「朝に昼に夕に、今日も一日、優しく強く」で寒中お見舞い申し上げる
Everybody! Good Monday!
[2013 vol4]
2013年もはや第4週。
糸ほどの絆となりし賀状かな
〈朝日俳壇 いわき市・坂本玄々〉
年賀状のお年玉商品当選番号が、
昨日、発表された。
今年も多くの賀状をいただいた。
心から感謝したい。
年賀状のお返しは、
寒中見舞い。
松が明けるのは1月7日。
その翌日の1月8日から、
立春の2月4日の前までに出す。
昨日は二十四節気の「大寒」。
暦の上では「一年で一番寒いとき」
『暦便覧』ではこう説明されている。
「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」
大寒のじっとしてゐるほかはなし
〈日経俳壇 静岡・植田克己〉
大寒の日から節分までの15日間そのものも、
「大寒」という。
そして節分の2月3日の翌日が「立春」。
大寒までの冬と立春からの春を分けるから、
「季節を分ける『節分』」という。
いちばん寒い時期を、楽しみたい。
こころ豊かに暮らしたい。
自分らしく生きたい。
その人の如く手袋ありにけり
〈朝日俳壇 今治市・横田青天子〉
今週は「節分」に向けた販促一色。
しかしその背景に「大寒」のコンセプトが流れている。
「インテリジェンスとは
行動のための情報である」
ハーバード大学国際問題研究所初代所長のロバート・ボウイ、
『インテリジェンスとは何か』についての明言。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授の沖本美幸先生が、
facebookで紹介している。
「行動に役立たない情報は、Informationであり、
その情報がintelligenceになるためには、
行動に役立つことが必要です」
沖本先生は立教教授として、私の唯一の同期の桜。
俯瞰工学を研究している。
「節分」「大寒」から、恵方巻きまで、
インフォメーションをインテリジェンスにして、
現場で展開しなければいけない。
かつて、節分に向けた時期の中心は、
節分のひなあられや千歳あめ、ちらし寿司だったが、
現在は恵方巻きが主役。
状況は変わった。
それをいかに行動に役立てるか。
これから楽しみなシーンが、
展開されることになる。
しまったといふ目のままや金目鯛
〈朝日俳壇 シンガポール・永井恵美子〉
さすが朝日新聞の俳壇。
おもしろい。
俳句には季語がある。
金目鯛の漁期は12月から3月だから、
今が旬。
冬の旬の食べものも、
楽しみたい。
缶詰の消費期限の日の空は
晴れか曇りか日本はあるか
〈日経歌壇 盛岡・藤原建一〉
今の時期、消費期限のチェックもしておきたい。
さて、先週土曜日のブログに少なからずの反響があった。
「東京ストアー民事再生法適用申請」
トップから直接メールも入った。
実に真摯で謙虚なコメントだった。
私は、返信した。
「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
いまは、そんな心境に違いない。
「艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は失望に終わることがない」
(新約聖書・ローマ人への手紙より)
東京ストアーのトップ、幹部、社員、従業員。
みな、いまは艱難と忍耐のなかにあるに違いない。
しかしそれが練られた品性としての練達を生み出す。
そして艱難、忍耐、練達から生まれた希望は、
絶対に失望に終わることがない。
石川県のスーパーマーケット業界で、
地元資本の企業は、
マルエーに次いで東京ストアー。
地元顧客からの支援は熱いはずだ。
まだまだ民事再生法で、
再建、再興を目指す。
私は、昨年と今年の商人舎標語を、
東京ストアーに捧げた。
昨年は、
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」
そして今年は、
「今日も一日、優しく、強く」
この二つの標語は対になっている。
だから、こう使う。
「朝に希望、今日も一日、優しく、強く」
「昼に努力、今日も一日、優しく、強く」
「夕に感謝、今日も一日、優しく、強く」
私は還暦を超えて、最近、
帯状疱疹にかかってしまった。
これは60代が一番多くかかる病気で、
水疱瘡のウィルス菌が再発する。
「体を温めてください」と、
お喋りで親切な女医に言われた。
そこで晩はもちろん、
朝にも湯につかる。
そこで朝湯のときには、
標語を声に出して言う。
「朝に希望、今日も一日、優しく、強く」
夜、湯船でくつろぐときにも、
標語を声に出して言う。
「夕に感謝、今日も一日、優しく、強く」
日中は、ランチの後につぶやく。
「昼に努力、今日も一日、優しく、強く」
このくりかえし、
繰り返し。
力が湧いてくる。
元気がでてくる。
前向きになる。
試してください。
寒中 お見舞い申し上げます。
では皆さん、今週も。
Good Monday!
〈結城義晴〉