ライフ岩崎高治の戦略と元町「ハマトラ」の往ぬる・逃げる・去る
Everybody! Good Monday!
[2019vol8]
2019年第9週。
しかし第2週から始めたGood Monday!は、
第8回目。
今年1年はちょっと面倒だ。
すみません。
一昨日のブログとフェイスブックで、
福島在住の詩人を紹介した。
和合亮一さん。
早速、その和合さんが、
私のフェイスブックをシェアしてくれて、
ご挨拶のメールが来た。
短い言葉をやり取りして、
機会があったら、
お会いしましょうということになった。
大反響を呼んだ詩集『詩の礫(つぶて)』
2011年3月16日21時23分の、
東日本大震災被災後最初の詩作から、
1分ごとに、あるいは2分おきに、
そして3分、5分過ぎたら、つぶやく。
5月25日の決着まで。
言葉の礫。
詩の礫。
すごい。
私も同じころ、毎日ブログを書いていた。
「東北関東大津波大地震へのメッセージ」
3月11日から5月13日まで。
それから2016年の詩集。
『昨日ヨリモ優シクナリタイ』
「僕の心には
いつも夕焼けがある」
とてもいい。
さて今週は2月最終週。
一月、往ぬる。
二月、逃げる。
逃げていく2月。
ニューヨークに11日間いたから、
余計に早く感じられる。
そして今週金曜日から3月。
その新しい月も、
三月、去る。
あわただしい。
今日は朝から、東京・秋葉原。
㈱ライフコーポレーション。
本部で岩崎高治さんに会う。
代表取締役社長。
週明けの午前中、
ひどく忙しかっただろうが、
丁寧に応対してくれた。
心から感謝したい。
詳細は月刊商人舎3月号。
岩崎さんはどんな質問にも、
よく考えてから答えてくれる。
それが実にいい。
ふつうのメディアは、
あまり聞かない戦略をインタビューした。
なんというか、反骨の戦略。
それから横浜に戻って、元町。
ドン・キホーテ元町店が見える。
この上に港の見える丘公園。
月曜日ののどかな街並み。
そして横浜元町。
その入り口。
1976年には「ハマトラ」と呼ばれて、
独自のファッションを生み出した。
「横浜トラディショナル」の略。
現在は横浜元町ショッピングストリート。
ハマトラのデザインやイメージの、
小洒落た商店街となっている。
しかし、この店は移転のため、
「閉店SALE」。
ラべルヴィー。
私は中学や高校のころ、
友達の家があって、よく訪れた。
私の好きなeccoのショップもある。
元町ユニオン。
創業は1958年で輸入品など、
特徴的な品揃えの店だ。
様々な資本の元で、
ブランドだけは残ったが、
2013年、京急ストアに統合されている。
伝統のキャラバンコーヒーもある。
そしてビオセボン。
横浜元町店は昨年12月14日オープン。
商人舎流通Supernews。
ビオセボンnews|
8店目の横浜元町店12/14オープン/2層・イートンイン18席
もう8号店で、
1号店 麻布十番店
2号店 中目黒店
3号店 外苑西通り店
4号店 新百合ヶ丘店
5号店 碑文谷店イオンスタイル碑文谷別館1階
6号店 東武池袋店東武百貨店池袋店プラザ館地下2階
7号店 赤坂店
3月1日には35歳の若い新社長が誕生する。
イオンnews|
ビオセボン・ジャポン社長に岡田尚也営業部長が昇格
岡田尚也新社長は、
イオン社長の岡田元也さんの長男。
コンパクトな2層の店づくりで、
フランスやイタリアの店に近づいて、
ローコストオペレーション。
まだまだ商品開発はこれからだ。
2階にはイートイン18席がある。
そして元町のJR石川町駅側。
ここが私の同級生の家の染物屋だった。
伝統の横浜元町も、
閉店と開店が交互にやってきて、
新陳代謝が進む。
月曜日だったということもあるが、
シャッターを閉めた店も多い。
南の港側にはドン・キホーテの旗艦店。
商店街の真ん中あたりに、
京急資本となった伝統のユニオン。
そして北川出口近くに、
イオンのオーガニックストア「ビオセボン」。
三者三様のスーパーマーケット。
やがてこの横浜元町ストリートも、
「フード」中心の商業集積になるのだろうか。
そして「ハマトラ」はどこかへ、
「往ぬる、逃げる、去る」のかもしれない。
ライフの岩崎さんとの対話は、
この大きな流れの中で、
それに逆らうがごとき戦略のこと。
故サム・ウォルトンの「10ルール」
もちろんウォルマート創業者。
その最後の言葉は、
“Swim upstream.”
川上に向かって泳げ。
つまり世間の流れに逆流せよ。
エブリデーロープライスは、
世界中のハイ&ローへの、
徹底的な抵抗だった。
では、みなさん、
今週は、抵抗しよう、逆流しよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉