Organic体験記in Hawaii/Wholefoods⇒Kahuku Farms
Everybody! Good Monday!
[2018vol47]
2018年第47週。
11月の第4週。
その今週木曜日は、
ここ、アメリカでは、
サンクスギビングデー。
年間最大のお祭りの一つ、感謝祭。
だから一昨日の土曜日から、
今週日曜日まで休暇の人もいる。
日本における年末年始休暇にあたる。
そして木曜日の次の日が、
ブラックフライデー。
来週月曜日がサイバーマンデー。
そのあたりのことは、
月曜朝一・2週間販促企画。
イオンのブラックフライデーは、
今年も盛大に展開される。
それにつられて、
日本の流通業界も、
ブラックフライデー一色。
さて日本を旅立って11日目。
ハワイのオアフ島。
今日はそのハワイのオーガニックを勉強。
まずは半年前にオープンした店。
ホールフーズ・クイーン店。
昨年8月28日にアマゾンに買収されて、
ちょっと戸惑いを見せていた。
しかしこの店で完全復活を予感させる。
裏側の出入口も格好いい。
店長のアナリーさんが、
丁寧に店内ツアーをやってくれた。
メモを取りつつ熱心に勉強する団員。
ビギナーズコースのメンバーは、
とにかく熱心で素直だ。
説明を聞くだけの内容が、
ホールフーズにはいくらでもある。
5ステップ・ウェルフェア・レーティングを、
真剣そのもので聞く。
チーズ売場のレクチャー。
アナリーさんも熱を入れて話してくれた。
15年のキャリアの店長さん。
入口を入ると自慢の青果部門。
ハワイの「ローカル」商品満載で、
世界最高峰のオーガニック売場だ。
振り向くとジュースバー。
天井からは特別な意匠が施されている。
この店のデザインは秀逸。
トマトの赤が売場全体のアクセントになっている。
バナナ売場はオーソドックス。
青果部門にバルク売場が併設されている。
Grow itの文字が効いている。
青果からミート部門を臨む。
その対面の精肉、鮮魚部門。
ホールフーズはシーフードから、
ミートへと売場をつなげる。
健康志向対応だから、
魚から肉へである。
そのミート部門には厳選された肉が並ぶ。
そのミート部門は5段階評価が表示され、
枝肉からの処理がシースルーで見える。
ミートからデアリーへ。
そしてワインからベーカリーへ。
ワインとリカー売場は美しい。
クラフトビールは、
リーチインケースで冷やして売る。
このプレゼンテーション。
ワインからチーズへの連結は、
ホールフーズの特長。
そしてデリカテッセンの広大な売場。
対面のデリ売場も美しい。
ベーカリーの最後にクッキー売場。
絶妙の配置だ。
店舗中央にはリーチインケースの冷凍食品売場。
そして中央にもう一つ、
ホールボディ売場。
ヘルス&ビューティーケア。
チェックスタンドも美しい。
デザイン性の秀逸さは、
この店の特長だ。
銀行方式のエクスプレスレーンを、
ずらりとそろえた。
ホールフーズが回復に向かっている。
そしてハワイという土地柄が、
店舗デザイナーたちに、
凄い刺激を与えた。
その結果がこの美しい店となった。
この店の1階にはコーヒーショップがある。
その横にくつろぎのスペース。
2階に上がる天井のデザイン。
2階にはビールバー。
そして外光と水色のテーブルが、
なんとも言えない雰囲気をつくる。
さらにホールフーズ初の、
Shopping Bagのブランドショップ。
3店のポップアップショップが入る。
これがまた新しい機能だ。
2階から見下ろした景色も素晴らしい。
アナリーさんを囲んで、
感謝のポーズ。
つづいて、
ダウン・トゥ・アース。
地元のナチュラルスーパーマーケット。
入口を入ると、
すぐに対面のカフェコーナー。
光が差し込むイートインスペース。
気持ちいい。
インストアベーカリーとサンドイッチ。
藁屋根がハワイらしい。
そしてセルフデリ・コーナー。
量り売りのサラダやデリのバー。
レジは店舗の一番奥にあり、
こちら側にもう一つの出入口がある。
ダウン・トゥ・アースのスーパーストア。
ハワイの自然食品店が大型化された新店。
それを「スーパーストア」という。
街の自然食品店から、
大型スーパーマーケットへの過渡期。
20数年前のホールフーズの店。
そのホールフーズが2007年に、
12億ドルで買収したワイルドオーツの店。
私はそんな自然食品店を、
思い浮かべた。
それから1時間余り専用バスを走らせ、
一路、オアフ島北端のノースショアへ。
もともとはサトウキビ農場だったが、
オーガニック農園に変わって、
農園見学ツアーを実施している。
はじめにオーナーから、
農園の苦難の歴史と、
今、栽培している野菜・果物の説明。
現在はホールフーズにも、
商品を供給している。
ツアー途中では、
栽培に成功したアサイーの実を、
もいで食べさせてくれた。
バナナの木々。
1本の木に花が咲き、
実がなると、その木は伐採される。
意外に手間暇がかかる。
見学ツアーの農園は6ヘクタールほど。
その途中に、ジャムなどの加工場がある。
ランチメニューは、
手づくりのナス&ズッキーニのサンド。
そして3種のフルーツのスムージー。
暑い日のスムージーは、
フレッシュで甘くて美味だった。
最後にオーナーとポーズ。
カイリー・マツダ・ラムさん。
ホールフーズもダウン・トゥ・アースも、
ローカルのオーガニック生産者に、
根底から支えられている。
オーガニック産業は生産機能が基盤にある。
そのことを実感させられたものだ。
では、みなさん、
勤労感謝の日と、
ブラックフライデーに向けて、
Good Monday!
(つづきます)
〈結城義晴〉