「差異が価値を生む」
東京大学経済学部教授の岩井克人先生。
その著『ヴェニスの商人の資本論』で語っています。
「差異のないところに価値は生まれない。
差異こそ価値を生み出す」
岩井先生は、
『会社は誰のものか』というベストセラーでも、
この差異性を強調しました。
今月こそ、岩井先生の考え方を拝借して、
そして同質化のレッドオーシャンの中で、
ずぶずぶになりそうな商業の世界に、
「差異が価値を生む」のスローガンを提案しましょう。
「差異が価値を生む」とは、
自己の本質的な独自性が、
他との違いを実現させることによって、
価値を生み出す、ということ。
ワインの味は、その土地、その気候、
その風土によって違います。
結果として生まれる味や色の違いこそが、
そのワインの価値となるのです。