「複占の市場競争原理」を唱える。
2003年10月から11月への「20日〆行動日誌」
□日本にも2大政党時代来たるか。「複占の市場競争原理」を唱える私にとって、今回の衆議院総選挙の結果は、「我が意を得たり」の観ありでした。「寡占」は少数の競争者によって市場が占有されてしまう状態。「複占」は二者によって市場が占められてしまう状態。今、様々なマーケットが寡占から複占へと急激に移行しつつある。とはいっても、逆に、マーケット自体は急速に多様化しているので、表層的に見ると、混沌としているように写る。従って、商品カテゴリーや生活シーン、業態フォーマットやチェーンシステムはバラエティ豊かに発達しつつ、個々の分類の中身は複占化してゆく。政治もビジネスも。厳しい競争ながら、二者に残ればよい。残れなければ商売替え。ただしどんな場合にも「独占」は許されない
□10月から11月への20日〆行動日誌□10月21日朝、『コンビニ』拡大媒体会議。その後、本誌の編集長代理業務。22日、商業界主催トップマネジメントスクール巻頭スピーチ。その足で、羽田から熊本へ。夜、熊本同友会の面々と懇親会。23日朝、同友会の皆さんとともに、熊本からSAGE佐賀へバス移動。バスの中で、ダブリン&ロンドンを思い出しつつ、レクチャー。佐賀ではモラージュ佐賀を視察。その後イオン佐賀大和SC、および佐賀市内の中心商店街を訪問。郊外化とドーナツ現象を実感。夕方から、熊本同友会の出張例会で講演。佐賀の同友、福岡、宮崎の同友も集まってくださって、盛会。佐賀に商業界同友会が誕生しつつあります。翌24日早朝、佐賀から福岡空港経由で羽田へ。11時、南青山のペガサスビルで渥美俊一先生と2月ゼミナールの打ち合わせ。このとき「まっ正直商法」と「インテグリティ」のコンセプトがひらめいた。私、冴えてる。そのまま新幹線で新神戸へ。18時、甲南チケット社長の小林宏至さんの出版記念パーティ。「起業の鉄則」商業界刊。いい本です。この日は、佐賀から東京、神戸と動いた
□27日、恒例の部長会、編集長会議・新製品開発会議。夕方、面接試験の試験官。28日、軽井沢へ。商業界チューター会の下期研修会。万平ホテル。「竹風堂」竹村猛志エルダーの講演には感動。とても良い会合。夜中まで、若手の人々と懇談。翌日は、軽井沢周辺を視察。絶好の紅葉と抜けるような晴天に目が痛くなるくらい。30日、朝から役員会。午後、面接試験。2月ゼミ会議。夕方、磯見精祐さん来社。31日、役員会。夜、ダイエー土谷忠彦常務と一献□11月に入って、4日、久しぶりの休暇。しかし、喉が痛むので病院へ。5日、高崎から榛名湖畔へ。商業界関東山静ゼミへ。128人の少数精鋭ながら中身の濃い2日間。車座討論会は感動した。西端春枝さんの講話では泣いた。何度も泣いた。紅葉はここでも美しかった。帰りは竹久夢二記念館に寄った。7日、朝、出版合同会議。午後『販売革新』拡大媒体会議。完全作業をしましょう
□10日、商業界第1四半期業績報告会。夜、倉本初夫主幹、高岡真佐雄前社長と3人、表参道でトルコ料理。11日朝、リテールマネジメントスクールの巻頭スピーチ。午後、『食品商業』拡大媒体会議。その足で、長野へ。夜、長野同友会例会で講演。とても良い同友会。12日、長野から木曽路を抜けて、名古屋経由で新大阪へ。13時からオール日本スーパーマーケット協会の販売技術コンテスト審査委員会打ち合わせ。その後、天王寺の都ホテルで大西経済研究会講演会と懇親会。最終便で横浜へ。13日朝、東京神田。日本セルフサービス協会へ。増井徳太郎会長と面談。そのまま熱海へ。午後から2日間、アイダスグループ研修会。鈴木國朗さん、元気
□17日、昼、新宿センチュリーハイアット。『日本のスーパーマーケット50周年記念式典』。昼食の中華は、アイルランドのスーパークイン社長ファーガル・クインさん、イトーヨーカ堂名誉会長伊藤雅敏さんと同じテーブルで楽しく懇談。クインさんは先のダブリン訪問のときにお世話になった。このときクインさんの胸についていた『ブーメランの法則』に因んだブーメランのネクタイピンをプレゼントしていただいた。恐縮。私の宝です。クインさんの講演、伊藤さんとの対談。この記念式典はすべて良かった。増井会長、横山清副会長、ご苦労様でした。18日、『ファッション販売』『商業界』『コンビニ』拡大媒体会議。夜は、編集者の二宮護さんと一献。19日、飯能で「杉山ゼミ」。20日朝から臨時部長会。昼、大久保利春さん「お別れの会」。合掌。夜、ふるさとキャラバンの元気印ミュージカル鑑賞
□今月も飛び回った。紅葉とブーメランピンとミュージカルが、私を元気付けてくれた。感謝。<結城義晴>