帰国直後の「ドクターズ杯」と平和堂ダラス研修「調理・試食大会」
月曜日の夕方、帰国。
火曜日の昨日は、午後から、
千葉県の名門グレートアイランド倶楽部。
毎年春と秋の2回、
ドクターズカップ開催。
今回で第16回。
伊藤園レディースの舞台となるゴルフ場で、
マスターズ以上の精神と技術を競う。
心持ちだけはそれを目指す。
前夜祭で盛り上がって、
翌朝の静かなゴルフコース。
私は時差ボケで4時ごろ起きだして、
原稿書きをしたり、
ニュースをチェックしたり。
少しずつ日が昇って、
最高のゴルフ日和。
帰国後の時差ボケ対策としては、
太陽の光を浴びて、
ゴルフラウンドするのが一番。
今回はいいプレーができた。
満足です。
ありがとうございました。
さて話は遡って、
アメリカはテキサス州。
現地時間4月19日の夕方。
ダラスのハイアットハウス。
平和堂米国研修第13団の2日目。
恒例の調理大会が開催された。
昼間の視察店舗は、
まずクローガー。
マーケットプレイス。
フレッシュフェア。
ホールフーズ。
トレーダー・ジョー。
スプラウツ・ファーマーズマーケット。
そしてアルディ。
ウィンコ・フーズ。
これらを訪問して、
interviewし、観察し、調査する。
その合間に買物。
持ち帰って、ホテルのキッチンで、
それぞれの班ごとに調理タイム。
まずは団長の部屋を覗く。
平塚善道さん、
(株)平和堂SM事業部部長。
5班の丸川真也さん。
穂積店店次長。
6班の中嶌申生さん(手前)と山田高志さん。
中嶌さんは日配品課バイヤー、
山田さんは豊成店店次長。
こちらは4班、
石井史人班長と安田達郎さん。
石井さんは日配品課MDで、
安田さんはエール東舞鶴店住関店次長。
そして4班の山口高徳さんと杉江正康さん。
山口さんは宇治市役所前店店次長、
杉江さんは店舗サポート部新店トレーナー。
こちらは1班のみなさん。
手前から田中正之さん、
班長の吉川満治さんと中川康さん。
田中さんは武佐店店次長、
吉川さんはアルプラザ小杉店長、
中川さんは鮮魚課バイヤー。
同じく1班の、
長谷川剛さん(右)と川嶋文和さん。
長谷川さんはFM開発店店次長、
川島さんは精肉担当スーパーバイザー。
2班井上誠さん(手前)と中貝智之さん。
井上さんは鮮魚担当スーパーバイザー、
中貝さんはフレンドマート秦荘店店次長。
そして陽気な岸本貴夫さん(左)と、
内角建太さん、田中英孝さん。
棋士アモトさんはデリカ課MD、
内角さんは日配品課バイヤー、
田中さんはFM菩提寺店店次長。
3班のみなさん。
最後は、5班班長の馬場剛さん、
平和堂米原店店長。
今回は店次長の参加が多かったが、
商品部バイヤーやマーチャンダイザー、
スーパーバイザーもいて、
その日ごろの腕を競い合った。
80分の調理タイムが終わって、
全員集合。
今回のテーマは、
母の日パーティ・メニュー。
そして班ごとに、
プレゼンテーションタイム。
まず、5班の馬場班長。
5班は「食品ロス」削減に挑戦。
食材を残さずに、しかも手づくりした。
班ごとに割り当てられた予算100ドルで、
3ドル残して、予算通り。
バラの花を飾って美しい。
6班は山田高志さんが説明。
母の日ヘルシーメニュー。
ケーキに見立てた寿司、
カリフォルニアロール、
サラダにはギリシャヨーグルトをかける。
1班は班長の吉川さんが解説。
ローストビーフ、ハンバーガーなど、
味にこだわった。
元気にハトッピーポーズ。
2班は班長の南部さんがプレゼン。
テーマは「トルネード」
「巻き物」を集めたメニュー。
3班はターゲットを、
1949年生まれのビッグママに当てて、
ジャスト100ドルで仕上げた。
アメリカ人が大好きなメニュー、
ポーターハウスステーキ、
いちごトッピングのケーキなど、
華やかだ。
最後の4班は石井班長が説明。
まずシャンペンシャワー。
ハンバーグがメイン料理で、
パエリアも作った。
カーネーションの花を囲んで、
ポーズ。
そして団長、副団長チーム。
藤森正博コーディネーターも助っ人。
凝ったメニューだ。
団長手づくりのスープ。
メニュー紹介が終わって、乾杯。
そして待ちに待った試食タイム。
目立った料理を紹介しておこう。
惣菜担当バイヤーなども参加していて、
玄人はだし。
ハート形。
ローストビーフはソースが美味い。
これも手間がかかった料理だ。
トルティーヤはクローガーの店で、
担当の女性に試食を薦められて購入。
そしてポーターハウスステーキ。
Tボーンの両サイドに、
サーロインとテンダーロイン。
両方を楽しめる、ステーキの王者。
この甘いケーキがすごかった。
寿司も手間がかかった。
そしてパエリアは時間がかかった。
いずれも、
スーパーマーケットで購入した食材を、
手早く調理した。
しかも経済的だった。
試食タイムが終わると、
全員2票ずつ持って、
投票。
そして表彰タイム。
決まりました。
第3位は、1班のグルメチーム。
おめでとう。
第2位は5班の「食品ロス」対応チーム。
ちょうど月刊商人舎4月号特集は、
「商品ロス管理×Sustainability」
テーマも時流に乗っていた。
そして第1位の優勝は3班。
ビッグママのためのメニュー。
平塚団長と佐藤班長。
選外のチームにも、
賞品のワインが提供された。
4班も喜んで万歳。
最後に調理大会の総括講義。
メニューとテーブルづくりの完成度が、
上がってきたことを評価した。
そして結城特別賞は単品賞。
「ローストビーフ」の川島文和さん。
精肉担当スーパーバイザー。
ソースが絶品の味だった。
特別賞に喚起する1班。
最後の最後に団長のスープに番外賞。
これも疲れ切った胃袋を癒してくれた。
かくて調理・試食大会の夜は、
更けていった。
アメリカを訪問して、
店舗を視察し、人の話を聞くことは、
実に有益だ。
しかしそこでほんの少しでも、
買物をし、調理や料理をし、
それを食べてパーティを楽しむ。
つまり生活の側面から、
アメリカ小売業を体験する。
それが商売をするうえで、
何よりの収穫となる。
商品の「売り方」
売場の「つくり方」
価格の「決め方」
販促の「組み方」
それを自分で考え、
自分で学ぶ。
クローガーはどうだったか、
ホールフーズはどこが良かったか、
トレーダー・ジョーは、アルディは、
スプラウツやウィンコは。
ダラス2日目の恒例となったイベント。
第13団の満足顔が、
研修の成果を物語っていた。
(ご愛読、感謝します。おわります)
〈結城義晴〉