強みを捨てよ、強みをつくれ。
マネジメントとは、
人の強みを活かすことだ。
ドラッカーは何度も繰り返す。
しかし、その、人の強みが、
変わってしまうことがある。
新たな強みが生まれることがある。
そして、かつての強みが、
役立たなくなることがある。
強みが弱みに変わることがある。
そんなときこそ、正念場だ。
人間や組織の底力が試される。
存在の本質が露わになる。
時代が変わる。
環境が変わる。
競争が変わる。
だから強みが変わる。
強みが弱みともなる。
捨てねばならないときもくる。
明日のために必要な昨日のことは残せ。
未来のために無用な過去は捨てよ。
これもドラッカーの言葉だ。
だから、考えよう。
あなたの強みは、明日のために必要か。
あなたの強みは、未来のために有用か。
〈結城義晴〉