セブン&アイ、Xマスにフランフランをお買い物!? 50億円也
今日はChristmas。
Christのmass、つまりキリストのミサ。
イエス・キリストの降誕の祝い。
「降誕」は英語でthe Nativity。
聖人・偉人・帝王などがこの世に生まれること。
まあ、洋風に祝いましょう。
キリスト教徒でなくとも、
それが現在の日本人。
今日、ヤオコーの川野幸夫会長も語っていた。
「今のところ順調な
クリスマス商戦だ」
そしてクリスマス商戦を終わらせたら、
すぐに和風に切り替える。
やはり川野さんが口にした。
「和食がユネスコの世界遺産になった。
どう日本の食文化を守り育てるか。
私たちにとって大切な課題だ」
明日の朝から、すぐに、
日本の年末年始に大転換。
その切り替えの「キレ」の良さが、
その店の強さとなる。
さて昨日の夕方、
武藤麻代さんが、
商人舎オフィスを訪ねてくれた。
立教大学大学院の結城ゼミ第4期生。
来年1月から、
商人舎magazineに、
執筆してくれることになった。
健康や安全・安心をテーマにして、
小売業・外食業の取材をする。
ご期待いただいきたい。
今朝は、東京・大門。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱、
恒例の取締役会。
今年もご苦労様でした。
その後、役員会で写真。
真ん中左が、
米倉裕之さん、代表取締役社長。
真ん中右が、相談役の玉生弘昌さん、
㈱プラネット会長。
その右が、取締役の川崎清さん、
一番右が執行役の石井賢治さん、
そしていちばん左が取締役の田窪伸郎さん。
1年間、ご苦労様でした。
来年もよろしくお願いします。
その後、商人舎オフィスに戻って、
再び夕方には東京日本橋へ。
日本スーパーマーケット協会。
スーパーマーケット3団体の販売統計の発表。
詳細は『商人舎magazine』で報告するが、
11月は売上高7732億4871万円と、
前年同期比104.5%、
既存店でも101.4%と好調。
6月ぐらいから好転し、
青果の相場高もあり、
10月、11月と上向いてきた。
それが12月商戦、
天皇誕生日を含み三連休、
そしてクリスマス商戦と続いた。
一気呵成に年末商戦へと、
なだれ込みたい。
その後、毎年恒例、
記者との忘年懇親会。
日本スーパーマーケット協会会長の川野幸夫さん、
協会専務理事の竹井信治さん(右)、
そして左の松本光雄さんは、
オール日本スーパーマーケット協会専務理事。
川野会長登場とあって、
記者連は張り切って写真撮影。
こんな光景です。
川野さんは丁寧に、
今年スーパーマーケット産業にとって、
重要だったことを二つ挙げて、
解説してくれた。
それは商人舎magazineで速報しよう。
専務理事の竹井さんは、
月刊『商人舎』の大ファン。
届くとすぐに1冊丸ごと、
読み切ってくださるとのこと。
うれしくてますます元気が出る。
懇親会の最後は
3人を囲んで、
事務局の皆さんとの記念写真。
年末を締めくくるガッツポーズ。
来年も協会活動に期待したい。
4月には日本スーパーマーケット協会と、
新日本スーパーマーケット協会の合併が、
待っているし、その時、
消費税増税が行われる。
協会の活動は重い意味を持っている。
名著『チェーンストア』の中で、
ゴドフリー・M・レブハーは、
アメリカにおけるチェーンストア成長の要因を、
4つ整理している。
第1は、チェーンストア方式自体に内在する長所。
第2は、チェーンストア経営者になった人々の資質。
第3は、この人々が自己の経営を、
条件の変化に合わせる弾力性を持っていたこと。
そして第4は、彼らの仲間の団体活動が、
効果的だったこと。
適切な団体活動は現在の、
日本のスーパーマーケット産業にも、
求められている。
ちなみにこの『チェーンストア』の訳者は、
12月15日に逝去した倉本初夫商業界主幹。
再び、ご冥福を祈りたい。
最後の最後は、「お多幸」。
伝統のおでんを賞味しながら
日経MJデスクの白鳥和生さんと、
今年最後の交流。
白鳥さんは、
最前線で活躍するジャーナリスト。
流通に「愛」をもっている。
白鳥さんとの会話は、
本当に楽しいし、触発される。
その白鳥さんの日経新聞の朝刊。
セブン&アイ・ホールディングスが、
雑貨専門店「フランフラン」のバルスへの出資を、
報道した。
そして午後、それが、
バルスから発表された。
2014年1月、
48.67の株式を取得。
取得総額は50億円程度。
今期もセブン-イレブン・ジャパンが絶好調で、
13年8月末の手元資金は1兆円強。
だからセブン&アイは、
12月に入って、
積極的にM&Aを進めている。
通販のニッセンホールディングス、
高級衣料品店のバーニーズジャパン。
バルスは国内で約150店展開。
2013年1月期売上高319億円。
Christmasに、
フランフランをお買い物!?
セブン&アイは、
オムニチャネル戦略を謳っている。
来年は日本のチェーンストアも、
スーパーマーケットも、
大きく様相が変わるに違いない。
クリスマスの東京駅。
家族のもとに、
恋人のもとに、
急ぐ人たちだろうか。
いずれの人々にも、
ハッピー・クリスマスでありますように!
私たちは日本の消費者のために仕事している。
国民のために、市民のために、
店を開き、売り場をつくる。
だからハッピー・クリスマス!
<結城義晴>