成田からサンフラン、ラスベガスまでのEight Days a Week!
ポール・マッカートニーが来日。
11年ぶり4度目となる。
ワールドツアー「OUT THERE! TOUR」の一環。
日本のタイトルは「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー」。
その大阪、京セラドーム大阪でスタートした。
その第1曲目は、
『エイト・デイズ・ア・ウィーク』。
五月みどりの歌は、
「一週間に十日来い♪」と歌ったが、
マッカートニーは、
「1週間に8日、
君を愛してる♪」
とシャウトする。
ああ、聴きたかった。
私はアメリカ。
成田を発って9時間半。
太平洋の端に、
陸地が見えてきた。
サンフランシスコ半島。
くっきりと美しい。
ああ、着いた。
そう思った。
内海のサンフランシスコ・ベイ。
よく、眠った。
体調万全。
ランディングして、
到着。
その後、ラスベガス行に乗り換える。
しかし時間がタイトで、
メンバーをせかせてしまった。
それでも全員、やっと乗り込んだと思ったら、
1時間ほどして、ロビーに戻された。
11時22分発の機体に異常がある。
これです。
みんな心配げだが、
仕方ない。
そこでまずは腹ごしらえ。
腹が減っては戦ができぬ。
中華料理を楽しんで、待つ。
果報は寝て待て。
予定よりも4時間ほど遅れて、
なんとか飛び立つ。
このサンフランシスコ国際空港で、
4時間も足止めを食った。
それでもベイ・エリアは美しい。
遠くに、サンフランシスコ市街と、
ベイ・ブリッジを望むことができる。
また、ここに戻ってくる。
1時間半のフライト。
北米大陸は暑い雲に覆われていた。
着陸態勢に入って、
雲の下に降りると、
岩肌が現れる。
そう、ラスベガス渓谷。
景色の中心に、
ストリップ。
山肌も美しい。
機体は大きく旋回して、
ラスベガス空港を目指す。
サンセット・ギャラリアのショッピングセンター。
ゴルフ・コースも見える。
そして着陸。
やっと着いた。
ラスベガス時間で午後4時半。
さすがにみんな疲れ気味。
しかしすぐにリムジンに乗り込んで、
WholeFoodsMarketへ。
今日の視察予定は大きく狂ったが、
それを変更して、
全体スケジュールを組み直した。
ホールフーズは疲れ切った私たちを、
温かく迎えてくれた。
ありがたい。
タウン・スクェア・ラスベガスという
ライフスタイルセンター。
その中の核店舗がホールフーズ。
素晴らしい。
店はピカピカ、
しかし店にも一日の疲れが見える。
この店はチーム・マネジメントを、
前面に出してオペレーションしている。
店内のイートイン・スペースでは、
カップルで食事する光景も見える。
この後、コンテナストア。
ホールフーズと並んで、
FORTUNEの働きがいのある企業ランキング常連。
もう、クリスマスの早仕掛け。
その後、やっとホテルに到着。
午後、6時45分。
それからディナーはイタリアンレストラン。
ビールと白ワイン、赤ワイン。
心から楽しんで、部屋に戻る。
成田を発ってから、
ずいぶんいろいろなことがあった。
しかし、それもよかった。
頑張ろうという気になる。
1週間に8日分、
頑張る。
Eight Days a Week!
Eight Days a Week!
(つづきます)
〈結城義晴〉