第14回MMSのS獲得者発表と中国が羨む日本の「中間層の人材」
昨夜のJAL083便で、
22時半過ぎに羽田空港国際線に到着。
帰ってみると横浜は秋空。
そして今日は素晴らしい秋晴れ。
透明さが上海とは異なる。
さて、恒例となった発表。
ミドルマネジメント研修会S獲得者。
Middle Management Seminarで、
略してMMS。
第14回MMSは、
9月18日~20日の3日間の開催。
開催期間の2回の理解度テストと、
開催後の課題レポート。
今回は2回のテストともに、
正答率が高かった。
問題が易しかったわけではない。
記述式設問に対しても、
自分なりの言葉で適切に回答していた。
受講者の学習態度とテスト成績の成果を、
高く評価したい。
その中で15名が、
SABCDの評価の中でSを獲得。
おめでとう。
㈱山星屋の鳥家誠さん。
広域関東事業部東京営業部営業課課長代理。
㈱いなげやの智田悠士さん。
店舗サポート部グロサリーSVグループスーパーバイザー。
㈱万代の日下幸生さん、
ドライグロサリー部チーフバイヤーマネジャー。
㈱平和堂 の大西力也さん、
フレンドマートグリーンヒル青山店店長。
㈱関西スーパーマーケット
前原淳さん。
人事G付チームリーダー。
㈱関西スーパーマーケット
山内学さん。
中央店デイリーチーフ。
㈱関西スーパーマーケット
福田朗さん。
広報秘書チームシニアスタッフ。
「すぐ役立つことは、
すぐに役立たなくなる」
元灘高校教頭の故橋本武先生の言葉。
みなさんが学んだことは、
ずっと役に立つ。
もちろん、すぐ役立つことには、
誰よりも早く対応する。
それは当たり前のことだ。
しかしずっと役に立つことは、
簡単には身につかない。
その橋頭堡となるものは、
学び取ったはずだ。
おめでとう。
さて上海の最新ショッピングセンター。
愛琴海購物公園購物中心。
このデザイン。
斬新さは世界トップ。
米国流ライフスタイルセンター。
スターバックス・リザーブは、
本拠シアトルのそれを超える。
もちろん逆に、
100年を経過する建物もある。
その中で、
S.Engine Coffee。
エス・エンジンコーヒー。
店内デザインが素晴らしい。
コーヒーとクロワッサンの店。
店内はゆったりしていて、
席数も少ない。
商売そのものがシンプルで、
販売アイテムもリミテッド。
2階のテーブル席。
4年前、2年前までは、
「後進の先進性」と表現してきた。
しかしそれは当てはまらない。
それどころか日本をしのぐものさえある。
人口が多く、国土が広く、
GDPが巨大であるだけではない。
イノベーションとそのスピード。
2年のうちにこれだけの変化。
感銘を受けた。
しかし日経ビジネス「今日の名言」
先週火曜日10月23日の名言。
丹羽宇一郎さん登場。
伊藤忠商事元会長にして元中国大使。
日本には、まだ、
中国が決して
勝てないものがある。
それは、優れた
「中間層」の人材だ。
中国大使を経験しているだけあって、
丹羽さんは中国に人脈を築く。
「中国のリーダーたちが今、
日本から学びたいと思っているのは、
日本の中間層が持つ誠実さや
チームプレーを重視する”文化”だ」
ミドルマネジメントの誠実さ。
チームマネジメントの組織文化。
「中国は基本的に個人主義が根強く、
企業内でも業界内でも
チームプレーを重視しよう
という発想に欠けている。
何かをしようというときに、
グループでまとまるということが、
ほとんどない」
日本のミドルマネジメントは、
流通小売業を含めて、
誠実でインテグリティ。
そして和を以って貴しと為す。
商人舎ミドルマネジメント研修生たちも、
その日本らしい強みを伸ばしてほしい。
〈結城義晴〉