南ア・ワールドカップ・サッカー開幕に思う
南アフリカ共和国でのワールドカップ・サッカーが始まった。
ネルソン・マンデラ氏もメッセージを寄せて、
アフリカの時代がやってきたことを予感させる。
私には、南アフリカに友人がいる。
スチーブン・マイズナーというジャーナリスト。
この国で、「スーパーマーケット&リテイラー」という月刊雑誌が発刊されているが、
その会社のオーナーでもある。
1992年から2006年まで、
私はフランスの食品展示会「SIAL」に関連した仕事をしていた。
SIAL主催の国際ヒット商品コンクール「シアル・ドール」。
その日本代表審査委員を務めていたのだ。
スチーブンははその南アフリカの代表で、
私たちはなぜか気があった。
彼が、日本通だったからだ。
その南アフリカでワールド・カップが開催される。
私がシアル・ドール委員を務めていた1998年、
フランスでワールドカップ・サッカーが開催された。
私たち国際委員も招かれて、
サンドニの競技場で試合観戦をした。
ルーマニアとチュニジアの闘いだったと思う。
懐かしい思い出。
しかし今、アフリカの時代到来を予感して、
私は心から喜びを感じている。
国際サッカー連盟も、7000万ドルを投入して、
アフリカでのスポーツ振興を誘導した。
キャッチフレーズがいい。
「Win in africa with africa」
ただし、世界中から人が集まれば、
社会的な不安や混乱があるかもしれない。
犯罪や暴力も発生するかもしれない。
それでも、きっと、良い大会になると、
私は信じている。
さて、日経新聞は、大手企業の動向を重視する。
流通業界では、
セブン&アイ・ホールディングスとイオンの動き。
なぜかユニーなどの情報は、
その企業規模や影響力に比例して、
極端に少ない。
そしてプライベートブランドのニュースには殊に敏感だ。
今日の朝刊にも、「海外でPB生産・販売」の記事。
セブン&アイが2011年に3800億円、
イオンは2010年に4400億円、
西友は親会社のウォルマートが年間1000億ドル(9兆1000億円)。
こんな数字が並ぶ。
この件に関しては、「流通ニュース」にも久しぶりに記事を書いた。
来週、詳細を報告したい。
さて昨日は、オール日本スーパーマーケット協会定期総会の二日目。
㈱環境経営戦略総研社長の村井哲之さんの講演。
講演前に、固い握手。
CDオーディオセミナーにゲスト出演してもらった。
村井さんのテーマは、
「スーパーマーケットが直面する検協法令強化の流れとその対応の現場から」
時宜を得た的確な講演だった。
そして今日は、立教に小森勝先生を迎えて、
フード&ベバレッジ・マーケティングの講義。
小森先生は、40年ほど前に立教を卒業したOB。
懐かしそうにキャンパスを歩いて、
それから14号館で講義。
学生からも盛んに質問が出た。
小森先生に心から感謝したい。
今週はとても忙しかった。
週末は休養。
皆さんもよいウィークエンドを。
(結城義晴)