売上高は人材に比例する。
人手が足りない。
店が回らない。
猫の手も借りたい。
人が辞める。
人は集まらない。
派遣の手も借りねばならない。
しかし小手先の細工で、
人を募集しようとしても、
思うような成果はあがらない。
ここは安倍晋三に先駆けて、
「働き方改革」を進めねばなるまい。
人材マネジメントを確立せねばならない。
働きがいのある店に人は集まる。
良い職場に人は定着する。
最良の会社で人は育つ。
かつてのチェーンストアでは、
売上高は売場面積に比例した。
企業規模は店の数によって評価された。
しかし現在の小売りサービス業では、
売上高は人材に比例する。
企業価値は人材の数と質によって決まる。
だからこそ、急がば回れ。
一歩一歩、働き方を改革する。
その改革のスピードを上げていく。
それが企業存続の唯一絶対の条件となる。
いま、小売りサービス業を救うのは、
戦略的に人的資源をマネジメントすることだ。
未来を築く力を生み出すのは、
明日をつくるために今日、
何をなすべきかを決めることである。
〈結城義晴〉