためくことがない。
そうならなかったら、幸いである。
鹿児島の出水市を訪れて、
人口が減ってゆく街で、
立派に事業を展開し、成長している店がある。
それを見るだけで、この春から夏の日本全体の状況も、
乗り越えることができるにちがいないと確信することができる。
もっと、地方の生活や地方の産業を見直さねばならない。
その知恵を学ばねばならない。
ほんとうの地方の時代は、
これから始まる。
私はそう、信じている。
<結城義晴>