エンジントラブル遭遇も元気一杯でフェニックス到着の長い一日。
Everybody! Good Monday!
9月14日月曜日、9月第3週です。
今週末から、シルバーウィーク。
この5日間の連休に向けて、
「節約、倹約。もったいない」の1週間。
さて、13日の日曜日。
成田空港に揃った総勢43名。
万代ドライデイリー会。
米国スーパーマーケット視察勉強会。
略して、MDD会。
小人数もいいが、大集団も楽しい。
最初の挨拶は手短に。
しかし元気よく。
旅の安全と成果を祈念して。
午前11時30分、
成田空港を発つ。
アメリカンエアラインズ(AA)176便。
機内で、映画をしっかり3本見た。
「インディージョーンズ/クリスタルスカルの王国」
トム・ハンクスの「天使と悪魔」
ブラッド・ピットの「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
どれも楽しめた。
「天使と悪魔」は、お勧め。
『ダ・ヴィンチ・コード』の続編とも位置づけられる。
12時間後には、米国テキサス州ダラス・フォートワース空港。
それからアリゾナ州フェニックスへ。
そのつもりが、乗り継いだAA機のエンジン故障のため、
乗り込んでおいて、欠航。
乗換、乗継便の手配に大わらわ。
4つのグループに分かれて、
フェニックスに向かうことになった。
しかしその便も大幅に遅れ、
ダラス・フォートワース空港に9時間近くも留め置かれた。
世界の航空会社で組織される国際航空運送協会。
もちろん日本航空も全日空も、そしてAAも加盟している。
そのトータルの2009年上半期の最終損益は、
60億ドル(約6000億円)を超える赤字。
経済危機の影響で航空貨物や航空旅客の需要不振が続く。
そこに、新型インフルエンザの世界的大流行。
1~6月の半年間の成績。
旅客輸送量は前年同期比6.8%マイナス、
貨物運送量は同19.3%マイナス。
そんな中、日本航空は、
世界第一位の米国デルタ航空からの出資受け入れ交渉中。
だが、昨日の日経新聞の発表では、
第二位のAAとも提携拡大交渉に入る。
AAはJALと同じワンワールド航空連合に所属している。
日航は、ハムレットの気分だろうが、
AAはデルタに対抗するため。
私たちが乗ったのは、そのアメリカン(AA)。
日本の航空会社は、私のいう「複占」状態。
その市場のほとんどを、二者が占めてしまう状況。
日本航空と全日空。
しかし、国際化はぐんぐん進む。
JALも、デルタ・グループかアメリカン・グループか。
世界の航空旅客市場そのものが、
「複占」に向かって進む。
理由は、ただ一つ。
「航空輸送サービス」が、世界的に、
コモディティ化してしまったからだ。
こんなことを考えつつ、
ダラス空港では、原稿書きなどに勤しむ。
意外にはかどったから、驚き。
そして現地時間夕方6時10分、出発。
今日は、シカゴ便にも大幅な遅れが出た。
それでも空の上は、爽快。
2時間半後、アリゾナ州の州都が見えた。
「翼よ、あれがフェニックスだ」
空港に降り立って、ほかのグループの到着を待つ。
ツーソン経由でフェニックスに入る12人。
USエアーラインで、フェニックスに入る4人。
さらにうしろのAAでくる2人。
荷物も無くならず、
人もいなくならず、
まさに「ミラクル」が起こって、
全員無事、到着。
そしてすぐに、イタリアンレストランへ。
ビールで乾杯し、あたたかい地中海の料理を堪能。
全員が一言ずつ語った。
若い人も多い。
メーカー、卸売りの人々、
スーパーマーケット関連産業の人ばかり。
私は、一人ひとりのコメントを聞いていて、
嬉しくなった。
逆境が、団結を生む。
団結が、成果を生む。
その成果を、高める触媒が、私の役目。
今回はシアトル在住のノブ・ミゾグチさんが「相棒」。
ホテルに着いたのは、フェニックス時間で午後11時。
30時間にも及ぶ長旅。
「やれやれ」という気分は全くない。
元気一杯、気力充実。
明日が楽しみだ。
Everybody! Good Monday!
今週は、この挨拶で、通してみよう。
<結城義晴>
[お詫び]
今週は、日本時間で夕方のブログ投稿となります。
こちらでは、深夜2時頃。
どうか、お許しください。
でも、ご期待ください。