商業人の総選挙投票率向上と数学・物理五輪での高校生の大活躍
Everybody! Good Tuesday!
連休明けの7月21日。
土用の丑の日を挟んだ三連休。
成果はどうだっただろう。
新聞の朝刊は、休み。
しかし、[毎日更新宣言]は休まず。
今日は、いよいよ、衆議院解散。
今日、午後の本会議で、
河野洋平衆議院議長が解散を宣言し、
全代議士が無職となる。
国会議員は、落選すると、
「ただの人」になってしまうが、
だからこそ、必死ではある。
その必死の時に、ほんとうの人間が見えてくる。
私は今回の衆議院選挙。
投票率の向上を何よりも願うものである。
いったい、商業やサービス業全体の投票率は、
どのくらいなのだろう。
昨日のブログで、書いた。
小売業、フードサービス業、サービス業は、
土日祭日に働く若い人によって支えられている。
その人たちが働く日に、
投票日が設定されることがほとんど。
今回も8月30日、日曜日。
だとすると、全体に見て、
小売業、フードサービス業、サービス業は、
投票率が低いという予測が立つ。
これではいけない。
「不在者投票」ができる。
そういう議論もあるかもしれない。
しかし不在者投票は、
それはそれで面倒であることは確か。
だから放っておけば、投票率は下がる。
ここは、会社や部署、先輩が、
不在者投票の面倒を見てあげるというのはどうだろう。
日曜日に働き続けてきたベテランも、
投票に行きそびれている人も、
今回は、投票する。
これで、ずいぶん変わる。
世の中が。
日本国にとっても、
日本の商業の現代化にとっても、
大事な国政選挙だ。
選挙結果を云々するものではない。
商業、サービス業に携わる人々の投票率は、
他産業と比べても、確実に高い。
商業、サービス業に携わる人々の政治に対する意識は、
平均より、確かに高い。
そんな全体の問題意識が、
商業・サービス業の地位を高める。
私はこれまで、このブログで、
あえて政治問題を取り上げてきた。
やや面白おかしく、かといって、
日刊夕刊紙や週刊誌のようにどぎつくはなく。
商業・サービス業にかかわる人々が、
政治や行政に関心をもち、参画していかねば、
私たちの業界がよくならないと考えるからだ。
商業・サービス業の政治的ノンポリシーの態度は、
自らを貶める。
今回は、商業・サービス業の投票率を上げたい。
さて、うれしいお便りをいただいた。
以下、ご了解を得て、ご紹介する。
「はじめてメールさせて頂きます。
私、オーストラリア・ゴールドコーストという地に住んでいます、
中 嘉津生(なか かすお)と申します。
45歳です。
毎朝、結城先生のブログ及び流通ニュースの拝読から、
私の一日がスタートしています。
20年間強、コメの流通業に従事して参りましたが、
昨年4月に新規一転家族と共に、
オーストラリアに引越して参りました。
此方の農家さん達と一緒に美味しいコメ作りを目指して、
移住して参りましたが、
大干ばつの影響で、コメの輸出はおろか、
輸入しなければならない状況になってしまいました。
そこで現在、日本の美味しいコメを、
農水省の助成金制度を生かして輸入したり、
アメリカのアキタコマチや台湾・韓国の短粒種米を輸入して、
こちらの問屋等へ販売したりしてます。
先生のブログやUS視察の日記を拝読させて頂き、
やはり、アメリカの食品小売業は凄いと、いつも思っております。
私も、縁があり、10回位渡米したことがあり、
その度に「Trader Joe’s」を注目して見ていますが、
毎回新鮮です。
行く度に感動しています。
何とかTJにオーストラリアやニュージーランド、
インドネシア等の商品を納入出来ないものかと、
事あるごとにサンプル送り続けております。
何時の日か一品入ると嬉しいのですが・・・。
ご存じのように、この国は人口2000万人強しかいません。
しかし面積は日本の21倍もあります。
ウールワースとコールズと云う2大スーパーで、
80%近くのシェアを占めています。
それ故、競争力に乏しく、食品の価格が安くないのが実情です。
やっと、今年中にメルボルンに「COSTCO」が初の出店となります。
まだ、この国の商習慣は週に一度の大量買いなので、
「COSTCO」は間違いなく支持されるものと思われます。
御参考になるかわかりませんが、
ゴールドコーストにあるFERRY MARKETと云う高級食材スーパーの写真を、
添付させて頂きます。
並べられている商品は吟味されていて、また店舗の空間も高く、
ゆったりとした気持ちで買い物することが出来ます。
こちらは冬で、毎日、ヒーター炊いてます。
日本はもうじき、梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね!
御身体にはご留意して頂きますよう、お願い申し上げます」
[オーストラリアにて「商人舎ブログ」を毎日拝読させて頂いてます一ファンより…]
ゴールドコーストで、
頑張っている中さんのような人がいる。
私は、日本の国は、
やがてソフトウェアの輸出国になると考えている。
明治維新以降、富国強兵に努め、先の大戦で挫折。
戦後、驚くべき復興を遂げ、エコノミック・アニマルと揶揄され、
自動車・家電などで世界を席巻した日本。
日本人の持つ特性は、「技術」にある。
テクノロジーの開発、創造である。
それは農業技術にも及んでいる。
中さんのような人が、外国で活躍すること自体、
ある種、日本の将来を象徴している。
昨20日の文部科学省の発表。
ドイツで開かれた数学国際オリンピックと、
メキシコで開催された物理の国際オリンピック。
その日本選手の成績。
日本選手は両オリンピックともに、
全員がメダル獲得。
数学は高校生6人が参加し、金5、銅1。
国別でも中国に続く2位で、過去最高。
物理は同じく高校生5人が参加し、金2、銀1、銅2。
国際数学オリンピックは第50回大会で、
104の国と地域から565人が出場。
日本は20回目の参加。
数学オリンピック金メダルの筑波大付属駒場高3年副島真さんは、
中国選手とともに満点で、トップタイだったという。
日本人は将来、こういった頭脳や技術を輸出して、
世界に貢献していくと、私は思う。
もうすでに、多くの日本人が海外で活躍している。
国内組も、負けてはいられない。
では今週も。
Everybody! Good Tuesday!