恵方巻の次は「初午いなり寿司」とバレンタインデー
Everybody! Good Monday!
[2019vol5]
立春です。
2019年第6週。
2月第2週。
横浜は昨日の節分、今日の立春と、
二十四節気の暦にふさわしい陽気だ。
春が立つ。
しかし北海道の札幌では、
今日から大通公園で、
雪まつり開幕。
2月11日まで、
雪像や氷像194基が並ぶ。
立春と言いながら、
北海道では雪まつり。
それが日本の良さです。
その北海道にもやってくる。
中国は明日から、
「春節」の大型連休。
今日の大晦日から10日まで休みだ。
驚くなかれ中国では、
期間中に延べ29億9000万人が移動する。
700万人が海外を訪問する。
その中国人の渡航先第1位はタイ、
第2位が日本。
中国以外の国にも旧正月の連休があって、
東アジアの人口大移動が起こる。
商売にも大きく影響する。
一方、アメリカでは、
スーパーボウルが行われた。
今年のフットボール王座決定戦の場は、
ジョージア州アトランタ。
ニューイングランド・ペイトリオッツが、
ロサンゼルス・ラムズを破って優勝。
東海岸のペイトリオッツ、
西海岸のラムズ。
大いに盛り上がった。
しかし東のニューイングランドが勝利。
NFL最多タイの6度目の王座獲得で、
ボストンを中心とする北東部6州が沸いた。
アメリカではスーパーボウルが、
日本の立春のようなものだが、
カナダと国境を接する北部は、
いまだ歴史的な厳寒の中にある。
私は今週土曜日から、
ニューヨークを訪問するが、
ちょっと心配するほどだ。
日本では立春のあと、
花粉症の季節が到来。
月刊商人舎webコンテンツ。
月曜朝一・2週間販促企画。
その花粉症対策の「早仕掛け」を提案する。
日本気象協会の2019年花粉飛散の予想。
スギ花粉のピークは、
福岡が2月下旬から3月上旬、
広島・大阪では3月上旬、
高松・名古屋では3月上旬から中旬、
東京のピークは3月上旬から4月上旬。
金沢と仙台では3月中旬から下旬。
スギ花粉のピークが過ぎると、
ヒノキ花粉の時期に入る。
商売に関しては、
恵方巻商戦が終わると、
2月14日(木)のバレンタインデー商戦。
しかし忘れないでほしいことがある。
2月11日(月)は建国記念の日だが、
「初午いなりの日」でもある。
「初午」は「はつうま」。
2月最初の午の日のことで、
稲荷神社で五穀豊穣願いの祭りが行われる。
稲荷神社の「お使い」はキツネだが、
そのキツネの好物が「油揚げ」。
だから初午に稲荷寿司を食べると、
福がやってくる。
2月3日の恵方巻の太巻に続いて、
2月11日の「初午の稲荷寿司」。
恵方巻ほどではないにしろ、
小さく仕掛けていくべきだろう。
もちろん売場では、
しっかり「由来」をお伝えして。
さて今週の私のスケジュール。
月刊商人舎2月号の入稿業務。
明日までずれ込んでしまう。
今月はこれです。
しかしその明日から、
アポイントや会議が目白押し。
よろしくお願いします。
なお、明後日の6日には、
ライフ桜新町店がオープン。
先週の商人舎流通Supernewsで報じた。
ライフnews|
1086坪最新旗艦店の桜新町店2/6オープン
㈱ライフコーポレーションの
第6次中期計画では、
「ライフらしさ」が標榜されている。
月刊商人舎1月号の記事は、
ライフとヤオコー「品格の経営戦略」
岩崎高治の「ライフらしさ」と川野澄人の「ヤオコーウェイ」
この桜新町店は、
そのライフらしさを具現化する旗艦店だ。
同社270店目の店舗で、
1086坪の2フロア。
商業統計や経済統計で分類される、
「中型総合スーパー」は今や絶滅状態だ。
しかし、どっこい、
それをうまくやっている企業がある。
ドンキとライフだ。
そのライフの旗艦店。
これも現在、絶好調のサミットの、
ドミナントの真ん中に出店。
おもしろい競争が展開される。
両者の競争は、
意外に思われるかもしれないけれど、
「激烈な価格競争」だったりして。
ライフの旗艦店新店と、
そのサミットとの激闘を通じて、
本当のリ・エンジニアリングを学びたい。
鈴木哲男著『流通RE戦略』
EC時代の店舗と売場を科学する
1800円(本体)+税。
ISBNコード ISBN978-4-9910649-0-6
ご注文は商人舎へ。
FAXでのご注文:ご注文はコチラから
Emailでのご注文:info@shoninsha.co.jp
アマゾンからも毎日、注文が来る。
勉強しつつ、
今週も、精進したい。
最後に、今年の商人舎標語。
「リスクを冒せ。」
4月末日、今上天皇が退位され、上皇へ。
翌5月1日、徳仁皇太子が天皇に即位し、
新元号が始まる。
新しい時代がやってくる。
この新天皇の即位に伴って、
4月27日から5月6日までが、
10日間の超大型連休になる。
新しい価値観と生活スタイルが生まれる。
6月にはフランスで、
FIFA女子ワールドカップが開催される。
9月20日には日本で、
ラグビーワールドカップが開幕する。
そして10月1日、
消費税率が10%に引き上げられ、
残念ながら軽減税率が導入される。
幼児教育・保育も一部無償化される。
翌2020年7月24日から8月9日まで、
東京オリンピックが開催される。
続いて8月25日から9月6日まで、
パラリンピックが開かれる。
日本社会は大きく変容していく。
消費も商売も商品も店も大きく変質する。
想像を絶するスピードで変革されていく。
背景には世界的なポピュリズムの進行もある。
時代が大きく変わるときに、
仕事にも経営にも求められるものがある。
それはリスクを恐れないことだ。
リスクを冒すことである。
「経済活動とは、現在の資源を未来に、
すなわち不確実な期待に賭けることである。
経済活動の本質とは、
リスクを冒すことである」
このピーター・ドラッカーの言葉は、
大きく変貌を遂げる2019年に、
心と頭と体に自覚させておかねばならない。
――リスクを冒せ。
では、今週も、
Good Mnday!
〈結城義晴〉