ソチ五輪・羽生結弦の金メダルとイオン銀行・セブン銀行の金銀
関東甲信、東北地方は、
15地点で観測記録を更新する大雪。
東京の真ん中、
新宿中央公園。
甲府市は統計開始以来最大の積雪114㎝だとか。
県富士河口湖町は143㎝、
秩父市も98㎝、前橋市も73㎝。
低気圧は明日は東北・三陸沖へ。
東北地方の大雪、
心配です。
しかしうれしいニュース。
ソチ冬季オリンピック。
フィギュアスケート男子で、
羽生結弦が金メダル。
日本の冬季五輪では、
通算10個目のゴールドメダル。
ショートプログラムは101.45点、
世界歴代最高得点。
こんな時の緊張。
19歳の天才も、
夜、眠ることができない。
フリースタイルの演技は、
前半で失敗の連続。
滑りきってフィニッシュをとった後、
しばらく立ち上がれなかった。
金メダルが決まったあとのコメント。
「金メダルをとって言うのもへんですが、
悔しい」
この「悔しい」は、
すごくよかった。
「日本人として誇らしく思う」
強い運を持ったスケーター。
これからの4年が、
大いに楽しみだ。
さて昨日の私は、
東京・清水橋。
新宿の東京都庁も雪にかすむ。
私は伊藤園本社の地下1階。
伊藤園大陳コンテストの
最終審査会。
審査の全体像を確認した後、
早速、審査。
写真左が伊藤園の本庄大介社長、
一番右が本庄周介副社長、
奥右が江島祥仁副社長、
青いシャツが結城義晴。
大介社長も審査が大好きで、
熱心にチェックする。
審査委員6人がそれぞれ、
付箋を貼って選んだ作品を集計して、
優秀賞・最優秀賞を選考。
決定しました。
おめでとう。
ここでは明らかにできないけれど、
担当から連絡が行きます。
その後、企業賞、年間企業賞を決めて、
最後に総評。
審査委員の雑誌用写真を撮ったあとで、
事務局も全員揃って写真。
いい企画です。
業界トップの大陳コンテスト。
快調に進みます。
審査会が終ってから、
江島副社長の部屋で、
お茶をいただいて、情報交換。
楽しいひととき。
深謝。
さて、日経新聞経済欄。
「流通系銀行、業績に勢い」
イオン銀行とセブン銀行。
2013年4~12月期決算で好調。
イオン銀行は、
預金残高1兆7609億円。
前年同期比55%のプラス。
月100億円増の堅調ぶり。
預金残高は、
金融機関が日銀に開設している預金口座の残高。
資金量を判断する目安で、
小売業の売上高のような位置づけ。
イオン銀行の特徴は、
住宅ローンの新規実行額増加。
月200億円増のペース。
牽引するのは小売店頭での買物サービス。
ローンの契約者はイオンで5年間5%割引。
10年固定型の最優遇金利も年1.25%。
こちらも小売商売同様、
低金利を特徴とする。
4~12月期連結決算は純利益が
前年同期比29.2%増の57億円。
一方のセブン銀行は、
経常収益の9割超がATM利用手数料。
国内の設置台数は2万台を超え、
ATM設置首位のゆうちょ銀行を追う。
預金残高は4499億円で、
前年同期比7%プラス。
セブン&アイ・ホールディングスの特徴でもあるが、
連結純利益は過去最高を更新し、
175億円で14%プラス。
新規参入組の銀行でトップ。
次はイオン銀行。
新規参入銀行は8行。
大きく三つに分けられる。
まず小売業系の2行、
次が証券系2行。
メーカー系は1社。
そしてネット専業系の3行。
住信SBIネット銀行は、
預金残高3兆3060億円。
住宅ローンなどの融資が好調。
大和ネクスト銀行は、
2兆3576億円・11%増。
ネット専業系の新規参入組では、
楽天銀行が預金残高1兆0088円で、
伸び率23%。
じぶん銀行5599億円・16%増、
ジャパンネット銀行5410億円で6%増。
ただしソニー銀行の預金残高は、
約1兆8574億円、
ここ1年はほぼ横ばいの0%増。
こう見ると、
イオン銀行は大健闘、
セブン銀行もATMを着々と増やし、
海外に視野を広げる。
流通小売業大手2社の銀行、
純利益はセブン175億円、
イオン銀行57億円で、
金メダルと銀メダル。
預金残高伸び率は、
イオン銀行が金メダル。
小売店頭で競合する他社にとっては、
ちょっと厄介な小売流通系銀行の動向だ。
〈結城義晴〉