ラスベガス3日目の講義・視察研修、買物と大試食会
5月15日、日曜日。
4月まではブログ『ジジの気分』でした。
現在は日曜日『猫の目博物誌』
けれど今日は休載。
全員が揃った講義は、熱が入る。
初めにPFグラフの使い方。
それから理論編講義。
いま、コンテスト型競争時代。
その新しい競争のなか、
業態がフォーマットに変貌してきた。
その必須要件とポジショニング戦略を、
わかりやすく説明。
1時間15分の講義を2講座。
その講義後は、カリスマ添乗員の登場。
佐藤公彦さん。
今夜のイベント「大試食会」の狙いと、
段取りを説明。
そしてリムジンバスで出発。
今日の視察はまず、
アルバートソン。
しかし相変わらずお客がまばら。
われわれ視察メンバーだけが、
やけに目立つ。
しかもこのプロモーション。
1個買えば1個がタダ、2個がタダ。
売場のいたるところで展開している。
コーラ2リットル1本、1ドル99セント。
しかし10本買えば10ドルの販促。
コーラを10本購入すると1本1ドルになるが、
いかにも売らんかなの販促。
セーフウェイを傘下に入れた投資会社サーベラス。
アルバートソンはその傘下にいて、
セーフウェイの先輩格。
だから社名はアルバートソンになっているが、
先は厳しい。
入口のカラフルなプレゼンテーション。
週末土曜のターゲットには
ずいぶんお客が入っている。
昨年ドラッグ部門1700店分を、
CVSヘルスに売却。
だからターゲットの店内に、
CVSファーマシーがインショップで店を出す。
Ava & Vivブランドのふくよかなマネキン。
アメリカはこのリアルなマネキンが当たり前。
隣接するレーンブライアントでも、
ご覧のマネキン。
同社は大サイズ専門ショップ。
スーパーセンター同様、
サマーをテーマにした入口のプロモーション。
青果売場も斜めにゴンドラを配する。
訪れるたびに、新たな、
改善の取り組みが見られる。
プライベートブランドだけの、
コーヒーのエンドも縦陳列。
ウォルマートのプレゼン技術は、
格段に高くなっている。
一方、ウォルマートと55%の店舗が競合する、
クローガー系のスミス。
ラスベガスエリアで最大シェア22%を有する。
入口の花売場が素晴らしい。
店に入ったらすぐに、花でお客を出迎える。
ザ・ガーデンと名付けられた青果売場。
天井も、壁面も、サインも美しい。
視察・調査をしているときとは違い、
食材を吟味し、買い物体験をする。
つまりショッピングエクスペリエンス。
大量の食材と飲料を買い込み、
向かったのは「MR.MAMAS」
このカジュアルレストランを借り切り、
「大試食会」が開かれる。
オーナーのニック・パリスさんが、
昨年に引き続いて、
われわれを歓迎してくれる。
一方、厨房組とは別に、
テーブルでは、
火を使わないメニューをつくり、
セッティングが進む。
準備をしながら早々にビールで乾杯、
グループ3の「ジーサン」の面々。
そのころ、厨房組は一気に佳境へ。
スパゲティの麺をゆでる。
すべてのグループの料理が出揃いました。
そこで私も加わって記念撮影。
男性ばかりだったグループ3も、
無事に出来上がり。
スイカをくりぬいて、
フルーツを盛り合わせた技が光った。
各グループが料理のテーマをプレゼンテーション。
グループ1は「彩りとバランスを考えたメニュー」
グループ3は、
ホールフーズの高級食材を中心に揃え、
「高学歴高収入の人たちのパーティメニュー」
プレゼンテーションの後、
やっと、試食を開始。
私のところにもおすすめ料理が、
次々に運ばれてくる。
「大試食会」は食べることが楽しい。
しかしいよいよフィナーレ。
各グループのテーマと味を事務局が吟味し、
優勝と敢闘賞の2グループを表彰。
最後はニック・パリスさんのあいさつ。
2年連続でレストランをお借りし
スタッフ全員でサポートしていただいた。
最後は全員で記念撮影。
スタッフの皆さんにも、
本当によくしてもらった。
MR.MAMASのパパさん、ママさんと写真。
買物は楽しい。
調理・料理は楽しい。
みんなでの試食会は楽しい。
そしてなにより、
アメリカ人との交流は楽しい。
パリスさんご夫妻に心から感謝したい。
(つづきます)
〈結城義晴〉