結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年07月17日(木曜日)

米国経済指標好転とホールフーズvsドレーガーズの対比くっきり

アメリカ合衆国の現時点の経済状態。
連邦準備理事会(FBR)発表のベージュブック。
つまり「地区連銀経済報告」。

全12地区で「拡大が続いた」。
景気の基調は底堅さを維持。

アメリカの景気のカギを握る個人消費。
すべての地区で増加。

私たちは、
いい傾向の中で、
アメリカに渡ってきた。

ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均。
このところ4日間連続で伸びて、
約2週間ぶりに過去最高値を更新。

一方、アメリカの6月の卸売物価指数。
季節調整済みの前月比で0.4%上昇
前年同月比では1.9%の上昇。

コンシューマー製品全体では前月比0.5%向上。
エネルギー価格は2.1%上昇。

しかし食品価格は0.2%低下。

コンシューマー・サービス全体は、
0.3%上昇。

食品を除けば、
こちらも良好。

日経新聞『大機小機』
米連邦公開市場委員会の議事録要旨を紹介。
量的金融緩和からの「出口戦略」が、
この10月に終了する見込み。

コラムニストは、
アメリカの「出口戦略」を、
日本も参考にすべきだと主張する。

日本の出口戦略の「心配しすぎ」は、
「百害あって一利なし」と断じる。

さて、日本時間では昨日の16日。
夕方のUA34便で出発。
20140717175328.jpg

関西国際空港連絡橋が見える。
橋長3750mの世界最長のトラス橋。
20140717175344.jpg

飛び上がると、関西地区の緑。
20140717175357.JPG

9時間のフライトで、
雲に覆われたサンフランシスコ湾。
20140717175444.jpg

写真中央に小さく橋が見える。
20140717175658.jpg

そしてこれはベイブリッジ。
20140717175714.jpg

橋から橋への旅。
地平に近づくと埋め立て地。
20140717175727.jpg

降りたらすぐに、
バスでホールフーズへ。
20140717175745.jpg

一丁目一番地は、
オーガニックのチェリートマト。
20140717175807.jpg

青果部門はさすがに見事。
20140717175828.jpg

デアリー部門も、
独自のリーチインケース。
20140717175859.jpg

店舗右翼にサービスデリの大部門。
20140717175929.jpg

サラダバーの上に、
「Health starts hear」のパネル。
20140717175942.jpg

デリのスペース中央にキャンディ・バー。
20140717175956.jpg
明らかに、Back to school向けの狙い。

石鹸も楽しいプレゼンテーション。
20140717180016.jpg

店づくりにおけるポジショニング。
20140717180054.jpg
開放感が満点。

時間が空いているので、
サンマテオのドレーガーズへ。
20140717180114.jpg

サンフランシスコの高級スーパー。

現在、4店舗に減ってきた。
20140717180143.jpg
一丁目一番地は花。

左手にケーキ・菓子の対面売場。
20140717180204.jpg

2階から見下ろした売場景観が素晴らしい。
20140717180229.jpg

青果部門も美しい。
20140717180245.jpg

サラダバー。
20140717180355.jpg

精肉部門も対面方式。
20140717180303.jpg

チーズは高級スーパーには、
不可欠のアイテム。
20140717180320.jpg

そしてこれも必須のサービス・デリ。
20140717180338.jpg

店舗左手には、
イートインスペース。
20140717180411.jpg
かつて一世を風靡したドレーガーズ。

しかしイノベーションがまったくない。
時間が止まったかのような錯覚を受ける。

だから「ラガード」と呼ばれる、
伝統顧客しか寄り付かない。

イノベーションの集合体のようなホールフーズ。
イノベーションのかけらも見られないドレーガーズ。

両社の対比をして、
それから再び、
サンフランシスコ国際空港へ。
20140717180442.jpg

小型機に乗り換えて、
一路、テキサス州ダラスへ。
20140717180500.jpg

アメリカ大陸は広い。

砂漠が見え、
峡谷を過ぎ、
4時間のフライト。
20140717180518.jpg

ダラス・フォートワース空港に着くと、
もう真っ暗。

時差が2時間あるので、
到着は午後10時過ぎ。

あ~あ、
長い一日。

明日から本格的な研修会。
頑張ろう。

それにしても、
イノベーションの有無。
これが何より大切だ。

経済や景気が回復しようと、
株価が過去最高を更新しようと、
卸売物価指数が好転しようと、
イノベーションがない店から、
顧客は去ってゆく。

イノベーションにあふれる店には、
顧客の足が向く。

(つづきます)

〈結城義晴〉


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.