「今年の漢字」つまらん! とUSP研究所「望年会」の河豚とひれ酒
本格的な寒波到来。
6年ぶりにラニーニャ現象が発生し、
この冬は平年よりも寒さが厳しくなる。
「ラニーニャ現象」とは、
太平洋東部の赤道付近の海域で、
海水面の温度が平年よりも低くなる現象。
「エルニーニョ現象」の逆の現象。
Weekly商人舎、
2週間天気予報の常盤勝美さん。
「上空には、この時期としては、
第一級の寒波がやってくる」
しかし、寒くなれば、
吹雪などの影響が出ない限り、
商品はよく売れる。
さて、毎年恒例の「今年の漢字」
日本漢字能力検定協会の調査・発表。
「北」と決まった。
15万3594票の応募。
「北」は最多の7104票。
たった4.63%。
京都・清水寺の森清範(せいはん)貫主が、
これも恒例の大きな墨文字を書き上げた。
「北朝鮮による脅威」
「九州北部豪雨による被害」
「天候不順による北海道産ジャガイモ不足」
「北海道日本ハムファイターズ大谷翔平のエンゼルス移籍」
「早稲田実業高・清宮幸太郎の入団」
「競馬のキタサンブラックの活躍」
理由なそんなことらしい。
しかし、つまらん。
2位は「政」、3位は「不」、4位は「核」。
国民の意識はばらばらだということか。
それに対して、
三人の政治家の「今年の漢字」。
新聞各紙が報じた。
安倍晋三首相は、
「挑」を選んだ。
「この国難に挑むために、
衆院選に挑んだ年でもあった」。
我田引水。
菅義偉官房長官は、
「強いて選ぶなら安全安心の『安』だ」
これは希望・願望で、
ちょっと趣旨を理解していない。
立憲民主党の枝野幸男代表は、
「立」を挙げた。
「立憲民主党の『立』」で、
「多くの皆さんから『枝野立て』と
背中を押していただいた」
これも自分のこと。
北も、挑も、安も、立も、
今年の全体を表してはいないように思う。
では、何か、といえば。
わからん。
さて今日は1日、横浜商人舎オフィス。
ランチは「Spice Garden」。
歩いて3分のインドカレー店。
サラダとナン、そしてカレー。
私はラムカレーを選んだ。
最後はマンゴーラッシー。
編集スタッフの鈴木綾子は、
ナスとチキンのカレー。
満足のランチで、
その後、原稿を1本書き上げた。
夕方には、東京の築地「天竹」へ。
明治創業のフグの名店。
毎年恒例のUSP研究所「望年会」。
USPは「ユニバーサル・シェル・プログラミング」の略。
オープンソースのOS「Linux」を駆使して、
流通情報システムを構築するIT企業。
代表取締役所長は當仲寛哲さん。
創業14年目を迎えて、
ポルトガルとカナダに、
関連会社を設立。
全館借り切って130人が参集。
大「望年会」。
今年は7月20日に、
[2017特別セミナー]を開催した。
「小売業の情報技術革新」
大久保恒夫・當仲寛哲・結城義晴、
世界潮流からマネジメント活用までを語りつくす。
そして語りつくした。
當仲さんの言葉。
「小売業にとって、
データは宝物です。
今日のデータを見れば、
明日の商売が見える」
「大切なのはデータであり、
プログラムではない。
プログラムは書き直すことができる。
データは消えたら復旧できない」。
「あなたの会社の情報システムは、
どこまで遡ってデータを蓄積できるか?」
蓄積したすべてのデータを整理する。
①いつ
②どこで
③だれが
④なにを
⑤いくらで
⑥どうした
そのためのシステムの三要素。
やすい・はやい・やわらかい。
しかし今宵、
當仲寛哲自身は、
ロンドンにいた。
スカイプであいさつ。
国際的なITアワードにノミネートされ、
急遽、ロンドンに飛んだ。
タキシードに蝶ネクタイ。
50歳になった天才。
頑張れ。
フグとひれ酒を堪能して、お開き。
村上篤三郎さん、白鳥和生さん、
和田光誉さん、小林泰清さん。
その後、二次会は銀座。
クラブ順子のあるビル。
森夢林(しむりん)。
到着したら、
(株)ケノス代表取締役の小林さんは、
今日が誕生日だと分かった。
71歳。
クラッカーを鳴らしてお祝い。
四国の宇和島出身の森初江ママと、
カラオケを歌って、楽しんだ。
ことしの望年会も二次会も、
来年に思いを馳せて、
良い年の到来を望んだ。
一年の思ひ持ち寄り忘年会〈岩本幸子〉
〈結城義晴〉