13日金曜日の流通SuperNews[決算記事]とFacebookの「陳謝」
13日の金曜日。
欧米のアメリカ、イギリスなど英語圏の国々、
さらにフランス、ドイツで不吉な日とされる。
「イエス・キリストが磔刑につけられた日」
この日が13日の金曜日だったとされる。
「磔刑」は「たっけい」と読んで、
はりつけ(磔)の刑に処されること。
しかしそれは史実には反するようだ。
ベラスケスのこんな絵画もあるけれど。
欧米のホテルやビルには、
13階がない。
12階の次は14階が普通。
13階が忌まわしい数字だからだ。
なぜかは、定かではない。
まず13という数字そのものが、
忌(い)み数(かず)であること。
それから金曜日自体が、
不吉であるとされたこと。
だから13日の金曜日は、
不吉であるとされる。
昨日のこのブログのお詫び。
昨日の商人舎流通SuperNews。
ローソンnews|
6573億円4%増/11%減益/チェーン売上高2兆円超
この記事へのブログ上のコメントとして、
以下のように書いた。
「ただし成城石井がちょっと不振。
心配だ。頑張ってほしい」
すると大久保恒夫さんから、
すぐにメールが入った。
「成城石井は前期14カ月決算だったのを、
決算期変更で12カ月決算になって
そのための利益減少です。
同期間では大幅増益で、
好調を維持しています」
大久保さんはご存知、元成城石井社長。
同社をV字改革させた功労者。
その後、セブン&アイ・ホールディングスへ、
そしてセブン&アイ・フードシステムズ社長。
昨年、同社を退任して、
現在、(株)リテイルサイエンス社長。
まだまだ成城石井に愛着がある。
私のブログにすぐさま反応してくれた。
ありがとうございました。
言い訳になるけれど、
ローソンの決算短信には次の表記がある。
「これらの結果、
成城石井事業の営業総収入は、
819億57百万円(前期比4.5%減)、
セグメント利益は、
68億54百万円(同0.8%減)となりました」
「決算期変更」の記述はない。
お詫びして、訂正します。
成城石井、大幅増益。
もっと頑張れ!!
今日の商人舎流通SuperNewsにも、
[決算]記事は8本で15社。
スーパーマーケット業態は9社。
マックスバリュnews|
6社1兆円グループの2018年2月期決算/オール減益
イオンのスーパーマーケット6社。
合わせると1兆円を超える。
昨日の決算記事は、
U.S.M.H.news|
年商6922億円1.1%増で業界トップ/マルエツ・カスミ好調
合計すると1兆7789億円。
この連結子会社以外にも、
(株)いなげや、(株)ベルク。
アコレ(株) 、イオンマーケット(株)、
(株)光洋 、(株)マルナカ、(株)山陽マルナカ、
マックスバリュ長野(株)、
マックスバリュ北陸(株)、
(株)レッドキャベツなど。
イオンはそのグループに、
日本唯一のナショナルチェーンをもつ。
ただし、記事のマックスバリュ6社は、
「オール減益」
アークスnews|
年商5139億円0.3%増・経常利益2.3%減/総店舗数336店
ヤマザワnews|
年商1143億円0.2%増・経常利益24.3%減の微増収減益
アークス、ヤマザワともに、
増収減益。
これが2018年2月期の、
日本のスーパーマーケットの営業傾向だ。
ホームセンター業態は3社。
DCMnews|
年商4435億円横ばい・経常利益2.7%減/商品分野別競争激化
ケーヨーnews|
年商1322億円10%減・経常利益11%増/DCMと商品統合進む
ケーヨーはいつ、DCMの傘下に入るのか。
現在も「DCMブランド」導入による商品統合と、
DCM棚割導入改装を進めている。
合計すると年商は5757億円で、
日本最大のホームセンターである。
ただし、売上げは減収または横ばい。
これが問題である。
拡大と膨張とは異なる。
亡き田島義博先生の声が聞こえる。
コーナンnews|
売上高3160億円・経常167億円の好決算/第2次中計策定
コーナンは好調を堅持している。
営業利益率5.5%、経常利益率5.3%。
ダイユー・リックnews|
ホームセンター&ペット事業統合で787億円24%増
ダイユーエイトとリックコーポレーション。
2009年3月に業務・資本提携を締結、
2016年1月に経営統合。
しかし増収減益。
ドラッグストアは業態全体が好調。
キリン堂news|
調剤伸長で1267億円8.8%増・経常42%増・純利益2倍増
キリン堂の営業利益は49.2%増、
経常利益は41.9%増、
純利益は103.4%増。
しかし、このトレンドが、
いつまでも続くわけではない。
そのときのための準備は必要だ。
それはユニークな企業、
ユニークな営業、
ユニークな組織文化をつくること。
毎日新聞巻頭コラム「余録」
最近はいい。
「ただより高いものはない」
本来の意味は、
「安物買いの銭失い」ではない。
「ただの物は返礼に苦労したり、
無理な頼みごとをされたり、
かえって高い代償を払う」
コラムはフェイスブックを話題にする。
創業者CEOマーク・ザッカーバーグ。
約8700万人の個人情報流出事件を起こした。
アメリカ議会で「私の過ちだ」と陳謝。
「性格診断アプリで収集した利用者の情報が、
不正流出し、米大統領選で
ロシアに利用された疑いも強い」
つまり「無料のサービス提供の代わりに、
個人情報を活用した広告で稼ぐ」
陳謝したが、この事業モデルは、
「大きく変えぬ構え」
これもユニークなビジネスモデルではある。
Facebook, Inc.
2004年創業、2012年NASDAQ上場。
カリフォルニア州メンロパークに本社をおく。
世界最大のSNS「Facebook」を運営。
月間アクティブユーザー数は20億人超。
海外ユーザーの比率は約85%。
私もその一人。
世界中に1万5000人の従業員。
2008年12期の売上高は2億7200万ドルだった。
1ドル100円換算で272億円。
2017年12期には406億5300万ドル、
4兆0653億円。
約150倍。
総資産は845億2400万ドル、
自己資本比率は88.0%。
しかし、ザッカーバーグに、
ウィンストン・チャーチルの言葉を贈ろう。
It is a fine thing to be honest,
but it is also very important to be right.
正直であることは立派なことだ、
しかし正しくあることも大事だ。
〈結城義晴〉