PCSA学生懸賞論文授賞式と愛ある講演『純粋渥美俊一批判』
目覚めたら窓の外に、
大阪の街と空。
これもいい。
エレベーターを昇って、
大阪帝国ホテルの24階。
このロビーからも、
別の大阪の顔が見える。
なだ万のテーブルから覗き下ろすと、
大阪城のお堀。
そして茶粥定食。
心から楽しんだ。
すぐに新大阪までタクシーを飛ばして、
一路、東京へ。
このあたりに富士の姿があるはずだが、
今日も残念ながら拝めない。
しかし、1年で一番いい季節。
そのいい気もちと富士の姿を、
両方、満喫しようなんて、
虫がよすぎる。
東京駅に戻ったら、
ホテルモントレ半蔵門まで、
再びタクシー。
PCSAの第13回定時総会。
PCSAはパチンコチェーンストア協会。
この総会では、恒例となったイベント。
第9回学生懸賞アイディア・エッセイ表彰式。
今年は34作品が集まり、
最優秀賞1作品と優秀賞3作品が選ばれた。
その授賞式。
司会はPCSA専務理事の中島基之さん。
開会挨拶は主催者を代表し、
人事問題研究部会リーダーの上林浩和さん。
夢コーポレーション㈱の、
人財部人財支援グループマネジャー。
私も全部読んで投票したが、
審査委員の厳正な審査のもと、
授賞に輝いたのはこの4人。
右から最優秀賞は星川吉徳さん。
尚美学園大学芸術情報学部・情報表現学科、
そして佐々木優さん・広島工業大学情報学部情報工学科、
寺内拓也さん・専修大学商学部マーケティング学科、
緒方慶さん・帝京大学社文学部会学科の3人が優秀賞。
壇上に登った審査委員は4名。
PCSA代表理事の金本朝樹さん、
研究部会リーダーの上林浩和さん、
斎木純一フジサンケイビジネスアイ常務取締役、
そして結城義晴。
表彰状授与は審査委員長の結城義晴。
最優秀賞に輝いた星川さんの論文は、
回転式遊技台に関する技術の研究を考察、
良い作品だった。
記念品授与と講評は、
審査副委員長の斎木さん。
総括は再び私、結城義晴。
そして全員がそろって記念撮影。
授賞した4人はこの春、
パチンコホール各社に入社した。
理事の皆さんも頼もしそうに見守って
無事授賞式を終了。
休憩をはさんで、
総会後の第48回経営勉強会での講演会。
第一部講師が結城義晴。
タイトルは、
「PCSAのための現代化チェーンストア経営論」
サブタイトルは『純粋渥美俊一批判』。
チェーンストア近代化と、
流通業産業化のために、
渥美先生が果たした役割を、
正当に評価しつつ、
商業・サービス業の現代化のための、
問題を提起。
21世紀に求められるチェーンストア経営。
そのマーケティングとマネジメントの視点から、
渥美俊一を批判しつつ、次の展開を透視した。
私は渥美俊一先生の、
一番弟子のひとりを自負している。
だからこそ、私には、
愛ある『純粋渥美俊一批判』を、
展開することができる。
昨日の『流通革命』&「問屋無用論」の、
林周二批判も含めて、
それらが私の役割だとも思う。
それでも渥美俊一の価値は、
少しも揺るがない。
その歴史的価値を、
高く評価しつつ、
次の時代を展望し、
実業現場の改革に邁進したい。
60分の短い時間では、
語り尽くせなかったこともあるが、
ご清聴に感謝したい。
あぁ、一気に語って、
疲れました。
アメリカから帰って、
大阪で講演、
東京で授賞式と講演。
ちょっと疲れました。
肩の荷が下りた。
お疲れ様。
いい週末を過ごしてください。
〈結城義晴〉