ジジと秋の空[日曜版2012vol38]
ジジです。
トリミングしてから、
カイテキ生活。
ユウキヨシハルのおとうさんも、
9月は、ちょっとゆっくり。
夏のあいだは、
ひどく、いそがしかった。
でも、
きょうは、どこかに、
おでかけ。
ベイブリッジをわたって・・・。
アクアラインをはしって。
朝はやくから、
なんだか、
たのしそうだった。
そして、ぽっかりと、
樹のうえに、ういた雲。
「おーい雲よ
悠々と
馬鹿に呑気そうじゃないか」
「何処まで行くんだ
ずっと磐城平の方まで行くんか」
山村暮鳥ですか?
おとうさんも、
雲を眺めていた。
でも、木もきらきらしていた。
おとうさんは、木も、
すきです。
まぶしい光も。
自然はいいですね。
ボクもからだを、
うごかしたくなった。
だから、のびをした。
雲は、もくもくと、
空をおおっていった。
雲のうごきは、
すごいですね。
そして、すこしずつ、
秋の雲に。
ほそい雲に。
空いっぱいの雲。
秋がやってきました。
西のほうには、
台風もやってきた。
そしてすこしずつ、
日がかたむいていく。
空と雲をみているだけで、
あきないですね。
おとうさん、
ゆっくりと、ゆっくりと、
いきていきましょうね。
<『ジジの気分』(未刊)より>