横浜大口の闘い[ライフvsMEGAドンキUNY]の棲み分け
正月早々、咳が出る。
火曜日からシアトルへ。
海外出張を控えているというのに。
休養し、早期の回復を図ると、
私の場合、すぐに治る。
昨日は横浜商人舎オフィスを、
名古屋文彦さん(写真左)が訪ねてくれた。
門脇裕司さんを伴って。
名古屋さんは、
立教大学院ビジネスデザイン研究科修了。
教授時代の結城ゼミ第1期生のゼミ長。
そして結城ゼミOB/OG会会長。
その名古屋さんは現在、
㈱ユニマットキャラバン社長付。
日本マクドナルドから、
セブン&アイ・フードシステムズへ。
いずれも最後はコーヒー事業を担当し、
現在は横浜キャラバンコーヒー。
門脇さんは北海道のセコマから、
デイモンワールドワイドインクへ、
そしてイオントップバリュ㈱から、
このたびユニマットキャラバンへ。
プライベートブランドの体系や、
ライフスタイルブランドの開発。
そんなレクチャーをした。
いい仕事をして、
社会に貢献してほしいと思う。
今日は夕方、横浜の大口へ。
ライフ大口店。
昨年11月19日の商人舎流通Supernews。
ライフnews|
ライフ大口店(2層747坪)刷新/食強化でドンキ対策
MEGAドンキ・ユニー大口店。
道路を挟んで直接競合。
今年の年賀状。
岩崎高治さんから手書きのメッセージ。
「大口店、よろしくお願いします」
もちろん㈱ライフコーポレーション社長。
岩崎さんから頼まれたからではないけれど
成人の日がらみの三連休の初日。
両店を訪れた。
ライフの入り口は花売場。
プロデュース部門も美しい。
魚屋の寿司「うを鮨」。
1780円。
土曜日の夕方6時過ぎだが、
氷雨の影響もあって客数は多くはない。
しかし売場は上手にコントロールして、
早めの見切りを展開。
一方のMEGAドンキUNY。
地下1階食品売場に降りると、
青果部門の客数はまばら。
鮮魚から精肉部門も、
やはり客数は少ない。
しかし惣菜部門には顧客が群がる。
グロサリーのゴンドラアイル内にも、
集客の仕掛けをしている。
ライフは入口の惣菜と花、
それから青果、インストアベーカリー、
対面の鮮魚コーナーや精肉の店。
米国でいうペリシャブルス型とすれば、
ドンキUNYは惣菜とグロサリー強化。
客層も大きく分かれて、
棲み分けが進んでいる。
顧客の服装や雰囲気、
購入商品を見ればわかる。
MEGAドンキUNYのフォーマット転換は、
同社・同グループに対して、
収益性回復モデルをもたらした。
ライフはそれに対する競争戦略において、
一定の成果を挙げたと見ていいだろう。
結局、私たちはライフで買物。
その中にマッシュルームがあった。
実家に帰って来ていた長男が、
アヒージョをつくってくれた。
風邪気味の体調が回復した気がした。
有り難い。
沖縄タイムズの巻頭コラム、
「大弦小弦」
「子どもが風邪をひくと、
庭先のフーチバーを摘んで黒糖を混ぜ、
練り込んで食べさせた。
しぼったシークヮーサーに
黒糖を混ぜて飲むもよし。
田んぼにいるカエルの素揚げや
タニシは滋養となった」
沖縄県中部地区で生まれ育った80代女性、
医療現場で長く働いた人の言。
「かつての暮らしには、
薬や医療に頼らない知恵があふれていた」
厚生労働省の昨日11日の発表。
インフルエンザ流行の最新調査結果。
昨年12月31日~今年1月6日の1週間。
推計約58.6万人の患者が医療機関で受診。
去年の秋口からの累計受診患者数は、
およそ165万人という結果。
インフルエンザの流行シーズンに入った。
「沖縄県全域に注意報が出され、
那覇市では警報レベルに達した」
新学期が始まって、
学校での感染拡大が懸念される。
1週間後には大学入試センター試験。
「ワクチン接種や手洗い、うがいなど
自らの身を守る力を備えたい」
コラムニストは溝井洋輔さん。
「発熱だけで食欲もあって
脱水症状もなくて意識状態も良ければ
救急受診せずに自宅療養の方が
良いこともある」
私の場合は、咳だけだが。
「インフルエンザが流行する今こそ、
自宅で見守る力”おばあちゃんの知恵”
の出番である」
同感しつつ、
アヒージョを食べて温まろう。
〈結城義晴〉