「小さな兆し・大きな変化」を実体験せよ!
何かが大きく変わるとき、
どこかに変化の兆しが現れる。
その兆しは小さなものかもしれない。
しかし必ず兆しは現れる。
さらに何か大きな変化が起こるとき、
兆しはいくつも現れる。
あっちこっちに兆しが現れ、
それらが呼応し合って大きな変化を促す。
小さな兆し、
大きな変化。
それは突然変異のように生まれるわけではない。
何らかのプロセスをたどりながら、
原因が結果を生み出す。
小さな予兆は因果の最初のランプ点滅である。
小さな現象の先に、
大きな変化が待ち受けている。
小さな兆しの先に、
コペルニクス的転回が控えている。
小さな兆し、
大きな変化。
2016 年のアメリカ小売産業に、
その兆しが表れている。
Walmart has stopped!
Amazon is growing!
365 by Whole Foods Market が登場し、
Trader Joe’s にイノベーションは見られない。
Nebraska Furniture Mart は大繁盛し、
Berkeley Bowl はパワーアップする。
巨大化した企業がさらに統合を重ねる。
一方で業態概念は衰退しつづける。
チェーンストアのコンセプトは限界を見せ、
地域対応、個店対応、個人対応を迫る。
それでも米国小売業には、
不思議なエネルギーが満ち溢れている。
世界最先端の変化の魅力が沸き立っている。
だから私たちは引き寄せられる。
自分の目で見よう。
自分の耳で聞こう。
自分の五感で感じよう。
現場で実体験しよう。
小さな兆しを、
大きな変化を。
自分の目で見よう。
自分の耳で聞こう。
自分の五感で感じよう。
現場で体験しよう。
〈結城義晴〉