年末「際」商戦は商人最大のお祭りだ!
株式会社商人舎。
2009年の営業は昨日で終了しました。
本日より、冬季休業に入ります。
1年間ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
皆様にとって、新しい年が、
よりよいものであることを祈念いたします。
来年も宜しくお願い致します。
[商人舎一同]
会社は一応、営業を終了しましたが、
代表取締役、ゼネラルマネジャーは、
動き続けます。
メール[info@shoninsha.co.jp] 携帯電話など、
緊急の場合には、ご連絡ください。
さて、日本の国内総生産、GDP。
2008年度の国民経済計算が確定され、
内閣府から発表された。
国民一人当たり名目GDPは、
387万1000円。
前年比較でマイナス4.1%。
6年ぶりの減少という。
ドルに換算して国際比較すると第19位。
18位がイタリア、20位がスペイン。
私は両国にジャーナリストの仲間がいるが、
こんなランクも悪くはないと思う。
ただし1993年には2位だった。
過去の栄光に比べると、
やや落胆もするかもしれないが。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。
これが今のところの合言葉だから、
GDP国際ランキングも妥当なところだろう。
2008年度の国民所得は前年比マイナス7.1%で、
6年ぶりに減少。
最大の落ち込み幅。
家計の可処分所得は減少したが、
家計の貯蓄率は3.3%と1.6%分上昇。
消費に回らなくなったことは確かだ。
それが2009年の終わりに、
深刻な現象として現れようとしている。
一方、日本フードサービス協会発表の11月の外食産業。
前年同月比マイナス5.5%。
あまり驚くような数字ではないと思われるが、
現行の開示方法となってから最大のダウン率。
客数はマイナス0.2%だから、
そうそう深刻になるものではないが、
客単価は5.5%のマイナスで、
企業や店を経営している側から考えると、
きわめて深刻な数値。
日本マクドナルドまで既存店が6.0%ダウンした。
さて皆さんのクリスマス商戦、
いかがだったろうか。
イトーヨーカ堂は昨日から、
早くも「福袋」を売り始めた。
正月用に用意した78万個のうち5万個を先行販売する。
イオンは、350万個の過去最大の福袋を用意しているが、
こちらは元旦から売り出す。
どこでも、過去最大の施策、過去にやったことがない政策を、
次々に繰り出す。
しかし一番大事なことは、
自分のお客様から、
長く長く信頼されること。
この一瞬の積み重ねが、
顧客の信頼に結び付いているのか。
それを自問し続けなければならない。
だから私は、いつも書く。
まだ、
遅くは、
ない。
前を向いて、
お客様を楽しませよう。
自ら楽しもう。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。
「ミスター・サトカメ」こと、
佐藤カメラ専務・佐藤勝人さんが、
その人気ブログ[経営一刀両断]第1207話に書いている。
「年末年始 一大商戦 商売は祭りだ」
「最近では正月を休むという案も
チラホラ聞きますが
情けない話ですね(笑)
それは商人がサラリーマン化されている証拠です」
「病院も消防も警官も
テレビも天皇杯もみんなして休むのか?
そんな馬鹿な話どこにある
我々商人は
一般人が休んでいる時こそ忙しい
それこそ商売は祭りなんだよ
一般人が休みの時に休みたければ
商人なんて道を選ぶなよ」
「年末年始
毎年元気よく『商売=お祭り』ができることを
ありがたく
わくわく
エキサイティングに感じないで
商人と言えるか」
「サラリーマン化された商人ども
俺たちは一般人じゃないことぐらい知れ」
痛快な一発。
さすがミスター・サトカメ。
「商売はお祭りだ」
この意気で、
お客様を、楽しませよう。
自ら、楽しもう。
今日12月26日から、
一気に31日までの6日間。
年末「際の商戦」。
「ここは商人最大のお祭りだ」
その上、祭りが終わったら、
希望の来年が待っている。
<結城義晴>
2 件のコメント
結城先生、商人舎みなさま、本年のご業務お疲れ様でございました。来年もよろしくお願いいたします。
さて、小社も本年の業務はあらかた終了しました。が、経営者として、マネジャーとして私にも休みはありません。
年明け早々、コスト削減実施のためのマニュアルの作成をしなければなりません。
先日、「マニュアル化は人間の創造性を阻害する」云々の批判を目にしましたが、一概にそうとは言い切れないでしょう。
業務のマニュアル化の目的は何だろうか?
自分の場合、日頃口酸っぱくして経費削減を訴えても出来る者と出来ない者がいる。問題は出来ない者をどうするかなのですね。端的に言うと烏合の衆をいかに短期間に効率よく有能な集団に変えるか、なのです。それは20数年前に出会った「マクドナルドは3日でパート・アルバイトを一人前にする」というマニュアル本に甚だしく感銘を受けた結果です。
最後に、私をマネジャーとは職業ではなく「生き方」だと自覚させてくださった、電通4代目社長吉田秀雄氏のお言葉を皆様にご紹介いたします。
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「鬼十則」
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきがで
きる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生
まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのよ
うなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
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では、ちょっと外を走ってきます。
静岡の船村さま、今年一年、ありがとうございました。
経営者も、マネジャーも、年中無休。
商人も、本来年中無休でしょう。
ただし経営者になったら、社員や労働者と契約をむすぶ。
経営者はその契約や約束は守らねばならない。
そのためにもマニュアルは不可欠です。
私も本来の意味でのマニュアルは、
なくてはならないものだと考えています。
その使い方や考え方が画一化し、形骸化してしまって、
批判を浴びたりしますが、
マニュアルなしに人間が協力して仕事をすることは、
できません。
頑張って、来年も。
電通の「鬼十則」があなたを応援しています。