第5回ミドルマネジメント研修会S獲得者発表の「仕事こそが人を磨く」
帰ってきたら、梅雨明け。
関東甲信地方は、
私が帰国した昨日の22日、
自信なさそうに梅雨明け宣言。
昨年より16日遅く、
平年より1日遅かった。
それでもあとは北陸と、
東北の南部、北部。
気象庁のコメントは、弱気。
「梅雨明けしたとみられる」
商人舎は、
第5回ミドルマネジメント研修会の
栄えあるS獲得者発表。
ミドルマネジメント研修会では、
2日目と3日目の朝、
理解度テストをする。
丸暗記ではなく、
いかに理解したかを、
自分で確認する。
だからすべて記述式。
選択式や〇×方式もない。
受講者は、
設問に答えるために復習し、
30分のテスト時間中に考える。
自分で考えることが、
身につくということ。
ただの丸暗記ではない。
今回の理解度テスト①の平均点は、
74.2(前回68.4)。
理解度テスト②は75.2(前回86.7)。
第2回理解度テストは、
急遽、設問を難しくしたため、
見事に平均点が下がった。
しかし96~100点が3人もいた。
さらに研修会修了後、
課題レポートがある。
2000字以上。
それを事務局が入念にチェックし、
最終的に結城義晴自らが読んで、
評価をする。
今回はなんと、
1万字のレポートを書いたS獲得者がいた。
第1回と第2回の理解度テストで、
それぞれ2割5分の合計5割の配点、
課題レポートで5割。
この3つの結果を総計して、
S・A・B・C・Dで表す。
そのS獲得者。
おめでとう。
今回は、S取得者総勢10名。
もったいをつけるわけではないが、
今日と明日に分けて、紹介しよう。
大越鉄夫さん
株式会社かましん平松本町店店長
石川慎也さん
株式会社万代 畜産部マネジャー
高岡嘉則さん
株式会社マツモト 人事教育部マネジャー
西村彰二さん
株式会社関西スーパーマーケット
しんかな店副店長
伊藤勉さん
株式会社平和堂 グリーンプラザ店店長
おめでとう。
この研修会のS獲得者は、
大いに価値ある栄誉です。
もちろん、そのほかの人たちも、
実に真剣に学んでくれた。
成績をとるための研修ではない。
自ら変わるための研修。
成果は、現場で出す。
仕事で示す。
それが最終的な成果だ。
仕事こそが人を磨く。
さて、今日は、夕方、
金田正裕さん来社。
㈱流通総合研究所所長。
2時間余り、
ディスカッション。
私のパワポなども見ていただき、
商人舎の考え方を認識。
金田さんには、
Weekly商人舎週刊特別企画で、
連載を持っていただいている。
脱「販促企画書」の
「マーケティング企画」づくり。
前にも紹介したが、金田さんは、
1971年、北海道大学水産学部卒業、
同年、㈱ダイエー入社。
その後、ダイエーの商品統括本部で、
鮮魚部門バイヤー、
スーパーバイザーを歴任。
かつてのダイエーのスーパーバイザーは、
まさにコンサルディングを業務とした。
今、考えると、当時、
最良のコンサルタント養成機関だった。
業界トップ企業に入社し、
現場から本部、商品部までを、
十二分に経験する。
これは最先端の知見を、
職場で体得するということ。
そのうえで、現場指導を繰り返す。
ダイエーの直営店舗支援だけでなく、
子会社やフランチャイズ企業の指導をした。
それが金田さんのキャリア。
Kマートプロジェクト室を最後に、
1981年に退社し、
同年、金田さんは、
㈱フレッシュフード研究所を設立。
このころの私は、
月刊『販売革新』編集記者。
別冊号で、
金田さんの「バイヤーの一日」を取材して、
ごく、親しい間柄となった。
そこで独立した金田さんと二人で組んで、
「最新鮮魚マーチャンダイジング」の連載を、
毎月、試行錯誤しながらスタートさせた。
その後、金田さんは1991年、
㈱流通総合研究所を設立。
鮮魚部門の奥田則明さん、細川良範さん、
青果部門の神川渉さん、藤井俊雄さん、
精肉部門の久野さん。
みんな一流のコンサルタントになって、
ダイエー出身者の面目を示し、
産業に貢献した。
金田さんは1996年、
㈱金田流通研究所を設立し、
現在、両研究所代表取締役。
生鮮食品のマーチャンダイジング、
そのコンサルタントの草分けのお一人。
その金田さんとは、
いま、最も重要なテーマ、
「営業企画」の在り方について、
意気投合。
秋に特集を組む。
ご期待いただきたい。
今日は、帰国早々のS獲得者発表。
おめでとう。
がんばれ。
仕事こそが人を磨く。
〈結城義晴〉
[追伸]
アメリカ視察報告は、
もう1回続きます。