新潟県中越地震「元気を出そう・元気を売ろう」
2004年10月~11月の「20日〆行動日誌」
□新潟県中越地震による被災と復旧、心からご支援します□
□10月20日早朝にパリから戻って、その日は全日食チェーン大会に出席。お台場のホテルメリディアン。翌朝から宇和島で開催されたペリカンクラブ総会に参加するつもりだったのですが、宇和島は欠席させてもらいました。ペリカンクラブというのは、全国にある90ほどの商業界同友会の一つ。外食・飲食店の業種別同友会にして最大の同友会。良い企業、良い店が揃っている。だから勉強熱心。この熱意を私も感じたかった。すみません。21日、『商業界』拡大媒体会議。22日、午前中、久しぶりの休息。9月、10月は忙しかった。
□と思っていたら、23日、新潟県中越地震。24日、新潟、長岡の同友会会員に連絡とって貰うものの、通じず。25日、恒例の部長会、編集長会議。及び第29回新製品開発会議。夕方、商業界ホームページに緊急メッセージ掲載。「このたびの新潟県中越地震に際して、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。不運にも被災された商業者の皆さん、一刻も早く立ち直って、地域のお客様のお役に立ってください。幸いにして被害の少なかった商業者の皆さん、全力を挙げて困っているお客様に奉仕してください。場合によっては、日ごろのライバル同士も協力し合ってください。こんなときにこそ、力を合わせて、『店が客のためにある』ことを示してください。お願いします。頑張ってください。合掌」。『食品商業』誌のメッセージ、『商業界』誌の交換メール、『販売革新』誌Publisher`s Voice の「元気を売ろう」はこの時に書いたものです。「元気を出そう、元気を売ろう」はしばらく私のキャッチフレーズになりそうです。26日、午後、『販売革新』拡大媒体会議。
□27日、JAL4874便で新潟空港へ。空港に新潟同友会会長の古舘邦彦さんに迎えていただいて、感謝。その日は、新潟市郊外の商業集積、ショッピングセンターを連続視察。イオン、イトーヨーカ堂、ムサシ、そしてユニー・アピタ。アピタの元気ぶりに感心。新潟市内は地震の影響少なし。ただし、昭和39年の新潟地震の経験もあって、町のここそこにその名残がある。古舘さんにご案内いただきながら、話は地震に及ぶ。28日も午前中、視察。古舘さんが社長をしている淺川園、大阪屋など、新潟同友会の仲間の店もたくさん見て、安心。みんな良くやっている。昼から、新潟同友会例会で講演。30人くらい集まってくれた。本来ならば、26日に長岡に入って、27日長岡同友会と日本惣菜協会の合同講演会で講義をして、28日に新潟同友会で講演の予定だった。それが地震のために、長岡は中止になり、新潟だけは何としても、中越地区への励ましも込めて、講演会を実行したかった。皆で、復旧を祈った。夕方、JAL4873便で帰京。29日、埼玉県飯能市で研修会。杉山ゼミの流れ。この夜から減量に取り組む。
□11月。1日、2日、役員会など社内会議をこなす。3日、文化の日。娘の学園祭で、女子校へ。4日、朝から社内向け第1四半期業績報告会。全社員に経営数値を公開して、現状を知ってもらうための会議。営業・製造部門の部長・編集長全員にスピーチしてもらって、収穫大。5日、各種講演レジュメ作成。
□8日、朝から『食品商業』拡大媒体会議。午後、出版合同会議と第30回新製品開発会議。その後、臨時部長会。夜、コンビニ編集長・梅澤聡、商業界編集長・工藤澄人と一献。9日、熱海へ。2日間、アイダスグループ研修会。9日は私の講演。「クリティカル・マス」や「トレーディング・アップ」といった最新の概念について思うところを披露。11日、午後、商業界商人大賞大久保利春賞選考委員会。法政大学教授の矢作敏行さん、ノンフィクションライターの小林照幸さんと私、工藤編集長とでディスカッション。良い内容。商人大賞は、2月発表。お楽しみに。夜はU37の会。12日、前静鉄ストア社長の新行内義春さんと評論家の磯見精祐さん来社、愛宕ヒルズで昼食。午後、第73回商業界ゼミナール運営委員長・宮下晃エルダー来社。来年の2月ゼミもいよいよ煮詰まってきました。ご期待ください。
□15日、鉢山町へ渥美俊一先生訪問。2月ゼミの打ち合わせ。最近の流通事情についてもディスカッション。いつも刺激的。16日、朝一番で佐賀へ。商業界九州連合同友会の会合。商業界九州ゼミナール大分大会の反省と佐賀同友会発足の集まり。私が記念講演。90人近くも集まってくれた。感謝。17日、博多周りで帰京。夜、商業界トップマネジメントスクールで講話。18日、商業界同友会五役会。夕方、『飲食店経営』拡大媒体会議。夜、商業界リテールマネジメントスクールで講話。19日、20日、富山県の立山へ。スーパーマーケットとボランタリーホールセラーを標榜するアルビスの講演会。本郷俊作社長とは20年来の仲。翌朝はアルビスの本部・センター、および最新の4店舗をご案内いただき、勉強になった。アルビスの安定経営はコンビニ並みのドミナントをスーパーマーケットで構築している点にあり。4日連続の講演や講話。聴いてくださった方々、ありがとう。感謝します。体重は2.5キロ減。これも感謝。
〈結城義晴〉