万代知識商人大学のマーケティング講座と「顧客の立場」
Everybody! Good Monday!
[2016vol19]
2016年第20週。
ゴールデンウィークが終わって、
5月第2週。
Weekly商人舎の日替わり連載。
月曜は2週間販促企画。
ゴールデンウィークの後こそ、
PDCAのサイクルを回せと訴える。
(plan/do/check/action)
火曜は2週間天気予報。
常盤勝美さんは今、大忙し。
的確な予報をしつつ、
それを商売に関連づける。
さて、平成28年熊本地震。
益城町や南阿蘇村で、
休校していた小中学校の授業再開。
今週水曜日までには、
県内のすべての公立学校で、
授業が始まる。
うれしいニュースだ。
雪とけて村いっぱいの子どもかな
〈小林一茶〉
今日から、益城町役場の窓口業務も再開。
工場も操業を再開し始めて、
町が蘇っていく。
それでも一番最初に立ち上がるのは、
いつも商業だ。
商業が店を開けるから、
それに元気づけられて、
復旧が進む。
朧夜の浅き眠りに地震(ない)続く
〈朝日俳壇より 熊本県菊陽町・井芹眞一郎〉
熊本・菊陽町の俳人の句。
地震は古語では「なゐ」。
お見舞いします。
春愁をはみ出す地震の画面かな
〈同 平塚市・秋濱信夫〉
こちらは神奈川県平塚市で、
やはり地震の惨状に思い悩む。
私の今日は終日、
万代知識商人大学の授業。
企業内大学として、今年4月からスタートして、
第2回目の講座。
30名の受講生の後方では、
加藤徹会長、阿部秀行新社長をはじめ
幹部がズラリと聴講。
小売業、スーパーマーケットにとって、
必須のマーケティング概論を、
結城義晴流に整理して、ゆっくりと話す。
午後は、専用バスに乗り込んで、
万代2店舗の視察。
マーケティング・リサーチ。
その前に昼食懇親会。
研修先の2店舗を預かる店長も受講生。
そこで2人の店長に店舗概要を話してもらう。
店頭にツバメの巣。
ほほえましいPOP。
とてもいい。
これまでの店の見方を変え、
改めて店を観察する。
熊取店に移動。
ここでもメモを取りつつ、議論をしつつ、
受講生たちは真剣に店舗を調査。
最後はサービスマーケティングの講義。
そしてもう一人の自分を確立すること。
顧客の立場で見ることのできる自分だ。
膨大なマーケティング論を、
1日で学んでもらう。
それでも最重要なエッセンスを語り、
あとは各自の学習に委ねる。
講義を終えて、
夜はお二人の代表取締役と一席。
加藤徹会長と不破栄副社長。
用意してくださった赤白ワインで、
おおいに話が弾んだ。
酒蒸しの酒に溺れる浅蜊かな
〈同 国分寺市・石川春子〉
さて今週もはじまった。
鈴木敏文さん。
もちろんセブン&アイ・ホールディングス会長。
その口癖は「お客の立場」
これはまさしく、
マーケティング・マインドを意味している。
鈴木さんは去っても、
マーケティングの魂は、
残さねばならない。
では、今週も、
元気を出して、
Good Monday!
〈結城義晴〉