イオン麻布十番ビオセボン&ピカール内覧会・記者会見の「機敏」
堺港の朝は快晴。
気分爽快。
古来より天然の良港として栄えた。
中世には世界各国と通商する貿易港。
千利休などが活躍した。
高度経済成長期に、
臨海工業地帯が発展し、
埋立造成工事によって、
近代的な工業港として整備された。
それにしても、
孫正義。
ソフトバンク社長。
素早いし、成果を上げる。
現地時間の昨日、マンハッタンで、
ドナルド・トランプ次期大統領と会談。
4年で500億ドルを投資、
5万人の雇用創出を約束。
「我々はもう一度、
米国で積極的に投資する」
赤のネクタイ、赤のセーター。
共和党カラー・トランプカラー。
トランプも孫を、
「Masa!」と呼んで、
意気投合。
安倍晋三首相が素早く動いた。
安倍のお土産は、
金のドライバーだった。
しかしトランプから、すかされた。
孫の500億ドル・5万人雇用のほうが、
圧倒的に勝るプレゼントだった。
日本でも超級ビジネスマンの政治家、
必要であることは確かだ。
さて大坂でひと仕事を終えて、
朝は少しゆっくりと朝食をとり、
再び、新幹線で東京へ。
乗車したとたん、
爆睡。
富士を見て安心、
再び、熟睡。
品川から麻布十番へ。
国際文化会館。
元岩崎小弥太邸で庭園が有名。
六本木ヒルズが間近に見える。
イオン㈱の記者会見。
午後3時からの会見会場では、
プライベートブランドが試供された。
グリーンアイのオーガニック烏龍茶。
明日9日に、麻布十番に
複合型の商業施設がオープン。
冷凍食品専門店「ピカール」、
オーガニックスーパーマーケットの
「ビオセボン」
そして「ウェルシア薬局」
ヨガスタジオ「avitystyle麻布十番」
ヨガスタジオはメガスポーツが運営する。
記者会見場にそろった5人。
左から岡田元也イオン㈱社長。
イオンサヴール㈱小野倫子社長、
ピカールの運営会社。
フィリップ・ダイエ
Picard Surgelés SAS社社長。
ティエリー・ブリソー
Bio c’ Bon社創業者。
ビオセボン・ジャポン㈱土屋美津子社長。
はじめに岡田さんが、
ピカール、ビオセボン両社との、
提携の経緯を説明。
麻布十番店は、
ピカール路面店としては、
2店目となる。
1号店の青山骨董通り店は、
想定外の3倍の売上げ。
商品手当が間に合わず、
中目黒店のオープンが延期になった。
それほど人気を博している。
日本初となるビオセボン出店。
ビオセボンの強みは農産物の鮮度。
ブリソー氏が自信満々に語った。
店舗の記者会見の詳細は、
『商人舎magazine』の、
デイリーニュースで報じよう。
その後、質疑応答。
しかし、質問は岡田社長に集中した。
私も手を挙げて、ひとつ質問。
岡田さんの決意を感じ取った。
その内容は、あらためて、
月刊『商人舎』1月号で紹介したい。
うーん!
昔はフォトセッションなど、
なかった。
記者会見が終了すると、
岡田さんのまわりに
すかさず記者が集まる。
その間、私は、これ。
ビオセボンです!
それにしてもこの記者会見、
小野さんと土屋さんは、
飾りの花のようだった。
ちょっと残念。
時間がなかったのだろうが、
それでもお二人に発言させたら、
もっとよかったはずだ。
ひと段落して、
麻布十番店へ向かう。
途中に、ダイエーのグルメシティ。
近隣のピーコックが撤退した後、
改装して、大繁盛。
現場に柴田英二さんがいた。
現在、トップバリュ㈱社長。
ここでもぶら下がり取材が始まる。
岡田さんも、柴田さんも
記者には真摯に対応する。
これがイオンの企業風土のひとつ。
岡田卓也名誉会長相談役が、
まず、記者を大切にした。
私は広報に案内してもらって、
1階のビオセボンと2階のウェルシアで、
店内を見てまわった。
明日のオープンに備え、
現場は作業の真っ最中。
入口のところでは、
陳列について、
最後のディスカッション。
千葉泰彦さんがいた。
農産企画部統括マネジャー。
今年7月に一緒にアメリカに行った、
私の教え子の一人。
店が生まれることは、
小売業に従事する人間にとって、
喜びそのものだ。
初心忘るべからず!
しかし孫正義、
機を見るに敏である。
最近のイオンも、
ブラックフライデーといい、
このビオセボン&ピカールといい、
やはり機を見るに敏である。
昨日のブログでも書いた。
今年末商戦はとくに、
機を見るに敏であれ。
そして早仕掛け・早仕舞い、
際の勝負である。
〈結城義晴〉