国別ブランド力世界一「日本」のユニークさと技術力とイノベーション
今日はアメリカの感謝祭。
サンクスギビングデー。
人々は家族やパートナーと一緒に、
ターキーを食べ、
収穫を感謝する。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。
合掌。
そんな感じ。
これって、いい風習だなぁ。
日本でも、
勤労感謝の日には、
そうしたい。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。
左手に、東京タワー。
そしてカスタマー・コミュニケーションズ㈱。
通称CCL。
その月例取締役会。
新しいことが、
どんどん決まって、
それがどんどん、
実行されていく。
新しい人材が、
次々に入ってくる。
その人たちが、
活躍する。
そして組織は、
躍動する。
このダイナミズムこそ、
人間の活動の真髄です。
役員会メンバーでランチしたあと、
横浜商人舎オフィスに戻る。
窓の外の紅葉が、
晩秋の陽光に映えて、
美しい。
月刊『商人舎』12月号の、
ブログ・エッセイなど書いていると、
もう、夕方。
まだ、「感謝」の時ではない。
けれど、来客有り。
㈱ロピア取締役の福島道夫さん(右)。
間は㈱JTBコーポレートセールスの、
上原秀樹さんと上田恵一郎さん。
来年1月と2月に、
ロピアの全チーフが参加して、
ニューヨーク研修会を開催する。
総勢160名が、
4班に分かれて、
一斉に学ぶ。
その打ち合わせ。
ロピアでも、
新しいことが、
どんどん決まって、
それがどんどん、
実行されていく。
新しい人材が、
次々に入ってくる。
その人たちが、
活躍する。
そして組織は、
躍動する。
私の近くにいる会社。
みんな、そうなってきました。
このダイナミズムこそ、
マネジメントの醍醐味です。
しかし、しかし、
CCLもロピアも、
まだまだです。
さてちょっと嬉しいニュース。
Forbes.comの11月12日の記事。
Kathryn Dillが書いている。
それが今日の日経ドット・コムに、
翻訳、掲載された。
『フューチャーブランド』は、
国際的なブランドコンサルティング会社だが、
毎年、国別ブランド指標を調査・発表している。
この調査で初めて、
世界で最もブランド力の高い国に、
日本が選ばれた。
さまざまな消費財のブランド評価に、
基準が用いられている。
それと同じ基準で、
世界各国のブランド認知を数値化する。
高品質の製品をつくっているか、
生活したり留学したりしたいと思わせる場所か、
質の高いインフラが整っているか。
こんな条項が盛り込まれた基準。
その国別ブランドのトップ10。
1 日本
2 スイス
3 ドイツ
4 スウェーデン
5 カナダ
6 ノルウェー
7 アメリカ
8 オーストラリア
9 デンマーク
10 オーストリア
この評価には6つの基準がある。
①文化や歴史
②観光
③物産の質の高さ
④その国の生活の質
⑤価値観
⑥仕事のしやすさ
そして回答者は2530人。
世界17カ国でひんぱんに、
海外旅行をしている人たち。
北アメリカからは米国、カナダ、メキシコ、
南アメリカはブラジル、アルゼンチン、
ヨーロッパは英国、ドイツ、フランス、ロシア、
アジア・オセアニアからは、
トルコ、アラブ首長国連邦、インド、
そして中国、タイ、日本、オーストラリア。
さらに南アフリカ。
まあ、妥当な17カ国だろう。
同社国際戦略部門統括トム・アダムズの弁。
「今年の調査結果を見ると、
強いブランドを持つ国は、
外国人の訪問回数や評価の高さ、
海外からの投資金額、
製品やサービスに対する消費者の支持など、
数値化された競争力においても
優位に立っている」
さて初めてトップになった日本。
回答者は、日本と聞くと「ユニークさ」を評し、
テクノロジーや医療、教育、
歴史遺産や芸術、文化を連想した。
「日本は停滞することなく、常に向上し続けている。
ロボット開発技術やロボットエンジニアリングで
世界に勝っている」
こんな回答があった。
技術力や家電、自動車といった製品が、
日本が持つ「概して高度な専門性」と評価され、
日本が最も力を発揮している分野として、
テクノロジーとイノベーションが挙げられている。
テクノロジーとイノベーション。
それに歴史や文化、芸術。
そのユニークさ。
国だけでなく、
会社にも、
そして個人にも、
このことは当てはまる。
そして結城義晴のポジショニング戦略。
アウトスタンディングなユニークさが必須。
ずっとトップで、
今年第2位のスイス。
高い生活水準、治安のよさ、
医療と教育、高級消費財。
形容される言葉は、
美しい・清潔・安全・高価。
ロレックスやネスレ、パテックフィリップ、
タグ・ホイヤー、リンツ&シュプルングリーなどが、
スイスの代表的ブランド。
国別ブランドの第3位のドイツ。
ビール・テクノロジー・文化・自動車、
治安のよさ・驚異的。
こういったイメージ。
代表するブランドは、
シーメンス、アディダス、バイエル、
フォルクスワーゲン、ルフトハンザ。
そして第8位から7位にランクアップした米国。
回答者が今後、
最も影響力を持つと考える都市の項目で、
ニューヨーク市が第1位になった。
来年早々、
ロピアの研修会を開催するのが、
このニューヨークだ。
この調査で重要なのは、
ブランドランキング上位の国々が、
政治や経済に影響力を持つわけではなくて、
テクノロジーとイノベーションの分野に、
強みがあるという点。
同社会長クリストファー・ヌルコ。
「国別ブランド評価は、
政治や経済での重要度と同じくらい、
イノベーションやテクノロジー、
環境分野で持つ力のことを指す」
国のブランド評価を決定づける要素に、
変化が生じている。
20世紀的な視点から、
21世紀の価値観に変容している。
この面でも、
モダンからポストモダンへの
転換が進む。
各国の小売サービス業のレベルも、
国のブランド評価の基準の一つに、
入ってきてもらいたいと願うものだ。
〈結城義晴〉